ラジオ講座、「まいにちフランス語」の受講メモの時間です。
きょうは7月24日放送の第48課。テーマは疑問副詞です。
「疑問副詞ってなに?」
いつ、どこ、なぜ、どうやって、どのぐらい、などと聞く単語です。
質問しているから疑問。
副詞は、いろんなことを説明する品詞です。
疑問副詞は副詞なので、いついかなるときにも形が変わらないし、それ一語だけでも使えるから、取り組みやすいですね。
それでは、さっそく復習にはいります。
よく使う疑問副詞
quand いつ
où どこ
pourquoi なぜ
comment どのように
combien どのぐらい
疑問副詞の使い方
その疑問副詞によって、文法的には正しくても、こんな言い方はあんまりしないな、というものがあります。出会ったら覚えておいて、よく出てくる形で使っていくのが無難です。
1.一語で
Pouquoi ?
なんで?
2.文末上げ調子の疑問文 語順はふつうの文で、最後に疑問副詞
Vous habitez où ?
どこにお住まいですか?
3.Est-ce que をつけた疑問文。文頭に疑問副詞
Comment est-ce que vous allez à la fac ?
どうやって大学に行きますか?
4.倒置の疑問文 疑問副詞が文頭でそのうしろが倒置(主語と動詞の場所が入れ替わる)
Pourquoi est-elle fatiguée ?
なぜ彼女はお疲れなの?
5.間接疑問文
Dis-moi quand tu reviens.
君がいつ戻るのか教えて。
※間接疑問文をまだ習っていないと思います。似た形が応用のダイヤローグ(後述)に出てきたので書いておきました。
疑問文の形がいろいろあるのは、そもそも疑問文を作るのに三つの作り方があるからです。
講座に出てきた例を使うと、
相手がいつフランスに出発するのか聞きたい場合、以下の三つの言い方が考えられます。上から、だんだん丁寧になって行きます。
Vous partez en France quand ?
Quand est-ce que vous partez en France ?
Quand partez-vous en France ?
est-ce queは疑問文の印なので、このあと倒置しません。est-ce queがないと、倒置します。
応用のダイヤローグ
Jusqu’à quand restez-vous en France ?
Je ne sais pas jusqu’à quand.
いつまでフランスにいますか?
いつまでかはわかりません。
jusqu’à quand いつまで
このように前置詞と疑問副詞がくっつけて、さらに詳しく質問することができます。
ほかの例:depuis quand いつから、d’où どこから
こういうのは聞き慣れないと、「?」となりますね。エリジオンするのもあるし。
Je ne sais pas 質問に使われた疑問副詞
は答えがわからないときに使える便利な表現。
Quand est-ce que tu viens ?
Je ne sais pas quand.
いつ来るの?
いつかわからへんて。
※単語メモ
基本ダイヤローグに
faire le difficile 注文が多い、文句ばかり言う
という熟語が出て来ました。
この熟語を知らなかったので、聞き取りできませんでした^^;ふつうの形だったらできたかもしれませんが、否定文というひねりが入っていたんですよね。
Il ne fait pas le difficile et mange de tout.
彼は文句を言わず、なんでも食べる。
このdifficileは名詞です。
☆ほかの記事はこちらから⇒ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その2(1課~47課)
疑問副詞が使えるといろいろ便利ですね。
今回の講座の最後に、8月からさらに加速するようなことを言われていました。
考えてみるとあと二ヶ月でこの講座も終わりですね。とりあえず、最後まで完走するようがんばりましょう。
来週(本放送では先週)は代名動詞ですね。では、次回のラジオ講座の受講メモをお楽しみに。
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