フランス語を始めたばかりの頃の続きです。学習を始めてから一ヶ月ぐらいして近所の本屋さんで辞書を買いました。
きょうはその辞書について書いた当時の日記をご紹介します。
フランス語の独学日記
2009年5月22日
最近、辞書を買った。どんな辞書がいいのかわからないので、コンパクトで引きやすく、見やすいもの、という基準で選んでみたのが、Oxford Learner’s French Dictionary (2008 edition)
裏表紙に Age11+とある。英国の中学生が初めてフランス語を習うときに最適な辞書であるようだ。
説明は簡潔で、例文もage appropriateとある。黒と青の二色刷りで目にやさしく、紙も厚めで、ひきやすいと思った。
中学生が使うことを考慮に入れて、ページの両端にアルファベットが印刷されていたり、重要な単語には鍵を逆さにしたようなマークがついている。
前半が仏英、後半が英仏。まんなかに40ページほどリファレンスのページがあり、手紙の書き方とか、トピックごとに集めた単語とか、動詞の活用がのっている。
近所の本屋で19ドル95セントだった。amazon.caやchaptersで買えばもう少し安いと思うが、39ドル*以上買わないと送料サービスにならないし、実物を見て買いたかったので実店舗で購入した。ペーパーバックの辞書としてはやや高いかもしれない。
使いやすくて気にいっているが、発音に関する記述がないのが難点だ。発音記号も何も書いてない。挫折せずにもう少し勉強が進んだら、発音記号や語法なども書いてある日仏辞書**を買うつもりでいる。
この辞書に収録されている言葉は本当に基本的なものばかり。英仏のほうの見出しをざっと見ていくとごくたまに固有名詞などで知らない単語があるだけで、あとはすべて見たことあるものだ。
たとえば、Aの項目で「これは知らないな」と思った単語はAdriatic Sea(アドリア海。推測はできたが)、Alsatian(アルザスの)、astrologer(占星術師。この単語はそれほど重要でもないと思ったけれど、日本人の感じ方かもしれない)、aubergine***(ナス、イギリス英語のようだ。北米でナスはeggplantというのだが、一般のスーパーではあまり見かけず、中華系のスーパーで購入できる。英国やフランスではナスがよく使われるのだろうか。)
このように今のところ英仏辞書の見出し語のみを英語のボキャビル用に活用中。フランス語のほうはまだ辞書をひくほど勉強はすすんでいないのだった。そのうちね、そのうち。
*2009年8月15日追記:この辞書のよいところは名詞の見出し語に定冠詞がついていることである。音読しながらボキャビルするのに使えそう。そんな日が来たら、という話だけど。
補足情報
*現在は25ドル以上です。
**この夏にプチ・ロワイヤル仏和辞典を買いました。私が持っているフランス語の辞書はこの二冊だけで、現在は主にプチ・ロワイヤルを使っています。
***このとき、aubergineという単語を知らなかったのです。後に、英語をしゃべる工藤静香がテーマの(古い?)テレビ番組のビデオをネットで見ました。番組で彼女がaubergineとしゃべっていました。
ネイティブの先生についてイギリス英語を習っているとおっしゃっていたと記憶しています。
「工藤静香に負けた・・・」と思いました。そして、このあとちょっと英単語のボキャビルを意識的にやっていた時期がありました。
英語のやや難しげな抽象的な単語はフランス語とそっくりです。今、英語のボキャビルをやると、たぶんもっと語彙が増やせそうな気がします。でもブログ書きで忙しいのでやりません。
今アマゾンを見たらこの辞書がありました。
毎年のように改訂版が出ています。こういうところが日本の辞書とちょっと違いますね。古いのも売ってますが、買うなら新しい版のほうがいいと思います。最新版はFree Online Support とあります。何をサポートしてくれるんでしょうか。
なんと、私が買ったときのほぼ半分の値段じゃありませんか!日本のアマゾンは送料無料だし、玄関まで届けてくれるし。
フランス語の勉強をしやすい時代になりました。
☆入門日記第4回はこちらから⇒初めて買った教材はラジオ講座のテキスト
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