毎週ひとつずつ「虎と小鳥のフランス日記」のバック・ナンバーを勉強しています。
きょうは「虎と小鳥のフランス日記」の記念すべき第1回のサンプルビデオをチェックします。
このビデオの撮影は初夏です。南半球にお住まいの方以外は、また、季節が逆行してしまいすみません。
では、サンプルビデオをごらんください。
★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。
スクリプトと和訳
C’est parti, on y va maintenant.
Alors, on commence par où, par là ?
Mais alors magnifique !
Ouais. Elle est croisée dans le dos.
J’étais sûre que…
Qu’est-ce t’en penses, euh…Jérémy ?
Ça c’est hyper français, d’être croisé dans le dos.
出発ね。行くわよ。
え~と、どっちから始める?こっちから?
わ~、素敵だわ!
うん。これ、背中でクロスするの。
(きっと似合うと)思ってた。
どう思う、ジェレミー?
これ、すごくフランス風ね。背中でクロスするのって。
私、おしまいのほう聞こえないですが、字幕に「フレンチね」
と書いてあるので、PDF見ながら書きました。
覚えておくとすぐ使える表現2つ
C’est parti. さあ、出発!
これは決まり文句です。
parti は partir (出発する)の過去分詞から派生した形容詞
「出発した、旅だった、始まった、開始された」という意味。
何か始める直前、直後に使えます。
新しいシリーズの始まりにふさわしい言葉ですね。
on y va maintenant 行くわよ。
これもc’est parti と同じような意味。
直訳は「そこに、今行きます。」⇒「行きましょう。」
出かけることをうながす言葉です。
「始めましょう」という意味にもなります。
va < aller(行く)
サンプルでは中が抜けているので前後関係がわかりませんが、
カミーユがヴァロンティーナにドレスをプレゼントし、
がそれを着たわけです。
きょうの登場人物
「虎と小鳥のフランス日記」にはレギュラーで登場する人物と準レギュラーで登場する人物がいます。といってもそんなに多くありません。
出てきた時に、チェックしていきます。
ヴァロンティーナ(赤いドレス)とカミーユ
Camille カミーユ
「虎と小鳥のフランス日記」のいわば主演女優。ニース出身で、歌手や女優の卵。
最近、いろんなところでライブをやっています。
実はこのエピソードの中でも、セーヌ川のそばのバーに、出演させてくれないか、交渉に行きます。
Valentina ヴァロンティーナ
カミーユの親友。
この回ではピアノの生徒として登場。この教材のビデオにに時々出てきます。
とてもおしゃれな方で私はわりと好きです。この人のフランス語の聞き取りは難しいです。
早口というのもあるけど、やはりこの人独自の話の展開のしかた、言葉の選び方というものがあり、それに慣れてないからだと思います。
Valentinaという名前はイタリア系、ロシア系、ルーマニア系の名前らしいのですが、彼女はイタリア系なのかなと思っています。
あとで、そう思わせるエピソードが2つありました。
ひとつは、114話フェリーニの話をしていたとき
⇒ヌーヴェル・ヴァーグ~「虎と小鳥のフランス日記」第114話
もうひとつは、
106話「ベラチャオ」の演奏の感想を述べていたとき
⇒「ベラチャオ」はチャウチャウの歌とチャウで
ベラチャオはイタリアのパルチザンの歌です。
考えてみると、このフランスのパリで撮影しているこの動画の中で、「このドレス、フランス風ね」と言ってるのも、外国人なのかな、と思わせますね。
いかがでしたか?
第1話から見ていきますので、途中から虎と小鳥のフランス日記で勉強している方などで「ここがよくわからないんだけど」といったご質問があれば、お気軽にお問い合わせからお寄せくださいね。記事の中で回答していこうと思っています。
次回は第1回のキーフレーズをチェックします。
この記事へのコメントはありません。