7/29放送分のラジオ講座の復習です。今回は49課、代名動詞です。
代名動詞・・・Google日本語入力で一発で変換できたことがありません。
「だいめいどうし」と読みます。実は、以前「だいどうめいし」と思い込んでいた時期がありました。
この言葉は代名詞+動詞 からできた言葉でしょうね。
この並びどおりに 代名詞と動詞がセットになっている動詞です。
それでは、復習に入りましょう。
代名動詞とは?
自分で自分にその動作をする動詞(主語が自分ではないと、他の人になりますが・・)
代名動詞の例 :se coucher(寝る)
se 代名詞
coucher 動詞
という2つの単語がいつもセットで出てきます。
辞書で、coucherをひくと、
coucher「~を寝かせる」の説明の次に
se coucher 代動 「寝る、横になる」というふうにのっています。
seという代名詞が受けているものを寝かせるのです。このseが自分なら「自分で、自分を寝かせる」⇒「寝る」となります。
フランス語では、「もう寝る」と言うとき、いちいち「私は、私をこれから寝かせます」と言うのですね。
まわりくどく見えますが、このように動詞の目的語をきっちり明らかにする言語なのです。
こういうところが精密で好きという人もいます。
例文:
Je me couche à six heures du soir.
私は夕方6時に寝ます。
動詞の目的語の代名詞は、動詞の前に置かれるので、こういう並びです。
この代名詞は主語に応じて形を変えます。
je – me
tu – te
il – se
elle – se
nous – nous
vous – vous
ils – se
elles – se
3人称は単数、複数、性別かかわらず« se » 不定法(辞書にのっている形)もこの形です。
代名動詞の活用
代名詞⇒主語に応じて形を変える
動詞部分⇒通常の動詞(代名詞とセットでないとき)と同じ活用をする
se coucher 現在形
je me couche
tu te couches
il se couche
nous nous couchons
vous vous couchez
ils se couchent
初めて聞くと、ヌヌクションとヌが続くので「ぬぬっ?」と驚きますが、これが正しい形です。
最初のnousが主語になっているnous、次のnousが動詞の目的語のnousです。
代名動詞の否定文は?
代名動詞を否定にするne・・・pasではさみます。
je ne me couche pas
tu ne te couches pas
il ne se couche pas
nous ne nous couchons pas
vous ne vous couchez pas
ils ne se couchent pas
今回のポイントは以上です。代名動詞の代名詞を再帰代名詞と呼びます。自分で投げかけた動作が、自分にまた帰ってくるってことです。
「帰ってくる」と書くと、時間がかかる感じがしますが、その瞬間に動作が及ぶので、帰るというより、じかに自分に投げつけてますね。
講座の基本ダイヤローグ
D’habitude, je me couche à six heures du soir.
Ah, bon ? Moi, je me lève vers six heures du soir.
スズメ:ぼくはふだん夕方6時に寝るよ。
ふくろう:あ、そうなんだ。私は、夕方6時ごろに起きるけど、
se lever 起きる
※補足 leverの活用は、アクサンがつきますので、活用を書いておきます。
こうした活用をする動詞についてはこちらに詳しくを書いています⇒仏検直前対策:アクサングラーヴに要注意 その1
je me lève
tu te lèves
il se lève
nous nous levons
vous vous levez
ils se lèvent
その他日常生活の動作を表す動詞に代名動詞が多いです。
se laver 洗う
se doucher シャワーをあびる
se maquiller 化粧する
se habiller 服を着る
se promener 散歩する
などなど。
いかがでしたか?
代名動詞を初めて見ると多少、違和感あると思います。
「ちょっと単語が多すぎやしない?」
とか。でも、いくつか覚えるとフランス語で日記を書くときに便利です。
明日も代名動詞です。お楽しみに。
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