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「街のクリスマス」・エディット・ピアフ:歌と訳詞

クリスマスの街角

毎日フランス語を勉強したい人へ⇒2017年版、フランス語学習用日めくりカレンダーのレビュー。

エディット・ピアフの«Le Noël De La Rue»(街のクリスマス)を紹介します。

この曲は、ストリートチルドレンのクリスマスの歌。rue は通り、道;街、街頭です。

貧しい子どもたちが、雪と風の中で、路上でクリスマスを迎えます。足元は裸足です。

顔をあげると、きらびやかなショーウインドウの向こうにある何だかきらきらしたものや、あたたかいお部屋の中でクリスマスを祝っている人たちが見えます。子どもたちは窓の外から見つめるだけ。

彼らにあるのは、夜空に輝く星だけです。

※YouTubeで見る方はこちらから⇒Le Noël De La Rue

それでは訳詞に挑戦!


Le Noël De La Rue (街のクリスマス)

Petit bonhomme où t’en vas-tu
Courant ainsi sur tes pieds nus
Je cours après le Paradis
Car c’est Noël à ce qu’on dit…

坊や、どこへ行くの
裸足でそんなふうに走って
僕は天国を追いかけてるの
だってクリスマスだから、みんなそう言うし

Le Noël de la rue
C’est la neige et le vent
Et le vent de la rue
Fait pleurer les enfants
La lumière et la joie
Sont derrière les vitrines
Ni pour toi, ni pour moi
C’est pour notre voisine

道端のクリスマス
それは雪と風
道に吹きすさぶ風が
子どもたちを泣かせる
光や喜び
それはショーウインドウの向こう側
あんたのためでもないし、私のためでもない
それは隣の人のため

ぼうや、楽しみなさい
見ながらね、見なさい
でもね、何もさわっちゃだめよ
遠くから眺めるだけ

道端のクリスマス
それは冬の寒さ
道端の子どもたちの
大きく見開いた目の中にある

顔を窓ガラスにくっつけて
子どもたちは皆、身を丸めている
聖母マリアが失くしてしまったであろう
幼子(おさなご)のように

道端のクリスマス
それは雪と風
道に吹きすさぶ風が
子どもたちを泣かせる
子どもたちは匂いをかぎながら行く
何も手に持たずに立ち去る
上を向いて探しながら
きらきら光る星を

ぼうや、もし星を見つけたら
歩いて、歩いて行くあいだに
それで小さな手を温めなさい
まっすぐ通りを歩きながら

道端のクリスマス
子どもたちの暮らす空で
眠っている星は
決して降りてくることはない

☆歌詞はこちら⇒Édith Piaf:Le Noël De La Rue Lyrics – LyricWikia – Wikia

単語メモ

coller à  ~にくっつく

vitres  窓ガラス

museau (pl.museaux) 人の顔、面(つら)、もともとは哺乳動物や魚の鼻面
museaux de bœuf  牛の頬、顎肉などを塩漬けにしたオードブル

faire le gros dos  身をかがめて非難に耐える;猫が背中を丸くする

aurais perdus  条件法過去
Ils sont blottis comme des Jésus
Que Sainte-Marie aurait perdus…

blotti  (blottirの過去分詞) 身を丸めた、身を寄せた

s’en aller  立ち去る

renifler  鼻で息を吸う、鼻水をすする

le nez en l’air  上をむいて

chauffer  あたためる

社会全体がまだ貧しかった1951年の歌です。

エディット・ピアフ (Edith Piaf )

エディット・ピアフ(1915年 – 1963年)はあまりにも有名なのでご存知の方も多いと思います。パリの下町ベルヴィル生まれのフランスの国民的歌手。

大道芸人のお父さんと、まだ10代のお母さんの間に生まれました。両親は彼女を養う経済的余裕がなかったので、親戚の間を点々とします。父方のおばあさんが売春宿を営んでいたので、ピアフは小さいときから娼婦などを目にしていました。ずっと孤独だったようです。

ピアフ自身、13歳から街角で歌って生活費を得ていたので、この歌で歌われるクリスマスは彼女が体験したものでもあったと思われmス。。


オリヴィア・ルイズの Le Noël De La Rue

2011年にミシェル・ルグランが発売したクリスマスのコンピレーション・アルバム、«Noël! Noël!! Noël!!!» で、オリヴィア・ルイズがこの曲をカバーしています。

ゆっくり歌っているので聞き取りやすいです。動画についてる字幕はスペイン語だと思います。

※YouTubeで見る方はこちらから⇒Le Noël de la rue. (Sub) Michel Legrand & Olivia Ruiz

この歌で歌われている世界は、マッチ売りの少女の世界と似ています⇒第6回『マッチ売りの少女』。星を追って歩く子どもたちは、まさか天に召されるという展開ではないでしょうね?1人でも多くの子どもたちが、幸せなホリデーシーズンを迎えられますように。

それでは次のクリスマスの記事をお楽しみに。







関連記事

  1. ピアフを紹介したくて訳詞を探してたどり着きました。リンク貼らせて頂いてます

    フランス事情って古い文化か近年の社会事情かほんとポツンポツンとしか触れてなくて、ここのようにコンスタントに触れられるサイトは貴重です

    単位落としかけたフランス語全然覚えてませんね。でも語学の授業で興味持ったのは良かったと思っています

      • フランス語愛好家
      • 2017年 1月 05日

      べんきょうなせんさま

      はじめまして。penです。
      コメントありがとうございます。

      リンクもありがとうございます。
      記事、拝見いたしました。

      日本も戦後に比べたら物質的にはすごく豊かになりましたね。

      でも、やはり精神的な豊かさがないと
      人は満足できないのでしょう。

      ブログにお越しいただき
      ありがとうございました。

      今後ともよろしくお願いいたします。

      pen

  2. ありがとう。また来ました

    ゲンズブール読んでみます

      • フランス語愛好家
      • 2017年 1月 09日

      べんきょうなせんさま

      こんにちは。penです。
      また来ていただいてうれしいです。

      何か、取り上げてほしい曲が
      ありましたら、リクエストしてください。

      訳せそうなものなら、訳します。

      今後ともよろしくお願いいたします。

      pen

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