2025年のフランスの新学年(ラントレ)の様子を伝える2分のニュースクリップを紹介します。
内容は
・制服を導入した学校
・スマホの利用について
トランスクリプション
Chic ! C’est la rentrée. Ou plutôt, c’est la rentrée qui est chic. Petit défilé pour ces écoliers de Limoges : ils viennent essayer leur tenue pour cette année scolaire, un peu différente.
C’est cette première année que je porte des uniformes. Et c’est tout nouveau. Moi, en vrai, je préférais plus mes habits, mais c’est pas grave. J’aime bien aussi ça.
Ils sont jolis. À l’intérieur, je suis à l’aise.
Polos, vestes, pantalons, bermudas et un jogging, l’établissement fait partie de ceux qui expérimentent le port obligatoire de l’uniforme. Comme ici, à Pont-Sainte-Maxence. La municipalité et l’État financent les habits, une bonne initiative pour ces parents.
Il y a des enfants qui se sentent un peu tristes par rapport aux autres. Moi, je trouve que c’est une bonne idée pour que tous les enfants se sentent en fait tous au même niveau, en fait. Habillés pareil, voilà, et puis il n’y a pas de différences.
Si l’uniforme arrive à l’école, en voilà un qui n’est plus le bienvenu au collège : le téléphone portable. Pourtant interdit en cours, il réapparaît souvent à la récré. Alors 200 collèges de France vont mener une expérimentation : le portable sera rangé dans un casier.
À Lorient, l’établissement de ces collégiens le fait depuis plusieurs années. Paul, qui entre en 4e6connaît bien la règle.
Soit on le garde chez nous, soit on le met dans le casier. Je m’occupe autrement on va dire. Moi, en vrai, ça va, parce qu’après moi je suis avec mes copains, du coup ça va.
Sa sœur Chloé a connu précédemment un établissement où les portables étaient autorisés dans la cour. Elle voit la différence.
Je suis plus concentrée en cours qu’avant, parce qu’ils sont dans le casier, donc c’est beaucoup moins tentant ou… Enfin, il y a beaucoup moins de personnes qui l’utilisent, alors qu’avant, on les voyait même dans la classe en train de les utiliser.
Le collège sans portable pourrait se généraliser à tous les établissements en janvier 2025.
☆トランスクリプションの引用元⇒7 jours sur la planète – Enseigner le français langue étrangère (FLE) avec l'actualité – Fiches pédagogiques gratuites
新学年・和訳
シック! 新学年です。むしろ、新学年そのものがシックです。
リモージュのこの学校では、ちょっとしたファッションショーが行われました。今年、制服を試すことになりました。いつもと少々違います。
-制服を着るはじめての年です。全部、新品です。本当を言うと、自分の服のほうが好きだけど、でも大丈夫。これも好きです。
-かわいいです。着心地がいいです。
ポロシャツ、ジャケット、ズボン、バミューダパンツ、そしてジャージ。
ここは、試験的に制服の着用を義務付けている学校の1つです。ポン=サント=マクサンスのこの学校も同じです。
自治体と国が制服にお金を出していますが、保護者にとってはいい取り組みです。
-他の子に比べると少し悲しそうな子たちもいますね。私は、これはとてもいいアイデアだと思います。子どもたち全員が同じ(生活)レベルだと感じられますから。同じ服を着れば違いがありませんものね。
学校に制服が到来した一方で、中学で歓迎されていないものもあります。スマホです。
授業中の使用は禁止されていますが、休み時間には姿を現すことがしばしばでした。
そこでフランスの200の中学で、試験的にスマホをロッカーにしまうことにしました。
ロリアンにある中学校では、数年前から同じ取り組みをしています。
4年生のポールは、このルールをよくわかっています。
-家に置いてくるか、ロッカーに入れるかのどちらかです。まあ、ほかのことをして過ごします。僕は平気です。友達と一緒だから大丈夫です。
ポールの姉のクロエは、以前は、校庭でスマホを使ってもいい学校に通っていて、今の学校との違いを感じています。
-前より授業に集中できるようになりました。スマホはロッカーの中だから、使いたい気持ちがずっと抑えられます。
前は授業中にスマホを使う子を見たけど、今は、ほとんど見かけません。
2025年の1月までに、すべての中学でスマホの禁止が行われるかもしれません。
新学年:関連動画~スマホの禁止
France : des collèges testent la “pause numérique”, une interdiction totale du téléphone portable(フランス:中学校が「デジタルのポーズ」を試す:スマホの完全な禁止)
フランスの200の中学が、スマホを終日ロッカーに入れておくルールを試験的に導入したことを伝えるニュースクリップです。
内容を簡単にまとめると:
1.子どもたちはおおむねスマホの禁止がいいことだと思っています。
スクリーンやSNSから離れることで、授業に集中でき、リアルの友達ともより交流できるようになったからです。
2.学校側も、スマホがないことで、授業や食事、交流に集中できるから、学生の幸福感が向上したとしています。
3.スマホが禁止されたので、オンライン上のいじめも減少。
4.無断で撮影される心配がなくなり、学生たちはより安心して学校生活を送れています。
5.100%ではないもののほとんどの学生が新しいルールを守っています。
中学生でも、スマホがあるとリアルの活動に支障をきたすことがわかっているのですね。
■新学年に関連するほかの記事もどうぞ
ラントレ:フランスで新学年開始。2017年の学校改革はこんな感じ。
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スマホの使用は習慣だから、慣れてしまえば使わなくても大丈夫になりますよね。
大人も、会社でスマホを使わずにいられたら、ストレスが減るでしょう。
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