毎週1つずつ見ている、「虎と小鳥」のバックナンバー。きょうは第52話の受講メモです。
この回はレ・アールにある図書館にカミーユが本を返しに行くエピソード。そして、新たに楽譜を借ります。
この図書館、音楽関係のもの専門の図書館兼資料館なのです。
サンプルビデオがあるのでごらん下さい。
一つ目のキーフレーズも入っています。
★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。
すごく大きなバッグを持っていましたね。
きょうのメニュー
ちょっと盛り込みすぎでしょうか^^;
今回のキーフレーズもすぐに使えるものばかりです。
それでは、復習、行ってみよう!
サンプル部分のスクリプトと和訳
Alors, comme tu peux voir j’ai un énorme sac… qui est rempli de bouquins. J’vais euh…j’vais aller les rendre à la bibliothèque. A la médiathèque musicale, plus exactement. Où je vais euh…prendre d’autre magnifiques partitions à la place.
さて、見てわかるように、私は大きなバッグを持っています。バッグの中は本でいっぱいなんです。これからその本を図書館に返しに行きます。もっと正確に言うとメディアテック・ミュージカルですが。そこで、代わりにすてきな楽譜を借ります。
partition 楽譜、譜面;楽曲
3つのキーフレーズ
~でいっぱい
これはサンプルでシチュエーションがわかりますね。
さて、見てわかるように、私は大きなバッグを持っています。バッグの中は本でいっぱいなんです。
Alors, comme tu peux voir j’ai un énorme sac… qui est rempli de bouquins.
知らない
カミーユが、自分のピアノの生徒のための楽譜を探しています。
シャーリー・ウィンストンのを探している、と言ったら、アントワーヌが
よく知らないな。
Je connais pas.
それだけ見つけられれば充分
カミーユはもう1つある楽譜を探しています。
あと、何を探しているんだっけ?それだけ見つかればもう充分なんだけど。
Euh…qu’est-ce que je cherche d’autre… Ce serait déjà pas mal si je trouvais ça.
キーフレーズの解説
être rempli(e) de + 無冠詞名詞
~で一杯の、満たされた
La salle est rempli de monde.
ホールは人でいっぱいです。
comme tu peux voir
あなたが見ることができるように⇒見てわかるように
un énorme sac qui est rempli de bouquins
関係代名詞 qui を使って、sac の説明をしています。
sac est rempli de bouquins ということ。
bouquin は 口語で「本」
je connais pas
「わかりません」と答えるとき、よく
Je ne sais pas. と言いますが、ここではアントワーヌは、そんなアーティスト、見たことも聞いたこともない、と、経験したことがないニュアンスで言っているので、connaître を使っています。
connaître は体験から知っている、見聞きしたことがある
savoir は 知識として知っている、それを知っていて使える、できる
という違いがあります。
je connais pas は否定のneが省略されています。
条件法現在
3つめのフレーズは条件法現在です。
Ce serait déjà pas mal si je trouvais ça.
直訳すると
それはよい状況になります、もし私がそれを見つけることができるのなら
⇒それを見つけられたら、もう充分なのに。
条件法の基本パターンは
si+主語+半過去, 主語+条件法現在
この表現はsi以下が後ろに来ています。
serait は être の条件法現在
trouvais は trouver の半過去
pas mal は 悪くない⇒良い
条件法現在についてはこちらをごらんください
⇒「まいにちフランス語」43:L65 条件法現在その1
きょうの豆知識~メディアテック・ミュージカル
Médiathèque Musicale はパリの1区、フォーラム・デ・アール Forum des Halles というショッピングセンターの中にあります。
正確な名前はMédiathèque Musicale de Paris (MMP)です。
音楽関連のもの専門の図書館です。
サイトはこちら⇒Médiathèque musicale de Paris – depuis 1986
市の図書館なので、IDか滞在許可証があれば借りることができます。何もなくても閲覧は自由なので、中にはいって、音楽を聞いたりしてもいいですね。
貸出用に用意してあるものだけで、
collections en prêt :
livres : 10 600 本
partitions : 10 800 楽譜
méthodes musicales : 700 教則本
CD : 37 500
DVD : 4 500
があります。
また、館内のみで見たり、聞いたりできるものもあります。歴史的な価値のある古いレコードや本などですね。
またライブや展示会などのイベントも行われます。
フランスは芸術に力を入れていますから、こうした特色をもった図書館がたくさんありますね。
きょうのおまけ~「美しき生命」ピアノアレンジ
カミーユが探していた楽譜の1つは英国のバンド、コールド・プレイのものです。
きっと大ヒット曲、Viva La Vida(美しき生命)ではないでしょうか?YouTubeで見つけた、ピアノの演奏を最後に貼っておきますね。
こんなふうに楽しくピアノが弾けるといいですね。
それでは、次回の「虎と小鳥のフランス日記」の記事をお楽しみに。
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