2020年用の、フランス語勉強用カレンダーを買いましたので紹介します。
商品名は、Living Language: French 2020 Day-to-Day Calendar で、日めくり式のカレンダーです。
Living Languageは外国語の参考書(自習書)を出版しているアメリカの会社です。
日めくりの体裁など
日めくりの中央に、フランス語の文章が1つと、その英訳、さらに、向かって左上に、ターゲットとなる単語とその英訳がついています。
英語話者むけのカレンダーなので、英語の訳がついているのです。
土日は、2日で1枚です。
1月1日は、新年の挨拶です。大きさがわかるように、ラジオ講座のテキストと並べてみました。
日めくりなので、当然、日付の表示もあります。
左上の単語のとなりに書いてあるのは、英語の参考書によくある、英語ネイティブむけの発音のヒントで、発音記号ではありません。
2020年の文化特集はスポーツ
このカレンダーには、毎年、テーマを変えて、文化的な説明をする日があります。
2020年のテーマはスポーツです。説明は英語です。
これはサッカーの説明。ほかにも、有名なスポーツ選手や、競技大会(ローランギャロスなど)の説明があります。
文化の説明をしている日めくりはそんなに数はありません。
ものすごく字が小さいので、私は読んでいません。読んでいる人、いるのでしょうか?
スポーツに関連のある例文もいくつかあります。
例文はやさしめだと思う
今年、2019年のカレンダーは、歴史がテーマだったので、全体的に例文の難易度が高かったと思います。
偉人の名言もいくつかありましたが、古い人だと、単純過去やむずかしげな単語を使っており、全体的に長く、朝からこんなの読みたくないな、という文章もたくさんありました。
しかし、今年のテーマはスポーツのせいか、ざっと見た感じ、例文はやさしめです。
参考までに、1月1日をのぞく、毎月1日の例文を書いておきます。
L’athlète français Renaud Lavillenie détient le record du monde de saut à la perche (6,16 m).
フランスのルノー・ラビレニ選手は、棒高跳びの世界記録を保持している(6メートル16センチ)。
Je sens que ça va prendre longtemps.
時間がかかりそうな気がする。
Il a raconté une blague aujourd’hui mais tout le monde l’a cru !
彼はきょう、冗談を言ったが、誰もが信じた。
Aujourd’hui, c’est jour férié, personne ne travaille.
きょうは祝日で、誰も働かない。(5月1日の文章)
Passez-nous un coup de fil quand vous êtes prêtes.
用意ができたら私たちに電話してください。
C’est la saison pour récolter le blé.
麦の収穫の季節だ。
Le chocolatier a tout un assortiment de confiseries à base de chocolat.
チョコレート職人は、チョコレートベースのお菓子のアソートをすべて持っている。
Elle fait partie du club d’athlétisme.
彼女は陸上クラブの一員だ。
Il y a pas mal de restes à finir.
終わらせるものがたくさん残っている。
Son costume de pirate a fait rire tout le monde.
彼(女)の海賊のコスチュームは皆を笑わせた。 (10月31日(ハロウイン)と11月1日の2日で1枚のときの例文)。
Je voudrais vous signaler que votre présence est nécessaire.
ぜひご出席ねがいます。(あなたの出席は必要だということを私はあなたにお知らせしたい)。
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ごらんのように、2020年の日めくりの文章は比較的平易です。
このカレンダーをおすすめしたい人
私のように、1人で、じみに、ゆるゆるとフランス語を独学している人に特におすすめです。
この日めくりがあれば、「あ、私、フランス語勉強しているんだった」と思いだすことができます。
大学でフランス語の授業をとっている、アンスティチュ・フランセみたいなフランス語教室に通っている、フランス人の先生について、対面、またはスカイプで勉強している、そのような人は、いやでもフランス語を勉強するので、こんなものはなくてもいいでしょう。
しかし、私のような独習者は、勉強に関するすべてを自分で管理する必要があるため、つねに「やめてしまうこと(挫折)」と隣り合わせです。
このカレンダーがあれば、最低でも1日数ワードはフランス語を見ることになり、勉強を継続できるのではないでしょうか?
イディオムや口語的な表現も豊富に収録されています。
なお、フランス語の読み方を知らないと、読むことができませんが、NHKのラジオ講座の初級編を3ヶ月~半年聞けば、なんとなく読めるようになるので、いまの段階で読めなくても心配には及びません。
読み方が書いてあるフランス語の参考書もいっぱいあるので、そういう本を見て勉強してもいいでしょう。
いまは、スマホで勉強できるアプリも豊富にありますし、YouTubeの動画もあります。
日めくりをおくとこんな感じです。
後ろには電子辞書を置いてみました。
アマゾンで購入できます。
フランス語だけでなく、ドイツ語、イタリア語、スペイン語用の日めくりもあります。
■このカレンダーの紹介、毎年しています■
2019年版、フランス語と英語が勉強できるカレンダーの紹介。
2017年版、フランス語学習用日めくりカレンダーのレビュー。
2016年版、フランス語が勉強できるカレンダーのレビュー。Daily Phrase & Culture Calendar
フランス語の勉強ができる日めくり買いました~2015 Daily Phrase & Culture Calendar
フランス語学習用カレンダーを買いました~2014 Daily Phrase & Culture Calendar
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毎年恒例のカレンダーの紹介をしました。
今年ももうあと3週間ほどですね。時間がたつのは本当に早いです。
今、入院中で時間がたくさんあるのでスマホを見ていて見つけました。独学でここまでされるなんて尊敬します。私もほぼ独学ではや30年。といっても20年ぐらいレベルに変化なし、だと思います。来年は日めくりカレンダー、そしてスクリプトを頼りに聞き取り力アップに努めたいです!
alouette さん
はじめまして。penです。
コメントありがとうございます。
20年ぐらいレベルに変化なしってことは現状維持ですよね?
いいんじゃないでしょうか? ずるずると落ちていくよりは。
いま、入院中なのですね。早くよくなることをお祈りしています。
来年、一緒にがんばりましょう。
pen