バービーのセールスが落ち込んでいることを伝えるeuronewsでフランス語を学習しました。
バービーはアメリカでおよそ50年前に発売された人形で、ずっと続いているラインです。
世界中で有名な人形ですが、新しく出た人形にその座を奪われつつある、とニュースは伝えています。
その人形とは?
バービー王国の盛衰
まずニュースを聞いてください。
2分
きょうは前半の57秒まで。
Les hauts et les bas de la reine Barbie
女王、バービーの浮き沈み
Barbie une reine déchue… la poupée parfaite voire trop parfaite a de quoi être inquiète. Les ventes sont en chute libre trimestre après trimestre…
バービーは落ち目のヒロインです。完璧すぎるほど完璧な人形に陰りが見えてきました。
売上がどんどん落ちているのです。
La raison de ce désamour… des goûts qui changent et surtout l’arrivée d’une nouvelle ligne à la fois plus trash et moderne, un peu plus monstrueuse aussi et 500 millions de dollars engrangés en trois ans par sa société éditrice.
不人気の理由は、消費者の好みの変化と、同時に、もっとアグレッシブで今ふうのモンスターのような新しい人形の登場のせいです。
この人形は3年間に5億ドルの売上に達しました。
Jim Silver, rédacteur en chef de Timetoplaymag.com : “Ce que nous avons vu ces dernières années c’est que les fans de Barbie ont rajeuni.
Alors qu’il y a 20 ans on jouait à Barbie entre 3 et 9 ans… désormais on y joue entre 3 et 6 ans et cette nouvelle ligne “Monster high” a commencé entre 6 et 10 ans et désormais on commence à y jouer à 5 ans”.
Timetoplaymag.comのチーフエディター、ジム・シルバーさん:
ここ数年に、バービーのファンは若返りましたね。20年前は3歳から9歳の子どもがバービーで遊びましたが、今は3歳から6歳です。
それに「モンスターハイ」という新しい人形は6歳から10歳がターゲットでしたが、今は5歳の子どもから遊んでいます。
Les poupées sont inspirées par des films de monstres, de science fiction mais aussi par des thrillers.
Elles ont été crées par Garret Sander sur des illustrations de Kellee Riley.
「モンスターハイ」はSFのモンスター映画やスリラー映画から着想を得ています。
ケリー・ライリーのイラストからギャレット・サンダーが作りました。
・・・・〈スクリプトと和訳、ここまで〉・・・・
※元記事が削除されたのでリンクをはずしました。
★この続きはこちらから⇒バービーの光と影 後篇
単語メモ
des hauts et des bas 人生の浮き沈み、病状の一進一退
déchu,déchue (権威、権力、信用などを)失った ←déchoir
de quoi+inf ~する原因(理由)
trimestre 3ヶ月、四半期
rajeunir 若返らせる
trashという単語は英語のtrash(ゴミ)から入ったフランス語で、スラングとして「怪しい、薄汚れた、バイオレントな」など、といろいろな意味に使われるようです。
■バービー関連記事もどうぞ⇒バービー人形はいつからあるか?
モンスター・ハイとは?
「モンスターハイ」は、モンスターハイという高校に通っている女子高生の人形です。
ドラキュラの娘のドラキュローラ、フランケンシュタインの娘のフランキー・スタインなど、学校なのでいろんなモンスターがいます。
実は私もコラボしたことあります。
モンスターとはいえ、みんなおしゃれな人形になっています。この発想、すごいですね?
(きも可愛い+ファッショナブル)Xスピード感
ってな感じでしょうか。
日本人好みとは言いがたいですが。
この人形のマーケティングについてはニュースの後半で語られています。
このモンスターたちが、今、子どもたちにすごく受けてるようです。私はそこまで人気なのは知りませんでした。だって、ニュースにもあるようについこの間(2010年)に出た人形なんですよ。
バービーもモンスター・ハイもマテルというアメリカのメーカーの商品です。
バービーはトップの座をこのモンスターたちに奪われてしまったか、奪われつつあるようですね。ただ、バービーは歴史のある人形だから生産中止にはならないでしょう。
1960年代の高いヒールのサンダルはいたバービーが、姉の宝物でした。
バービーはアメリカそのもので、リカちゃんなんかと比べものにならない魅力があったと思います。
ウチの娘は人形遊びしない人で、最近の市場には疎いのですが、モンスターハイというのも初めて見ました。
日本で言えば、ねこ娘や、砂かけ婆というところ?(違うかー)
アンさん、こんにちは。コメントありがとうございます。
確かにバービーは歴史がありますし、アメリカンドリームみたいなものを
体現しているかもしれないですね。
モンスターハイは、うちの娘(14歳)も「気持ち悪い。、可愛くない」
と言ってます。すでに彼女も今の子どもの感覚がわからないのかも?