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フランス語入門日記

「銃を打つ」という単語を覚えた日~第14回

学習入門日記第14回です。このシリーズは私の学習初期の日記を不定期で紹介しているたいへん地味な連載です。

当時私は、ラジオ講座『サトシのナント留学記』とBBCのサイトにあった無料の入門者むけの教材をやっていました。

東外大言語モジュール|フランス語もときどき見ていましたが、このサイトだけをゼロの知識からやっていくのは難しい気がしていました。

これは人によるかもしれません。すべてそろっているので、復習用、レファレンス用としてはとてもすぐれています。

それと同時に、好きなトリュフォー監督の映画のタイトルを辞書で調べていました。

きょうご紹介するのもそんなある日の日記です。

この日は『ピアニストを撃て』という映画のタイトルについて書いています。

『ピアニストを撃て』のオリジナルのタイトルで勉強

2009年8月1日

5作目は1960年の Tirez sur la pianiste

tirez は 動詞 tirer の活用したもの。

tirer の意味はいくつかあって、
1. to pull
2. to draw
3. to fire (a gun)
4. to shoot (in ball games)

1は 髪をひっぱる、とか腕をひっぱる、またドアをひいてあける、というような例文があった。

2は カーテンをひく。

そして、この映画のタイトルの tirer は 3の定義だと思われる。銃で打つとき、引き金をひくからそういう意味になったのだろう。

このタイトルは構文でいうと命令文。なぜわかるかというと、邦題を知っているし、Truffautの映画のタイトルをひろっているサイトに英語のタイトルも書かれていたから。

英語: ”Shoot the piano player”

英語だと前置詞はいらない。私の短いフランス語学習の印象からいって、なんだかフランス語は前置詞と冠詞が多い気がする。

tirer で検索していたら Educol.netという、無料の学習用ぬり絵(ネイティブの小学生むけ)を提供しているサイトで、こんな絵を見つけた。

綱引き

トイレの水を流すのにも使えるみたいだ。レバーをひくからだろう。

トイレのひもをひく

・・・昔の日記ここまで・・・

◇入門日記第15回はこちらから⇒フランス語を始めて三ヶ月ごろ

◇このシリーズを始めから読む方はこちらから
フランス語を始めたばかりの頃~入門日記第1回

◇目次もあります。
フランス語入門日記~目次を作りました

テキストなしではラジオ講座についていけなかった

おもしろくもなんともない日記ですね・・。

水洗トイレを流すとき、ひもを引っ張ったことがありますか?私はないような気がします。

さて、この段階で本格的に学習を初めて二ヶ月ぐらい経過したところです。

よく入門のころのことを聞かれるので、改めて書いておきますと、

2009年4月に、はじめてNHKのストリーミングで「サトシのナント留学記」の第一回目の放送を聞きました。

フランス語やその他の英語以外の言語は、この年からインターネット上で聞けるようになったのです。英語の講座はそれより前からストリーミングがあったようです。

今は「らじる★らじる」で簡単に聞くことができますね⇒らじる★らじる NHKネットラジオ

でも、この放送は、海外からは聞けません。

最初は、わりと軽い気持ちで聞いてみたので、テキストは持っていませんでした。

まずアルファベが読まれたのですが、この時すでに

「これはだめだ~」

という気持ちになりました。

開始2分で挫折です。

そこでテキストを注文し、それが手元に届くまでラジオ講座はお休みしていました。

当時使っていた辞書など

2009年の5月22日にテキストが到着し、それからは毎回まじめに聞いて、テキストもお風呂で熟読。

同じ頃に買ったMP3プレイヤーに番組を録音して、ジョギング中などに何回も聞いていました。

MP3プレイヤーはこちらで紹介しています。とても気に入っているのですが、残念ながらもう製造停止です。
フランス語を始めて二ヶ月半たったころ~入門日記第13回

当時使っていた英仏辞書はこちら
初めて買った辞書:Oxford Learner’s French Dictionary~入門日記第3回

これは、近所の本屋で買いました。選んだポイントは、開きやすさと見やすさです。この辞書は今もときどき使っています。

同じ年の8月に、とうとう「プチ・ロワイヤル仏和辞書」をBK1で買いましたが、これはまた別の日記に書いています。

私は当時も今もシンプルライフを目指しているので、本はあんまり買いません。教材は少しずつ揃って行きました。

ちなみに、文法の説明は、ラジオ講座のテキストがとてもすぐれていると思います。

ただ、索引がないので、どこに何が書いてあったか忘れちゃうんですね。たまに、見たい内容があるとき、6冊(現在ワンシーズン六ヶ月です)全部引っ張りだして、ばさばさと中を見て探すことがあります。

そういう意味では、一冊にまとまっているアンコールフランス語のテキストを買ったほうがいいと思います。(☆2016/02/28追記:「アンコールフランス語」は2年ほど前になくなってしまったので、テキストは中古でしか手にはいりません}。

「アンコールフランス語」はストリーミング放送がないので、一度も聞いたことがありませんが、中身は本放送と一緒のはず。

こんなふうにいろんな言語の講座がラジオで手軽に聞ける国は、ほかにはないですね。

島国ゆえでしょうか?






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