「虎と小鳥のフランス日記」のバックナンバー、きょうは第12話です。
セーヌ川沿いで楽しんだりリラックスしている人々の映像に、カミーユのナレーション、そして、川辺でマッサージをする人へのアントワーヌのインタビューという構成です。
カミーユはかなりゆっくり話しているので聴きとりやすいです。それに対して、マッサージのお兄さんは、わりと明確な発音なのですが、スピードが早く、たくさんしゃべっているのに、あっというまにインタビューが終わります。
熟語表現も多く、2分42秒と短いのですが、かなり中身が濃いエピソード。
きょうのメニュー
3つのキーフレーズ
~していたところ
何をしているのか、うかがってもいいですか?
Euh, je peux te demander ce que vous faites ?
というアントワーヌの問いに対して、
はい、いまちょうどアーゴノミックスの椅子を用意していたところです。
Ouais, on vient poser des chaises ergonomiques.
~してから~年になる
このマッサージ師さんは、キャリアが長く、20年、マッサージをしているそうです。
座ったままのマッサージは、フランスに導入されて15年になります。
Le massage assis ça fait à peu prés quinze ans que c’est sorti en France.
順調です
「仕事は順調ですか?」の問いに
順調です。
一緒にいた若いマッサージ師さん
Ça marche bien.
「~して◯年になる」という表現特集
この回には、Ça fait + 期間+que~「~してから~になります」、という表現がたくさん出てきました。
Vous faites ça depuis longtemps ?
長くやっているのですか?
En gros ça fait une vingtaine d’années.
だいたい20年ぐらいです。
Le massage assis ça fait à peu prés quinze ans que c’est sorti en France.
座ったままのマッサージはフランスに入って15年になります。
Moi ça fait quatre ans que je fais du assis, ouais.
私は座ってするマッサージは4年になります。
(これはそばにいた若い方のマッサージ師さんの言葉)
Et ici, sur les quais de Seine, ça fait longtemps que tu…
セーヌ川沿いで、長く…
Sur les quais de Seine ça fait trois ans.
セーヌ川沿いでは3年です。
サフェ、サフェとこれだけ出てきました。数字の聞き取りも練習できます。ここはすごくマッサージ師さんがすごく早くしゃべっています。
ほかの例文
Ça fait dix ans que j’habite à Paris.
パリに住んで10年になります。
Ça fait longtemps que je ne l’ai pas vu.
もう長いこと彼に会っていない。
座ってする日本式マッサージ
椅子に座ってするマッサージ(le massage assis)は、日本のあんま(du amma)がベースで、指圧をアレンジしたものだそうです。
そういわれてみると、西洋のマッサージは、お客さんがベッドに寝そべって、施術してもらいますね。
人間工学に基づいた、からだにぴったりあったアーゴノミックスの椅子(des chaises ergonomiques)を使います。
前むきに座るのではなくて、背のほうに向かって座ります。
こんな感じです。
このマッサージは、日本のあんまがベースなので、フランスの人にとってはちょっとエキゾチックなんでしょうね。このビデオにも東洋風の音楽が流れています。
この人は噴水の前でやってますが、屋外では、川のそばなど水辺でやる方式があるようです。
きっと水音でさらにリラックスできるのでしょう。首から腰までしっかりもんでもらえて、とても気持ちよさそうです。
マンガだけでなく、あんまという日本文化もフランスに入っているのか、と感心しました。
きょうのアルバム~憩いの場所、セーヌ川
ビデオに出てきたセーヌ川で楽しむ人たちです。
上から
se réunir entre amis
se promener avec son chien
faire du sport
louer une péniche pour faire la fête
habiter
se marier
友だちと集まる
犬と散歩する
スポーツする
ペニッシュを借りてパーティをする
住む
結婚式をあげる
いかがでしたか?水辺の散歩は楽しいですね。
それでは、次回の「虎と小鳥のフランス日記」のバックナンバーをお楽しみに。
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