こども新聞(JDE)でオランド大統領の不倫騒動に関する記事を読みました。
この記事では、大統領の私生活がこのように報道されるべきか、否かについて問題定義をしています。
François Hollande : sa vie privée rendue publique オランド氏の私生活が公に
先週、ある雑誌がフランスの大統領を隠し撮りした写真を公開しました。大統領には新しいガールフレンドがいる様子です。
それ以来、現在のパートナーは入院していました。メディア(新聞、テレビ、ラジオ、インターネット)はこの話題で持ちきりです。
フランスの大統領を隠し撮りした写真が雑誌『ピープル』(有名人の写真をスクープする雑誌)に掲載されたのはフランスの歴史史上初めてのことです。
写真いは、オランド氏と思われるヘルメットをかぶった男性が写っています。大統領は内密に、新しいガールフレンドである、女優のジュリー・ガイエのところに行くところだとされています。
プライベートがさして尊重されない生活
たとえ有名人でも、大統領はフランスの法律にしたがって、自分の私生活の尊重を求める権利があります。
一連の写真がとられたとき、オランド氏は大統領として公式の場にいたわけではありません。オランド氏はとても憤慨しています。
それにもかかわらず、彼はこの雑誌を告訴しないことにしました。1月14日の火曜日、ずいぶん前から予定されていた記者会見で、彼は報道陣の前で、説明しました。
たぶん、写真の流出のせいで、現在のパートナーのヴァレリー・トリエルヴェレールさんは、神経衰弱で、入院していました。
「誰もが、私生活で困難を経験するものです。今、私達はその時期にあります。つらい時です」とオランド氏は言いました。
2月11日の訪米までには、個人的な状況の決着をつけると、オランド氏は言っています。
2つに別れる世論
この問題は国民の意見を2つに分けています。ある人々は「大統領の私生活にこだわるべきではない、もっと重要な問題があるのだから」、と考えています。そのうえ、大統領の私生活は常に内密であったし、そのことによって職務が滞ることはなかったのです。
反対に「国民は、大統領の私生活につうじているべきだ」という人もいます。というのも、そのようなことは政治や、イメージ、外交関係に影響を及ぼす可能性があるからです。
たとえば、2月11日にヴァレリー・トリエルヴェレールさんはオランド氏とともに、合衆国に招待されていますが、はたして彼女は行くのでしょうか?ある国々においては、国家元首の伴侶はたいへんステイタスがあるのです。
さて、あなたはこの件に関してどう思いますか?
元記事はこちら⇒www.jde.fr : Tous les articles : François Hollande : sa vie privée rendue publique ☆記事が削除されたので、リンクをはずしました(2020/08/10)
単語メモ
compagne 女性の連れ
poursuivre告訴する
douloureux つらい
préciser はっきりさせる
clarifier (考え、立場などを)明確にする
ne … personne 誰も~ない
être au courant de qc [que + ind.] ~を知っている、~に通じている
Etes-vous au courant qu’il a réussi son examen ?
彼が試験に合格したのを知っていますか?
influer sur ~に影響を及ぼす
Le mauvais temps influe sur nos sentiments.
悪天候は気分に影響する。
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私は「大統領の私生活と職務は関係ない派」ですが、それにしてもオランド大統領は人騒がせですね。
ただ本人は「写真をのせた雑誌が悪い」と思っているでしょう。まあ、この雑誌もあまりほめられたもんじゃありません。
ヴァレリーさんはもう退院されたようですが、ふつうの奥さんがご主人の浮気を知っただけでも相当ショックでしょうから、こんなふうに大々的に報道されて、うわさの的になれば、神経が参っても不思議はありません。
有権者は以外とクールに見守ってるようです。メディアがうるさいだけという気もしますね。
オランド大統領の支持率はどんどん低下しているのですが、そういうこととは無関係に、私生活では新しい恋をエンジョイしているのでしょうか?
今の奥さん(パックスですけど)も、最初は不倫から始まったのですよね。個人の恋愛のパターンというものは変わらないものなのかもしれません。
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