今週の「虎と小鳥のフランス日記」は先週の続きで、ベルヴィルのアトリエ公開のエピソード。
今回は、カミーユがあるアトリエを訪れて、そこの主のアーティストとじっくり会話します。
3つのキーフレーズはすべて、サンプルビデオに入っています。
★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。
この女性はアンヌ・ラマレ(Anne Ramaré)という画家です。
東洋風のティーセットが渋いですね。お椀に入っているお菓子が何か確認できなったけど、チョコレート?
きょうのメニュー
・サンプルビデオのスクリプトと和訳
・3つのキーフレーズと解説
・ごく基本的な絵に関する単語
それでは復習行ってみよう!
サンプル部分のスクリプトと和訳
Tout à l’heure y’avait des enfants dans la cour avec un gros tracteur.
Merci.
J’ai essayé de parler aux gens, mais y’avait un tel bruit que je suis pas arrivée…J’ai mal à la tête.
On a aperçu votre…votre petite maison euh…à travers le…
La grille.
Mais je l’ai vu…qui photographiait. Ça me dérange pas. De toute façon euh…chaque année y’a plein de gens qui photographient, hein.
さっきトラクターに乗った子どもがいました。
ありがとうございます。
人々に話しかけようとしたんですが、とてもうるさかったのでできませんでした。頭痛がします。
あなた方のかわいい家も見えました。あそこから…
格子越しにですね。
写真を撮っている彼を見ましたよ。構いませんが。いずれにせよ、写真を撮っていく人たちは毎年大勢います。
un gros tracteur ここではおもちゃのトラクター
3つのキーフレーズ
tel + 名詞+ que あまりの~なので、…である
おもちゃのトラクターの音が大きすぎて話しかけられなかったというアンヌさん。
とてもうるさかったのでできませんでした。
…mais y’avait un tel bruit que je suis pas arrivée…
この文の省略されているところをおぎなうと
mais il y avait un tel bruit que je suis pas arrivée à la faire.
arriver à 目的を達する
Avec de la patience, on arrive à tout.
忍耐があれば何事もうまくいく。
arriver は助動詞にêtre を使います。過去分詞 arrivée は主語(=アンヌ)さんの性別に一致。
■ tel + 名詞+ que あまりの~なので、…である
tel、telle は続く名詞の性に一致。
J’ai eu une telle peur que je me suis enfui.
あまりにも怖かったので逃げ出してしまった。
s’enfuir 逃げる
avoir mal à ~ ~が痛い
トラクターの音で頭が痛いというアンヌさん
頭痛がします。
J’ai mal à la tête.
avoir mal à からだの部位 ~が痛い
J’ai mal à l’estomac. 胃が痛い。
J’ai mal aux dents. 歯が痛い。
Avez-vous mal ? Où avez-vous mal ?
痛いですか?どこが痛いですか?
Ça me dérange pas. 構いません
写真撮ってたけど、別にいいわよ、というアンヌさん。
構いません。
Ça me dérange pas.
これは決まり文句。
ne me dérange pas のneが省略されています。
déranger 邪魔する、迷惑をかける
ごく基本的な絵に関する単語
158話からごくベーシックな絵に関する単語を拾いました。
atelier アトリエ
peigniez < peindre 描く
peinture 絵、絵画
tableau 絵、絵画
dessiner デッサンする
une couleur 色
un modèle モデル
un nu dessiné 裸体画
☆もっと見たい方はこちらをどうぞ⇒かわいいフランス語教えます~その53 絵画に関する単語
アンヌがこのアトリエをご主人と買ったのは10年前。7年前に改装したそうです
1年目は歌の授業に使っていたそう。
この方、絵を描くだけでなく、ピアノも演奏します。
アンヌは画家なのに、デッサンが苦手で子どものころはからかわれたそうです。デッサンができないかわりに、色で表現をしています。
先週の様子はこちら⇒第157話 ベルヴィルのアトリエ訪問その1
アンヌが自分がいかにデッサンが下手かと話すくだりで、「マッチ箱を描くことすらできなかった(Je savais pas faire une boîte d’allumettes.)」と語っていたのが印象に残りました。
ああいうシンプルな形のほうが、下手さ加減が目立つのかも。
157,158話とアトリエ訪問でいろいろな絵が見られたし、中庭の花もきれいで、とても素敵でした。
それでは次回の「虎と小鳥のフランス日記」の記事をお楽しみに。
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