ヘッドフォンで音楽を聴いている女性

フランス語を読む練習

絶対音感はどこから来るか?(前編)

絶対音感に関するLe Monde の動画を紹介します。

絶対音感とは、ある音の高さを他の音と比較せずに識別する能力です。ふつうの人が持っている音感は、相対音感です。

avoir l’oreille absolue 絶対音感がある

avoir l’oreille relative 相対音感がある

動画のタイトルは、Pourquoi tout le monde n’a pas l’oreille absolue(なぜ全員が絶対音感を持っていないのか?)



L’oreille absolue

動画の長さは4分33秒。フランス語の字幕あり。

今回は、2分28秒まで、訳します。

トランスクリプション

Ça, c’est un la bémol.

Voici Isabelle. Elle a 23 ans. Et elle a l’oreille absolue.

Quand Isabelle entend un son, comme par exemple lorsque son cuiseur de riz sonne pour lui signaler que c’est prêt, elle entend une note, qu’elle peut nommer immédiatement.

Isabelle nomme les notes aussi naturellement que vous pouvez dire sans réfléchir que mon pull est rouge.

Quand j’entends de la musique, ce qu’il se passe dans ma tête, tout d’abord bien évidemment j’ai la mélodie, la mélodie de la musique en question. Et en même temps, j’ai les notes qui me passent dans la tête dans le sens où j’ai le nom de la note, le mot français correspondant à la note.

Donc, par exemple, si c’est si-ré-si, je vais avoir les mots qui vont me passer dans la tête.

C’est quelque chose que je ne fais pas volontairement, c’est quelque chose dont j’ai conscience, mais que je ne cherche pas à faire.

Attention. Il ne faut pas confondre l’oreille absolue et l’oreille relative, qui désigne la capacité à reconnaître une note à partir d’une note de référence.

L’oreille relative est une faculté très répandue.

L’oreille absolue, elle, est très rare.

En Occident, moins d’un individu sur 10 000 serait concerné. En France, cela représente moins de 6 700 personnes.

Mais alors, pourquoi est-ce que tout le monde n’a pas l’oreille absolue ?

Pour le comprendre, Robert Zatorre, chercheur en neurosciences, a regardé dans le cerveau des personnes qui ont l’oreille absolue.

Et il a découvert que lorsqu’elles écoutent un son, les régions du cerveau qui sont impliquées dans le langage s’activent.

Et c’est pour cela que certaines personnes sont plus susceptibles d’avoir l’oreille absolue que d’autres.

Et en particulier : les Chinois, les Vietnamiens ou encore les Thaïlandais.

Pourquoi ?

Eh bien parce que certaines langues parlées en Asie, comme le mandarin, le vietnamien ou encore le thaï sont tonales.

C’est-à-dire que la tonalité sur laquelle le mot est prononcé en change le sens.

En Français, si je dis « bien » ou « bien », je dis la même chose.

En Chinois, pas du tout.

Si vous dites « ma », ça veut dire maman. Si vous dites « ma », ça veut dire cheval.

Les gens qui parlent ce type de langues ont donc appris à associer des tons, c’est-à-dire des hauteurs de son, à une signification.

Et ça change tout.

Car en ayant acquis cette compétence, les bébés chinois acquièrent une mémoire auditive liée au langage qui les prédisposent à l’oreille absolue.

Plus tard, lorsqu’ils apprendront la musique, ils auront le sentiment d’apprendre une seconde langue tonale et associeront très rapidement la hauteur du son et les mots qui la désignent en langage musical.

絶対音感・和訳

「それは、ラのフラットです」。

彼女はイザベルです。23歳で絶対音感の持ち主です。

イザベルが音を聞くと、たとえば、炊飯器がご飯が炊けたことを知らせる音を鳴らすと、イザベルはその音を聞いて、それが何の音かすぐに言うことができます。

イザベルは、ごく自然に音を聞き分けられます。あたかも、みなさんが、何も考えず に、私のセーターが赤だとわかるように。

「音を聞くと、頭の中に浮かぶのは、まず、当然ですが、メロディーです。その音楽の旋律が浮かびます。同時に、頭の中に、音の名前が浮かびます。その音に合致するフランス語の言葉です。

たとえば、もし、シ-レ-シだったら、頭の中に、その言葉が浮かびます。

やろうと思って、やっていることではありません。そうしている自覚はありますが、やろうと努めているわけではありません」。

気をつけてください。絶対音感と相対音感を混同しないように。相対音感は、基準となる音に基づいて、音を識別する能力です。

相対音感は、ちまたによくあります。

絶対音感は、ひじょうに珍しいものです。

西洋では、1万人に1人が、絶対音感の持ち主です。フランスでは、6700人に満たないことになります。

でも、なぜ、私たち全員が絶対音感を持たないのでしょうか?

これを解明するために、脳科学の研究者、ロベール・ザトレが、絶対音感の持ち主の脳の中を調べてみました。

そして、彼らが音を聞いたとき、言語にかかわる部位が活性化することを発見しました。

この理由から、ある種の人々は他の人より絶対音感があります。

特に、中国人、ベトナム人、タイ人がそうです。

なぜか?

アジアで話されているある種の言語、たとえば、中国語(マンダリン)やベトナム語、タイ語には声調があるからです。

つまり、発音された言葉の音色によって意味が変わります。

フランス語では、私が、bien と言っても、bien と言っても意味は同じです。

でも、中国語は違います。

マーと言えば、母親で、マ~アと言えば、馬です。

このタイプの言語を話す人々は、言葉に結びついた声調も学びます。つまり、音の高さから、その意味を。

このことがすべてを変えます。

というのも、この能力を獲得しながら、中国人の赤ん坊は、言葉に結びついた音の記憶も獲得し、これが絶対音感の素地となるのです。

後に、音楽を学ぶとき、この子たちは、2つ目の、調性のある言語を学ぶような気持ちになり、すぐに、音の高さと、その音が意味する音の名前(音楽の言葉)を結びつけるのです。



単語メモ

un bémol フラット シャープは dièse

un cuiseur de riz  炊飯器。cuiseur は大鍋。

chercher à + inf.  ~しようと努める

Cherchez à ce que vos parents soient contents de vous. 両親があなたに満足するように努めなさい。

à partir de  ~に基づいて

une faculté  (個人に備わる)能力、才能

susceptible de + inf.  ~することができる

tonal  声調の

tonalité  声調、調性

prédisposer  前もって傾向を与える、素地を作る

****

日本語には声調はありませんが、同じ言葉でも、アクセントの違いで意味が変わりますね。

地方によってアクセントが違い、日本語全体で統一された声調ではありませんが。

私は、ストリーミングで、NHKの毎日フランス語を聞いています。

先日、入門編で、Ça te va. と言う表現を紹介していて、「服が似合っている」という意味ですが、この日本語が、何度聞いても、「福が似合っている」と聞こえ、大きな違和感を感じました。

この先生は、私とは違う地方出身の方なのでしょう。

それでは、この続きをお楽しみに。






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