パリの町並み

時事ニュース

フランスのロックダウン解除の様子。

フランスの都市封鎖(外出制限)の解除の様子を伝える2分未満のニュースを紹介します。

フランスにおけるロックダウンは、5月11日に解除されました。

もちろん、全面的に解除されたわけではありません。段階を経て、リオープニングしています。

このニュースでは、どんなふうに制限を解除していくか、首相のエドゥアール・フィリップ(Édouard Philippe )が説明しています。

タイトルは、Réouverture des restaurants, parcs, musées et lycées… Les principales annonces du gouvernement(レストラン、公園、美術館、公園の再開…政府の発表した主要項目)

5月28日のニュースなので、現況とは違う部分もあります。

たとえば、このニュースでは、イル・ド・フランスはオレンジ・ゾーンですが、現在はグリーン・ゾーンになっており、レストランも、6月15日から、開いています。

ただし、1メートルのソーシャル・ディスタンスを取らなければなりません。

6月14日(日曜)の夜に、エマニュエル・マクロン大統領がテレビでスピーチをし、さらなる制限解除について伝えました。

幼稚園から中学校までは、6月22日より、全員が登校できるようになります(現在は、教室に入れる人数が決まっているため、生徒が交代で登校)。



フランスのロックダウンの解除

1分58秒。フランス語の動画を表示させることができます。

うまく表示できない人は、iliniで直接見てください⇒Ilini | End of lockdown: France can breathe again

iliniはビデオを見てフランス語を勉強するサイトです。

トランスクリプト

Le rouge a disparu de la carte pour l’orange, moins inquiétant, en Île-de-France, en Guyane et à Mayotte.

Partout ailleurs, le vert, et dès le début Édouard Philippe s’en félicite.

– Les nouvelles sont plutôt bonnes. Bonnes, mais pas suffisamment bonnes pour dire que tout redeviendrait normal.

La liberté, enfin, va redevenir la règle, et l’interdiction constituera l’exception.

Liberté d’abord pour les déplacements en France. La limite des 100 km est levée partout.

Réouverture aussi des parcs, jardins, musées et plages sur tout le territoire. Les maires pourront imposer localement le port du masque.

Pour le retour en classe, 100 % des écoles rouvriront le 2 juin ; tous les collèges aussi, mais en zone orange, seulement pour les 6e et 5e.

Au lycée, l’accent est mis sur les établissements professionnels. L’oral du bac français est supprimé.

Concernant les cafés et restaurants, ils pourront rouvrir partout mais pas aux mêmes conditions en zone orange.

– Seules les terrasses des cafés, des bars et des restaurants pourront ouvrir au 2 juin.

S’agissant des loisirs comme les piscines, les salles de sport et de spectacle, deux dates de réouverture : le 2 juin en zone verte, le 22 juin dans les zones orange.

和訳

地図で、イル・ド・フランス、ガイアナ、マイヨット島の赤が消え、オレンジ色に変わりました。多少、心配が少なくなりました。

そのほかの地方は、緑色で、冒頭から、エドゥアール・フィリップはこの点を歓迎しています。

– 大部分はいいニュースです。いいのですが、すべてがふつうどおりに戻ると言えるほどよくはありません。

ようやく「自由」が通常になり、「制限」は例外となります。

まず、フランス国内の移動は自由になります。100キロメートル以内という制限は、すべての場所で解除されました。

公園、庭園、美術館、海岸も、すべての場所(領土)で再開します。けれども、市長が、地方ごとに、マスクの着用を求める可能性があります。

学校については、小学校の100パーセントが6月2日に再開します。中学校も全部再開しますが、オレンジ色の地域は、6年級(中等教育の1年め)と5年級(中等教育の2年目)だけです。

高校は、職業学校に重きがおかれます。フランス語のバカロレアの口頭試験は、中止されました。

カフェとレストランについては、全域で再開できますが、オレンジ色の地域は、ほかと同じ条件ではありません。

– カフェ、バー、レストランのテラス席だけ、6月2日に再開可能です。

海岸、ジム、劇場のような娯楽施設は、再開の日が2種類あります。緑の地域では6月2日、オレンジの地域では6月22日です。

5000人以上の集会は禁止されたままです。

– 私たちの最大の敵は、ひじょうに大きな集会です。

閉じこもった場所でする、組織だっていない集会のリスクが一番高くなります。

映画館は6月22日になるまで開きません。

最後に、ヴァカンスに関しては、少しばかりあいまいです。キャンプ場は、緑色の地域では、来週の火曜日に開きます。

林間学校は、この夏、やってもいいという許可が出るでしょう。しかし、フランス国外に関する旅行については、6月の半ばより前には、何も決定されません。



単語メモ

constituer  ~となる、構成する

lever  取り除く、除去する

le port de masque  マスクの着用

supprimer  撤去する、なくす

s’agissant de  ~について、関して

un adversaire  敵対者

d’autant plus … que + 直接法  ~であるだけいっそう

auraient lieu avoir lieu  (行事などが)催される ここでは条件法で、(起こるはずもないが)もし、大きな集会が起きたら、その分だけ危険は高くなる、という意味です。

voir clair  ~を見通す

colonies de vacances  林間学校、臨海学校。

どんな場所がいつ開くか、説明しているだけなので、そんなにむずかしくないと思います。

フランスの制限解除、関連動画

イル・ド・フランスもグリーン・ゾーンになったと伝える6月15日のニュースです。

1分43秒

パリは、観光客が多いので、海外旅行がふつうにできない限り、元通りにはなりませんが、ずっとしまっているよりはましですね。

こちらも6月15日のニュースで、来週から学校が開く、と伝えています。

1分38秒。

フランスでは、夏休みは、7月のはじめに始まるので(今年はたぶん7月4日)、すぐに夏休みですが、3週間でも、学校に行ってくれると親は安心ですね。

■関連記事もどうぞ

マクロン大統領の15日間の外出禁止令(抜粋)

外出制限の中、あるフランス人家族はどんなふうに暮らしているか?

La tendresse (ラ・タンドレス やさしさ):ブールヴィル/マリー・ラフォレ(歌と訳詞)

iliniの説明⇒フランス人は働くことが好きなのでしょうか?

*******

私の住んでいる地域では、学校は9月から再開、ともう決まっています。3月半ばから閉まっているから、5ヶ月半も休みがある、ということです。

まあ、慣れれば、子どもが家にいるのがふつうになるのかもしれません。

フランスでは、外出制限のとき、ずっと子どもたち家にいて、意外に家で勉強するのもいいかもしれない、と思った親たちもいるそうです。

ホームスクーリングを選択する人も、今後増えるかもしれません。






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コメント

  • コメント (3)

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    • わたなべ
    • 2020年 6月 26日

    PENさん、こんにちは。

    いつも楽しく拝見しております。
    un adversaire  敵対者 ということばを初めて聞きました。ennemiとの使い分けはあるのでしょうか。。。

      • pen(フランス語愛好家)
      • 2020年 6月 27日

      わたなべさん、こんにちは。

      ennemi は 敵で、adversaire はライバル(競争相手)です。

      意味がかぶる部分はあります。

      辞書による説明を書いておきます。

      adversaire  意見、利害関係、競技などで反対、対立の立場にある人を広くさす。

      ennemi  相手に危害を加えたり、破滅させようとする意図を持った敵をさす。集合名詞として、戦争での敵国、敵軍もさす。

      concurrent  スポーツ、商売などでの競争相手

      rival (あらたまった表現) concurrent より主観性が強い。恋敵を指すこともある。

      参考になれば幸いです。

    • わたなべ
    • 2020年 6月 29日

    PENさん、

    こんなに丁寧なご説明をありがとうございました。

    concurrent と rival 、どちらも知っている語彙でしたが、このように違うのですね。 とても参考になりました。

    これからも引き続き拝読いたします。

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