人質

フランス語を読む練習

人質と囚人の違いは何?

人質と囚人の違いを説明している、TV5MONDEのインフォグラフィックス動画を紹介します。

タイトルは、Quelles sont les différences entre un otage et un prisonnier ?(人質と囚人の違いにはどんなものがあるか?)



otage et prisonnier

動画の説明文:

Que signifiait le mot « otage » dans l’Antiquité et au Moyen-Âge ? Et que désigne-t-il de nos jours ? Dans cette infographie, on parle également de l’évolution du mot « prisonnier », dont le sens a changé au cours du temps. Bien que les deux soient privés de liberté de mouvement, les raisons de leur détention diffèrent.

古代と中世では、otage という言葉は何を意味したでしょうか? そして、現代はどんな意味でしょう?

このインフォグラフィックスで、prisonnier という言葉の歴史も説明します。この言葉の意味は時代とともに変わりました。

両方とも、動く自由を奪われた人たちですが、勾留の理由は違います。

1分35秒。フランス語の字幕あり。

トランスクリプション

Otage ou prisonnier ?

Dans les deux cas, la personne n’est plus libre de ses mouvements.

Mais quelles différences y a-t-il ?

Un otage est une personne capturée que l’on retient contre son gré, en dehors de toute forme de légalité, et sur qui on fait peser des menaces de mort ou de mauvais traitements.

Sa libération dépend d’exigences à remplir de la part d’une tierce partie, par exemple, la liberté contre une rançon.

Dans l’Antiquité et au Moyen Âge, les otages, dont le nom vient de “hôte”, le fait d’héberger ou de recevoir, étaient bien souvent des personnages importants.
Ils étaient parfois même volontaires pour être retenus, une sorte de gage dans les échanges à venir.

Aujourd’hui, ils sont des victimes, généralement des civils pris dans un conflit qui les dépasse.

De nos jours, au-delà de servir de monnaie d’échange, ils sont aussi devenus des moyens de communication pour le groupe ou la personne qui les détient, avec pour objectif politique de faire connaître une opinion.

La prise d’otage est interdite par plusieurs conventions internationales et considérée comme un crime de guerre en période de conflit.

Le prisonnier, quant à lui, est entre les mains d’une autorité de police ou de justice, détenu dans une prison.

Autrement dit, en dehors de cas de détention arbitraire de la part d’un État, leur détention revêt un caractère légal.

Il a été jugé ou est sur le point de l’être pour avoir commis un crime ou un délit.

En temps de guerre, les prisonniers sont les soldats capturés et retenus par l’ennemi.

人質と囚人:和訳

人質、それとも囚人?

両方とも、自由に動くことができません。

でも、どんな違いがあるでしょうか?

人質は、自分の意思に反して、合法的でない状態で、捉えられた人です。そして、死や虐待の脅威にさらされます。

人質の自由は、第3者が要求を満たすかどうかにかかっています。たとえば、身代金を払えば自由になるなど。

古代や中世では、人質は、その言葉は、宿泊や受け入れという意味のある hôte という言葉から来ていますが、たいてい重要な人物でした。

ときには、自分から人質になる人もいました。将来の取引における担保の意味合いで。

今日、人質は犠牲者で、通常、自分たちにはどうにもできない紛争で捉えられた市民です。

現代では、人質は交換条件としての役割を超え、人質を捉えたグループや当事者のコミュニケーションの手段にもなります。政治的な理由や、ある意見を広めるためです。

人質を取ることは、国際的な協定のいくつかで禁じられており、戦時中には戦争犯罪とみなされます。

囚人は、警察や司法機関の手によって刑務所に勾留されている人です。

言い換えれば、国家の独断的な拘禁でない限り、それは合法的な意味合いをもつ勾留です。

囚人は、自分が犯した殺人を伴う犯罪行為か、軽犯罪により裁かれたか、裁かれている最中です。

戦時中なら、敵によって捉えられ勾留された人々が囚人となります。

単語メモ

contre le gré de qn  ~の意に反して

légalité  合法性

tierce partie  第三者

exigence  要求

gage  抵当、保証 *男性名詞

monnaie d’échange  交換条件 servir de monnaie d’échange 取引材料になる

en dehors de qc  ~の外に、~を越えて

revêtir  (ある性質)を帯びる

★ロベール仏和大辞典によると、otageの語源は、古いフランス語のhostage で、これは館(やかた)や家の意味です。昔、人質は、領主の館に収容されたので、「館」が「人質」という意味になったようです。

英語のhostage の語源を調べたら、

「異邦人、客人、ホスト」という意味の原始インド・ヨーロッパ語根であり、「相互のおもてなしの義務を持つ人」という意味であり、古代インド・ヨーロッパ社会にとって非常に重要な「相互交換関係」を表しています。

とありました。

こちらから引用⇒hostage の意味、語源、由来、翻訳・英語語源辞典・etymonline

まあ、重要人物なら、おもてなしを受けられるでしょうが、テロリストに捉えられた人質はそんなわけにはいきません。



otage 関連動画

C’est quoi un otage ? 人質って何?

1分42秒。

動画に出てくるChantage は、恐喝、ゆすり、脅し、という意味です。

Otages et conflits : une longue histoire 人質と紛争:長い歴史

2分32秒。フランス語の字幕あり。

国家とテロリストのような非合法の集団の間の取引で、人質が取られる例を説明している動画です。

****

イスラエルとハマスの戦争、いったいいつ、どんな形で終わるんでしょうかね。

ガザの一般市民が大量に死なない限り終わらないのか? もうすでに死者は2万人を越えているそうです。

アメリカも国連も無力だし。一方、ウクライナはこのままロシアに負けそうな気配だし。

武力で強引に叩く方が勝つなんて、やりきれません。なんとか外交で解決してほしいです。






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