ピンクのバラ

フレンチポップスの訳詞

Jardin Secret (秘密の庭):ピエール・ラプサット(歌と訳詞)

ベルギーのシンガーソングライター、ピエール・ラプサット(Pierre Rapsat)のJardin Secret(秘密の庭)という曲を紹介します。

テンポがゆっくりなので聞き取りやすいと思います。



Jardin Secret

とてもきれいな曲ですね。それでは訳詞に挑戦!

Jardin Secret、歌詞

4分6秒

☆歌詞に3箇所ミスタイプがあります。

sur le coeur ⇒ sur le cœur

Dévoille-moi tes désirs ⇒ Dévoile-moi tes désirs

Es-tu toujours sinc!re ⇒ Es-tu toujours sincère

訳詞

僕に話して、ためらわずに
きみの心の中にあるすべてのことを
それを僕に話して、僕に話して
幸せに出会ったことがあるかい?

人が言わないすべてのことを
自分の奥底に秘めていることを
待たずに、僕にそれを話して
たとえ僕に関係のないことでも

☆きみに話して、きみに話して
僕にはそうできない
言葉は絶対出てこない
なぜかわからないけど
僕に話して
きみの声が喜びや悲しみでふるえますように
反発して、告白する
きみの声がやさしくふれる☆

子供のとき、どんな道で
きみは純真さを失ったのかい?
思い出してそして僕に話して
また子供のときに戻りたいかい?

たくさん後悔しているかい?
失敗や成功
そういうことを僕に話して、僕に話して
きみは秘密の庭を持っていたかい?

きみに話して、きみに話して
僕は、すごく不器用なんだ
何よりもやめないで、やめないで
僕に話して
それが明るい未来で満ちあふれていますように
または、苦悩の叫びに
きみの声はいつも、ぼくにやさしくふれる

僕はずっと話せなかった
いつも聞き役だった
僕が感じるすべては
僕が聞いているきみの声からもたらされる

僕に話して、きみの怒りを
きみはいつも誠実だったかい
それを僕に話して、そう僕に話して
きみは幸せ、それともつらいの?

きみの欲望を見せて
何がきみを赤くさせるのか
小さな声でいいから僕に話して
何かを憎んだことはあるかい?

☆~☆ くりかえし

それが明るい未来で満ちあふれていますように
または、苦悩の叫びに
きみの声はいつも、ぼくの心をゆさぶる

単語メモ

pudeur  (特に性的なことに対する)羞恥、恥じらい;慎み

regarder  関係する、かかわる

Qu’elle tremble de joie, de tristesse

突然出てくるこのelle は、そのあとの Ta voix (きみの声)だと解釈して訳しました。

Aimerais-tu qu’elle recommence?

このelle は enfance  innocence どちらにも取れますが、enfance として訳しました。

僕は話すことはできないけど、きみはどんな秘密も僕にすっかり話してね、という歌です。

そんなこと言われてもねえ。

まあ無口な男性とおしゃべりな女性のカップルならうまくいきますね。

プチ文法:命令法

Parle-moi のように、主語がなくて、いきなり動詞で始まっているときは、たいてい命令法です。

命令と言っても形によって

~しなさい(tuに対して)、~しましょう(nousに対して)、~してください(vousに対して)、

という3つのニュアンスがあります。

命令のきつさの度合いは文脈や言い方でも変わります。

命令法の作り方

直接法現在形から、主語の動詞を取るだけです。

Tu parle. きみは話す ⇒ Parle. 話しなさい。

Nous parlons. わたしたちは話す ⇒ Parlons. おしゃべりしましょう。

Vous parlez. あなたは話す ⇒ Parlez. 話してください。

☆ tu の直接法現在形が、es で終わる動詞と、aller はtuに対する命令法で、最後のsを取ります。

例: 

Tu dévoiles. きみはヴェールをとる ⇒ Dévoile ヴェールをとって、僕になにもかもあらわにして。

Va t’en ! あっちに行って!

否定形は、動詞を ne ~ pas ではさみます。

この歌のように、「僕に~して」と言いたいときは、「僕」の部分は動詞のあとにきます。さらに動詞とその代名詞をトレデュニオンで結びます。

Parlez-moi 僕に話して。

命令法のときの、「僕に」とか、「きみに」という代名詞は、 moi, toi という形(強勢形)を使います。

「僕にそれを話して」と言いたいときは、歌にあるように、Dis-le moi となります。

関連記事⇒「まいにちフランス語」13:初級編L35~動詞prendreと命令法

強勢形がよく出てくる歌⇒Toi + Moi(トワプリュスモア)グレゴワール:歌と訳詞



ピエール・ラプサットについて

Pierre Rapsat(1948-2002)は、日本ではたぶんレコード(CD)が出ていないので、知られていないと思いますが、ベルギーではとても有名なシンガーソングライターで、伝記も書かれています。

フランス語圏でも有名だと思います。

1976年にユーロビジョンコンテストに出場して、80年代に入ってから、人気が出るようになりました。

53歳で亡くなっているのはガンにかかったからです。

Jardin Secret は彼の18枚目の、そして一番最後のアルバム、Dazibao (2001)に収録されています。

*****

1948年生まれというと、日本では団塊の世代で、シンガーソングライターで言えば、井上陽水さん、泉谷しげるさん、財津和夫さんなどがいます。

この世代はたぶん、ビートルズやボブディランに大きな影響を受けているでしょうね。¨この世代ではないのでよくわかりませんが。

Pierre Rapsat はいい曲をたくさん作って歌っているので、興味があったらYouTubeや Spotify などで聞いてみてください。






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