パリのパンテオン

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ジョセフィン・ベイカー、パンテオンに埋葬される。

2021年11月30日、歌手のジョセフィン・ベイカーがパンテオンに埋葬されました。

このニュースを伝える3分の動画を紹介します。

彼女はフランス生まれではないし、黒人だし、女性なのでパンテオンに入りにくい属性の持ち主です。

そのジョセフィンが、パンテオンに埋葬されたので、大きなニュースになりました。

タイトルは Joséphine Baker au Panthéon

ジョセフィン・ベーカーパンテオンへ

3分18秒、フランス語の字幕あり。

Joséphine Baker au Panthéon:トランスクリプション

L’entrée au Panthéon de Joséphine Baker, le 30 novembre 2021, est un événement plein de symboles.

La célèbre actrice, chanteuse et danseuse disparue en 1975, est en effet la première femme noire à recevoir cet honneur.

Dans une période marquée par une forte crispation autour des questions communautaires et identitaires, le choix d’honorer ainsi une femme noire, née à l’étranger, mais qui avait choisi la France pour y vivre selon ses idéaux, n’est pas anodin.

Il offre une occasion de mettre en lumière les valeurs d’universalisme, d’égalité et d’engagement incarnées par Joséphine Baker tout au long de sa vie.

C’est d’ailleurs la personnalité et le parcours hors du commun de cette artiste qui avait motivé, en 2019, le lancement d’une pétition demandant sa panthéonisation.

L’entrée au Panthéon de Joséphine Baker, c’est aussi et surtout la reconnaissance des combats de sa vie.

Pendant la Seconde Guerre mondiale, l’artiste avait mis sa célébrité au service du contre-espionnage français, profitant de ses tournées pour transporter des documents confidentiels.

Elle s’est aussi engagée dans la lutte contre le racisme : en France auprès de la Licra, aux États-Unis aux côtés de Martin Luther King, et jusque dans sa vie privée en adoptant 12 enfants de tous les continents.

Sa « tribu arc-en-ciel ».

Depuis 1791, la crypte du Panthéon accueille les dépouilles des principales personnalités qui ont marqué l’histoire de France.

Jusqu’à présent, avec seulement 5 femmes sur 80 panthéonisés, on peut dire que la devise gravée sur le fronton du monument a été respectée à la lettre !…

Après le premier résistant d’outre-mer et l’écrivain Alexandre Dumas, Joséphine Baker est seulement la troisième personnalité noire à entrer au Panthéon.

Parmi la douzaine de personnalités nées à l’étranger à avoir reçu cet honneur, elle est également la seule à avoir vu le jour hors d’Europe.

Peut-on pour autant parler d’un véritable tournant dans l’histoire de cette institution républicaine ?

Certains demandent par exemple que le Guyanais Gaston Monnerville, résistant de la Seconde Guerre mondiale et premier président noir du Sénat de 1958 à 1968, soit parmi les prochains à entrer au Panthéon.

D’autres militent pour qu’après Joséphine Baker, d’autres femmes reçoivent la même distinction, comme la révolutionnaire féministe Olympe de Gouges, la résistante Lucie Aubrac ou l’avocate des droits des femmes Gisèle Halimi.

L’hommage rendu à Joséphine Baker avec cette panthéonisation pourrait donc n’être qu’une première étape vers plus d’inclusion et de diversité dans le choix des personnalités à qui la République française veut ainsi montrer sa reconnaissance.

ジョセフィン・ベイカー:和訳

ジョセフィン・ベイカーが、2021年の11月30日にパンテオンに入るのは、とても象徴的なできごとです。

著名な女優、歌手、ダンサーであるベーカーは、1975年に亡くなっていますが、この栄誉を受けるはじめての黒人女性です。

コミュニティやアイデンティティに関する問題について強い緊迫感のある時代に、外国人生まれで、自分の理想にしたがって、フランスで生きることを選んだ黒人女性がこの栄誉に浴したのは、とても重要なことです(←取るに足らないことではありません)。

このできごとは、ジョセフィン・ベイカーが、生涯を通じて体現した、ユニバーサリズム、平等、社会参加の価値に光をあてる機会を提供します。

彼女の人格と、並外れたキャリアが、2019年に、パンテオン入りを求める署名活動の動機となりました。

ジョセフィン・ベーカーがパンテオンに入ることは、特に、彼女の人生での戦いを称えることです。

第2次世界大戦中、このアーチストは、有名であることを活用し、フランスの防諜機関に協力し、ツアーを利用して、機密文書を運びました。

また、人種差別との戦いにも身を投じました。フランスでは、リクラと、アメリカでは、マーティン・ルーサー・キングと共に。私生活では、世界各国から12人の子供を養子に迎えました。

彼女の「虹の大家族」です。

1791年以来、パンテオンの地下の納骨堂には、フランスの歴史に名を残した主要な人物の遺体が収められています。

今のところ、パンテオンに入った80人のうち、女性は5人だけです。建物のペディメントに刻まれたスローガンは守られていると言えるでしょう。

海外県最初のレジスタンス活動家と、作家のアレクサンドル・デュマに続いて、ジョセフィン・ベイカーは、パンテオン入りした3人めの黒人です。

すでにこの栄誉を受けた数十人の外国生まれの人の中で、彼女は、唯一、ヨーロッパ以外で生まれた人です。

このことは、パンテノン(この共和国の制度)の歴史における真のターニングポイントと言えるでしょうか?

ある人たちは、ギアナ人のガストン・モネルビル、第2次世界大戦中のレジスタンス活動家で、1958年から1968年まで初の黒人の上院議長を勤めた人ですが、彼を、次にパンテオンに埋葬すべきだと言っています。

ジョセフィン・ベイカーに続き、他の女性も同じ栄誉を受けるべきだと言う人もいます。たとえば、革新的なフェミニスト、オランプ・ド・グージュ、レジスタンス活動家のリュシー・オブラック、女性の権利を守る弁護士、ジゼル・アリミなど。

パンテオンに埋葬して、ジョセフィン・ベイカーへの敬意を示したことは、フランス共和国が感謝の念を示す人の選択において、より多くのさまざまな人を対象にする最初のステップに違いありません。

単語メモ

une crispation  筋肉の痙攣(けいれん);いらだち

anodin  取るに足らない

une crypte  地下納骨堂

une dépouille  遺体

une devise  標語、スローガン

un fronton  ペディメント、建物の3角形や円弧状の妻壁。

パンテオンに刻まれているスローガンは、Aux grands hommes la patrie reconnaissante(偉人たちへ、感謝せる祖国より)で、hommes は男性という意味なので、男性が多いのは、このスローガンにのっとっている、ということです。

ジョセフィン・ベイカー 関連動画

Joséphine Baker : portrait d’une héroïne(ジョセフィン・ベイカー:ヒロインの肖像)

2分13秒。

彼女の踊りはとても躍動的でセクシーだったようです。

アメリカは、フランスより人種差別がひどかったので、ジョセフィン・ベイカーは、フランスに移住しました(Wiki情報)。

ベーカーは、すべて国籍の違う12人の子どもたちを養子に迎え、「虹の家族」と呼ばれています。

■パンテオンに関するほかの記事もどうぞ

パンテオン(パリにある建物)とは何ですか?

パンテオンから見るパリの景色

*****

パンテオンに埋葬されるのは本当に特別な人たちで、そのほとんどが男性です。

女性は極端に少ないので、女性がパンテオン入りするたびに、大きなニュースになりますね。






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