パリのパンテオン

フランス語を読む練習

パンテオンから見るパリの景色

パリのパンテオンのドームにあるフレスコ画と展望台(一番上)を見せている3分の動画を紹介します。

タイトルは、Au sommet du Panthéon(パンテオンの頂上)

パンテオンはパリにある新古典様式の建物です。

フランスの偉人をまつっている霊廟(れいびょう)です。お墓は地下にあります。



パンテオンの頂上

フランス語の字幕を表示できます。

3分

うまく見られない人は、こちらからどうぞ⇒Ilini | Hidden secrets of the Panthéon

トランスクリプション

Le Panthéon recèle encore d’autres curiosités.

À 35 mètres, sous la coupole, se trouve un endroit dont seul Gaëtan Brunel possède la clé.

Donc on est ici dans l’enchâssement des trois coupoles.

On est ici sur la deuxième coupole qui abrite comme on le voit ici, cette fresque du baron Gros.

C’est une commande de Napoléon qui voulait faire représenter une fresque montrant toute l’histoire de France, de Clovis à lui-même.

Gros n’a pas eu le temps d’achever sa fresque à la fin du Premier Empire, et c’est Louis XVIII qui lui a demandé de l’achever en grattant Napoléon et en mettant Louis XVIII à la place.

C’est donc pour cela qu’au-dessus de nous, il y a la figure de Louis XVIII, et même – suprême ironie de l’histoire – que dans le décor, se trouvent les visages de Louis XVI et Marie-Antoinette.

Puisque le Panthéon né de la Révolution ne s’attendait pas à voir réinstallées dans le décor, ces deux figures de l’Ancien Régime qu’étaient par excellence, Louis XVI et Marie-Antoinette.

Cette fresque, au fond à l’image de ce lieu, elle a été plusieurs fois réécrite pour donner aujourd’hui ce mille-feuille historique qu’est le Panthéon.

Et au fond, visiter le Panthéon aujourd’hui, c’est avoir accès à notre histoire.

Encore plus haut, le lanternon.

Il culmine à 83 mètres et domine toute la capitale.

Donc là, on arrive au sommet du Panthéon.

On est à l’équivalent d’un vingt-quatrième étage.

Bref, c’est Paris dans toute sa splendeur qui s’étale sous nos pieds, devant nos yeux.

Il y a une compétition entre les plus belles vues de Paris : celle de la Tour Eiffel n’est pas mal, celle de l’Arc de Triomphe, Notre-Dame est magnifique.

Mais celle du Panthéon, je crois, est la plus belle parce qu’on est à l’un des points les plus hauts de Paris.

Mais surtout, on est en plein centre, à 360 degrés et la vue qui s’offre d’ici, personne d’autre ne peut l’avoir.

Cette porte que l’on n’ouvre jamais donne accès au balcon du lanternon, un endroit très exceptionnel, puisqu’on est quasiment en plein ciel.

Le Panthéon, c’est un peu le phare de la rive gauche.

Il offre un point de vue unique sur tous ces monuments qui font le cœur du Paris historique, du Paris intéressant sur le sommet de la montagne Sainte Geneviève.

Voilà le Paris qui nous enchante, tel qu’on ne peut pas le voir ailleurs.

Et je crois que c’est aussi ce qui fait l’émerveillement de ceux qui ont la chance de monter jusqu’ici, voir ainsi Paris rive gauche comme on ne le voit jamais ailleurs.

和訳

パンテオンにはほかにも興味深い点が秘められています。

高さ35メートルの地点、ドームの下に、ガエトン・ブリュネルだけが鍵を持っている場所があります。

ここは、3つの丸天井の、飾りがはめこまれた場所です。

いま、2つ目のドームの下にいます。馬の絵が見えます。グロ男爵のフラスコ画です。

ナポレオンが、クロビスから自分まで、フランスの歴史全部をフラスコ画に描くよう注文しました。

グロは、第一帝政の終わりまでに完成する時間がなく、ルイ18世が、ナポレオンのところを削って、自分を入れて完成させるよう命じました。

だから、いま、私たちの上に、ルイ18世の姿があり、同時に、大いなる歴史の皮肉ですが、同じ装飾に、ルイ16世とマリーアントワネットの顔も見えるのです。

なぜなら、フランス革命がパンテオンを使うことを決めたとき(フランス革命からパンテオンが生まれたとき)、装飾を作り直すことを考えていなかったので、アンシャンレジームの代表である、ルイ16世とマリー・アントワネットが描かれたのです。

このフレスコ画は、この場所の絵のように、何度か、描きなおされて、今日のような形になっています。この、歴史的なミルフィーユ(何枚も層が重なっているさま)こそが、パンテオンなのです。

パンテオンを訪れることは、私たちの歴史に到達することです。

もっと高いところに、頂塔があります。

高さ83メートルでそびえ立ち、パリ全体をのぞんでいます。

ここが、パンテオンの頂上です。24階のビルと同じ高さです。

つまり、パリの見事な風景が、足元に広がり、目の前にあります。

もっとも美しいパリの景観は、ほかの場所でも見られます(←景観の競争があります)。エッフェル塔からの景色も悪くないし、凱旋門やノートルダムからの景色もすばらしいです。

でも、パンテオンから見る景色が、もっとも美しいと思います。なぜなら、パリのもっとも一番高いところの1つにいますから。

特に、ここは街の真ん中です。ここから、360度見渡すことができます。ほかの場所では、こんなことはできません。

この扉は、ふだんは決して開けませんが、頂塔のバルコニーに続いています。並外れた場所です。だって、ほとんど空の中ですからね。

パンテオンは、左岸の灯台とも言えます。

パリの歴史の中心を形作るこれらの建物すべての、ユニークな眺望を提供していますから。サントジュヌヴィエーブの丘の頂上にある興味深いパリの景色を。

ここには、私たちを魅了するパリがあり、ほかのどこでも見ることはできません。

この景色は、ここまでのぼる機会がある人たちを驚かせます。こんなふうに、ほかでは決して見られないようなパリの左岸が見えますからね



単語メモ

receler   包み隠す

une coupole  丸天井

baron Gros  グロ男爵。画家のアントワーヌ=ジャン・グロ(Antoine-Jean Gros 1771-1835)。彼はナポレオンの知己を得て、軍に同行し、戦場でのナポレオンの絵をたくさん描いています。

パンテオンの壁画は、晩年の作品で、1811年から1824年に制作しました。

流派としては、古典主義派で、ロマン主義が台頭する中で、64歳のとき、セーヌ川で投身自殺しています。

fresque  フレスコ;下地の漆喰がまだ乾いていないうちに、その上に水で溶いた顔料で描く技法、この技法で描かれた壁画。

un enchâssement  (宝石などを)はめ込むこと、散りばめること

Clovis  クロビスlフランク王国メロビング朝歴代の王。ここでは、初代フランク国王のこと。

l’Ancien Régime  フランス革命以前の政治・社会体制

par excellence  典型的な、代表的な

au fond  実は

un lanternon  頂塔、屋根上の明かり取り

culminer  高くそびえる

un point de vue  見晴らしのよいところ、見晴らし、眺望

un émerveillement  感嘆、驚嘆

パンテオンについて基本的な内容は、先週の記事を読んでください。

パンテノン(パリにある建物)とは何ですか?

■関連記事もどうぞ

パリのエッフェル塔の楽しみ方。

凱旋門(がいせんもん)から見たパリ

パリのノートルダム大聖堂で大きな火事、発生。

*****

パリの建物シリーズ、いかがでしたか?

屋上に行くまでに、階段をのぼるのがちょっときついですね。






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