左利き

フランスの暦、年中行事

8月13日は左利きの日。なぜ左利きの人がいるのか?

8月13日は「世界左利きの日」です。1992年にできた記念日です。

フランスの子ども新聞でこの日を取り上げていました。興味深い記事なので訳してみましたよ。



左利きの日の由来

Bonne fête à tous les gauchers !
「左利きの日」おめでとう!

テーブルで隣合わせになった人の邪魔になったり、ペンのインクで汚したり、自分に合うはさみが全く見つからなかったり・・・これがフランスにいる350万人の左利きの人の日常です。

どうして、右利きと左利きの人がいるのでしょうか?

なぜこれが、きょうの話題なのですか?

本日、8月13日は、「世界左利きの日」だからです。

きょうのニュース

左利きの人のために特別な日を作るのは、多少こじつけめいています。それでも、「左利きの日」があるおかげで、右利きのために作られている世界に生きていることに気づけます。

なぜ左利きと右利きの人がいるのでしょうか?

脳は2つの半球を持っています。左側の半球が、体の右側に、右側の半球が左側に命令を出します。

2つの半球は、それぞれが決まった役割を持っています。たとえば、左側の脳は言葉をつかさどり、右側の脳は方向感覚をコントロールしています。

ちょっとやってみてください。

まず、誰かに、あなたを前に押すように頼んでください。倒れないようにするため、自分が反射的にどちらの足を出すか調べてください。

こうすると、自分の脳のどちら側が優勢かわかります。

無意識に、どちらかの脳を使って、よりうまく振るまい、よりよく見て、よりよく聞いているのです。

なぜ左利きの人がいるのか、専門家はいろいろな意見を主張しています。その1つは、遺伝です。家族に左利きが多いほど、自分も左利きになる可能性が高いです。

左利きは本当に不器用なのでしょうか?

人口の13%が左利きです。つまり右利きのほうが多いということですね。

胎児がお母さんのお腹にいるとき、お母さんの心臓に向かって左側でくっついて、右側を自由に動かせるようにしている、と言えるかもしれません。そうすれば、右手をよりうまく動かせるようになります。

少数派なので、左利きの人は長い間、悪く思われていました。

宗教や、よい行いの規律においてです。学校では、長い間、左手を無意識に使うのを禁じていました。左利きの人を「逆らう者(contrairés)」と呼んでいました。

ちなみに「2本の左足を持つ(avoir deux pieds gauches)」という表現は「不器用である」という意味です。

そして「左足で立つ(se lever du pied gauche)」は「不機嫌である」という意味です。

毎日の行動の多くが「右利き用」にできています。右手で握手しながら挨拶します。右手で車のギアを変えます。地下鉄の切符に右側でパンチを入れます。

とは言え、ラファエル・ナダル(テニスの選手)、ジミ・ヘンドリックス(ギタリスト)、リオネル・メッシ(サッカーの選手)は、左利きが不器用なんて、とても言えないことを、証明していますね。

きょうの語彙

hémisphère 球(sphère )の半分を示す言葉。頭蓋骨の中で、脳の右半球は右側にあります。

hérédité 祖先から心身の特徴を受け継ぐこと。

元記事 → Les raisons d'être gaucher ou droitier expliquées aux enfants1jour1actu – Les clés de l'actualité junior 13 août 2013

単語メモ

gêner 動きを妨げる

étaler 広げる

gaucher 左利きの

bavures  失敗、過ち

tiré par les cheveux 無理にこじつけた
explication tirée par les cheveux 苦しい説明

le fait que + ind. ~ということ

vis < vivre  生きる 
vis, vis, vit, vivons, vivez,vivent

habile 器用な、上手な

avancer   (考え、意見など)を持ち出す、提唱する

hérédité  遺伝

gauche   不器用な、ぎこちない

serrer  握りしめる

vitesse  変速ギヤ
passer les vitesses ギヤチェンジする

poinçonner パンチを入れる

crâne   頭蓋骨

関連ニュース

左利きの日が話題のニュースクリップです。

RTIは la Radiodiffusion Télévision Ivoirienne のことで、コートジボワール(Cote d’Ivoire)のテレビ局です。



左利きの人がいる理由

左利きの人がいる理由については、確かなことはわかっていないそうです。

遺伝と言われることが多いのですが、一卵性双生児でも、利き腕が違うことがあります。

人口のおよそ1割が左利きである割合はどこでも同じとのこと。外国のほうが左利きが多く見えるとしたら(実際そう見えますが)、それは子どものとき、矯正されるか、されないかの違いと言えそうです。

最近のアメリカの大統領には左利きが多いですね。フォード、レーガン、ブッシュ(父)、クリントン、オバマは皆、左利きです。

「左利きの日」はイギリスで生まれました。提唱者(左利き)の誕生日が8月13日だからこの日になったのです。

しかし、日本では、お盆のため、イベントなどがやりにくいという理由で、2月10日も「左利きの日」と決められています。

2月10日を02月10日と考えて、0がレ、2がフ 10がトで「レフト」だからです。最初の「レ」はかなりのこじつけですね。まあ、記念日とはそうしたものですが。

私は右利きですし、これまで身近に左利きの人はいませんでした。横開きの家電のデザインは、右利き用に作ってあると思います。左利きの人は人知れぬ苦労がいろいろとあるのでしょうね。






ピックアップ記事

  1. 2019年版、フランス語と英語が勉強できるカレンダーの紹介。
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集
  3. ぜんぶ無料:あなたのフランス語学習に役立つサイト16選

関連記事

  1. 春

    フランスの暦、年中行事

    4月から6月をフランス語で言うと?~フランス語の暦(7)

    フランス語を始めたばかりの人にも楽しんで読める「フランス語初心者シリー…

  2. ブドウの木

    フランスの暦、年中行事

    歌と訳詞:故郷の九月~ジルベール・ベコー その1

    ジルベール・ベコーの「故郷の9月」をご紹介します。ジルベール・…

  3. 母の日

    フランスの暦、年中行事

    この世でもっとも大変な仕事とは?~その3(終)

    こんにちは。penです。きょう5月25日、フランスでは「母の日…

  4. サンタクロース

    フランスのことわざ

    フランス語のことわざ32~冬を夏に変える2つのものとは?

    今日は季節のことわざをご紹介します。楽しい気持ちで健康にすごせ…

  5. 果樹園

    フランスの暦、年中行事

    12ヶ月の言い方、総復習~フランス語の暦(10)

    1月から12月までの12ヶ月の呼び方の復習です。動画を2つつけました。…

  6. バレンタインデーのティーセット

    フランスの暦、年中行事

    バレンタインデーの歴史とフランスの愛の日の事情。

    なぜ2月14日がバレンタインデーなのか、簡単なフランス語でその由来を説…

コメント

    • かぢゅ*
    • 2015年 3月 22日

    こんばんは(^O^)
    ニュース記事まとめ(2)の記事から飛んできました!

    左利きの日なんてあるんですね!
    実は私も左利きなのですが、家族はみんな右利きです。
    あんまり左利きの人が居ないので、見つけると親近感が沸きます笑

    前までは左利きのことにコンプレックスを感じていたのですが、
    著名人にも左利きの人が結構いたりするので嬉しかったりで
    今はもう全然コンプレックスなど無くなりました(^O^)
    むしろ左利きってことが自分の一つの魅力って感じですね笑笑

    またコメントきますね☆

      • フランス語愛好家
      • 2015年 3月 22日

      かぢゅ*さん

      こんにちは。過去記事読んでくださってありがとうございます。
      日本ではあまり左利きの人がいない気がするのですが
      こちらでは、日本よりは多いです。

      もしかして、日本では小さいときに矯正されるのかな。

      道具など右利き仕様が多いので、不便だと思いますが、
      個性の1つだと私も思います。

      友だちに「かっこいい」とか言われませんか?

      いつもコメントありがとうございます。
      またぜひ遊びに来てください☆

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね♪

CTL+D でお気に入りに登録。

Feedlyで確実に更新をチェックしよう。

follow us in feedly

更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

新しく書いた記事です。

  1. フランス語の学習に役立つおすすめの本
  2. 新しいもの:かわいいフランス語(130)
  3. エピファニー(公現祭)とはどんな意味?
  4. 今年はフランス語をがんばるぞ、という新年の目標を達成するには…
  5. サンタクロースがやってきた:ペッパピッグで学ぶフランス語(3…
  6. クリスマスの13種のデザート(プロバンス地方の伝統)
  7. 連絡:お問い合わせいただいたプッゼさん、返信メールが戻ってき…
  8. 2019年版、フランス語と英語が勉強できるカレンダーの紹介。…
  9. クリスマスはいくつ?(Combien de Noëls ):…
  10. ドラマ、Dix pour cent (10パーセント)の予告…

おすすめ記事いろいろ

  1. カーネーションとサクラの花言葉をフランス語で説明しよう
  2. かわいいフランス語教えます~その52 ソーイング(裁縫)の単…
  3. 帽子の選び方~あなたの顔にあったデザインは?前編
  4. “selfie” (自分撮り)~イギ…
  5. ヴェズレー・美しくも神秘的な村
  6. 続・春をイメージさせる言葉:かわいいフランス語教えます(12…
  7. ラ・シャンドルール(聖燭祭でありクレープの日)ってどんな日?…
  8. フランス語で学ぶチョコレートの歴史
  9. かわいいフランス語、教えます~その13 生地、布
  10. 美しいフランス語の歌詞にするための3つの工夫~『不思議の国の…

おすすめのまとめ記事

  1. かわいいフランス語、教えます~目次 その2
  2. 翻訳者養成講座関連記事の目次
  3. フランス語のことわざ~目次 その2
  4. 『百合のFranceウォッチング』~目次 その3(L51~L…
  5. かわいいフランス語、教えます~目次 その3
  6. フランス語のCMの記事のまとめ。ディクテに最適。
  7. ニュースの記事のまとめ(2)
  8. 『不思議の国のFrance』関連記事の 目次その3
  9. フランス語の名言の記事の目次
  10. 「パッケージのフランス語」の記事の目次~その1

フランス語の勉強法とか

  1. フランス語の日めくり
  2. 黒板
  3. 星の王子さまの本

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

PAGE TOP