西アフリカにあるリベリア共和国で、バスの中で高校生にパソコンを教えていると伝える2分のニュースを紹介します。
タイトルは、Libéria : un bus pour apprendre l’informatique(リベリア:パソコンを学ぶためのバス)
バスの中でパソコンを学ぶ
1分50秒。
トランスクリプション
C’est bientôt la fin de l’après-midi à Ganta, dans le nord du Libéria.
Jeremiah Lloyd Cooper va préparer sa salle de classe dans ce minibus où il installe des ordinateurs portables pour des élèves du secondaire à qui il va faire découvrir l’informatique.
Lui, qui a débarqué à l’université sans avoir jamais utilisé un ordinateur de sa vie.
– Je ne savais même pas comment allumer un ordinateur mais j’ai choisi d’étudier l’informatique. Et je me suis senti humilié le premier jour où je suis entré dans le laboratoire informatique.
Mes doigts se sont figés sur le clavier.
Je ne savais pas comment taper et c’était humiliant.
Vous savez, je l’ai vécu. Depuis j’ai toujours voulu faire ça, initier les enfants qui terminent leur cursus secondaire à l’informatique.
Avec ses associés, il va à la rencontre de ces jeunes de zones rurales, défavorisés et avides d’apprendre.
Il les récupère à la sortie de l’école.
Tous versent une somme modique pour participer à cette formation et sont déjà familiarisés à Internet mais via un téléphone portable.
-Il nous aide à apprendre à comprendre les ordinateurs et à faire nos devoirs plus rapidement grâce à eux.
-Avec un ordinateur, quand vous entrez un mot qui n’est pas bien orthographié, l’ordinateur vous corrige. L’ordinateur est donc très important, il nous permet d’écrire plus vite qu’au tableau noir. On fait des erreurs lorsqu’on écrit au tableau, sur un cahier mais les ordinateurs, eux, ne font pas d’erreurs.
Ce « computer labs on wheels » ou « laboratoire sur roues » en français sillonne le nord du Libéria depuis novembre et a déjà formé un millier de jeunes.
Le Libéria, l’un des pays les plus pauvres au monde, est particulièrement à la traine en termes numériques.
Selon la Banque mondiale, seuls 26 % de sa population utilisaient Internet en 2020 contre 70 % par exemple en Afrique du Sud.
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バスの中でパソコンを学ぶ・和訳
リベリア北部にあるガンタでは、午後遅い時間です。
ジェレミア・ロイド・クーパーは、このミニバスの中の教室の準備を始めるところです。彼はここにノートパソコンを置き、高校生がパソコンについて学べるようにしました。
彼は、一度もパソコンを使ったことがない状態で大学に入学しました。
- パソコンの電源の入れ方も知りませんでしたが、コンピュータサイエンスを学ぶことにしたんです。はじめてコンピュータ室に入ったときは、屈辱的な気持ちでした。
キーボードの上で指が固まってしまいました。タイプの仕方も知らなくて、本当に恥ずかしかったです。
まあ、そんなふうに生きてきたんです。それ以来、こういうことがしたかったんです。高校を卒業する子どもたちに、パソコンの手ほどきをすることを。
彼は仲間たちと、地方に住む恵まれないけれど、勉強したい意欲のある学生たちに会いに行きます。
学校の出口で、生徒たちを拾います。
生徒たちは、皆、この教室に参加するために、少額の料金を払います。彼らは携帯電話で、すでにインターネットを使ったことはあります。
- 先生は、コンピュータについて学び、コンピュータを利用して、宿題を早くするのを助けてくれます。
- つづりを間違えて入力すると、コンピュータが直してくれます。だからコンピュータはとても重要です。黒板よりずっと早く文字が書けます。黒板やノートだと、間違えますが、コンピュータなら間違えません。
この「動くコンピュータラボ(車輪つきのコンピュータラボ)」、またはフランス語で、« laboratoire sur roues » は、11月からリベリア北部を巡り、すでに、1000人の若者が授業を受けました。
リベリアは世界最貧国の一つで、特に、デジタルの分野で遅れをとっています。
世界銀行によると、2020年にインターネットを利用したのは人口のわずか26%です。たとえば南アフリカでは、70%が利用しています。
単語メモ
initier 入門指導をする、手ほどきをする
le cursus (大学の修学の)課程
associé 協力者、仲間、同僚
défavorisé 恵まれない
modique (金額が)わずかな
à la traîne 遅れて
Cet élève est à la traîne dans toutes les matières. この生徒はどの教科でも遅れています。
リベリア・関連動画
Le Liberia veut devenir une destination phare en Afrique リベリアはアフリカを代表する目的地(旅行先)になることをめざしている
5年前のニュースです。
2分36秒。
Liberia : dans le bidonville où a grandi George Weah(リベリア:ジョージ・ウエアが育ったスラム街にて)
1分48秒。
これも、5年前のニュースです。ジョージ・ウエアは、もと名サッカー選手で、リベリアの現職大統領です。彼は「リベリアの怪人」という異名を持っています。世界で一番サッカーがうまい大統領とも言われています。
ウエアが大統領に選出されたのは2017年12月で、すぐ上で紹介したツーリズムに関する動画でも彼の名前が出てきます。
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リベリアは、「自由の国」という意味で、1866年、アメリカから移住した解放奴隷グループが建設した国です。
首都はモンロビアで、名前の由来は、アメリカの第5代大統領、ジェームズ・モンロー。
とても貧しい国として有名です。
バスの中に教室があると、いろいろなところに行けるから便利ですね。
以前、別のニュースで、バスの中が美容院になっているニュースを聞いたことがあります。
美容師がバスを用意して、あまり人のいない村に行って、サービスを提供しますが、近所の人たちは喜んでいました。
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