ディズニーランド

時事ニュース

アメリカのディズニーランドではしかが流行

アメリカのディズニーランドで麻しん(はしか)の患者がたくさん出たニュースをお伝えします。子ども新聞の2月3日の記事です。

記事のタイトルは
Etats-Unis : Mickey à la rougeole
アメリカ合衆国:ミッキー、はしかに

この à は、現状を示す à だと思います。

たとえば
auteur à la mode 流行作家

それでは和訳します。



Etats-Unis : Mickey à la rougeole アメリカ合衆国:ミッキー、はしかに

Les Américains pensaient s’être débarrassés de la rougeole dans les années 2000. Elle fait son grand retour. Cette maladie très contagieuse s’est déclarée en décembre au parc Disneyland en Californie.

アメリカでは、2000年代にはしかは根絶したと思われていました。ところがまた戻ってきたのです。たいへん感染力の強いはしかが、カリフォルニアのディズニーランドで12月に発生しました。

Disneyland, un nid pour le virus ディズニーランド、ウイルスの巣

アメリカは、ここ50年で最も深刻なはしかの流行に直面しています。同じ場所で大勢の人がある病気にかかることを«épidémie»(流行病)と呼びます。

12月にはしかの患者が出たのは、ほとんど、ロスアンゼルスのディズニーランドでです。ここで、ウイルスが拡散したのです。このテーマパークには世界中から人々がやってきます。

特に子どもたちがかかりました。先週までで、59人の患者が出ています。アメリカの人は国中に広がるのではないかと恐れています。

De la fièvre, des plaques rouges et de la toux 熱、赤い発疹、咳

はしかにかかると熱が出て、咳が出て、身体中に赤い発疹がでます。

はしかは空気感染します。そのため、伝染病と言われています。

感染していない人が、感染者のそばに行くと、さわらなくてもはしかが伝染ってしまいます。

合併症を発生する可能性があり、青少年や、子どもたちにはとても危険な病気です。これがはしかの一番心配なところです。

Un vaccin contre la rougeole はしかのワクチン

はしかのワクチンはあります。ですが、
- 再接種を忘れてしまう。
- ワクチンがほかの問題を引き起こすと疑っている両親は子どもに接種を受けさせない。
こんなケースがあります。

医者はこうした両親の判断が、子どもの生涯に影響を与え、危険な目にさらすこともあると言っています。

2月3日、アメリカ大統領のバラク・オバマははしかの予防接種を促す大キャンペーンを打つことを発表しました。

元記事 → www.jde.fr : Tous les articles : Etats-Unis : Mickey a la rougeole

関連ニュース

単語メモ

rougeole はしか  発音は「ルジョル」

se débarrasser 処分する

se déclarer 突然起こる

frapper (病気、不幸が)襲う

se disperser  散り散りになる

toucher (病気などが)及ぶ

craindre que (ne) + 接続法  
Elle craint que sa fille ne tombe malade.
彼女は娘が病気になるのを恐れている。

se répandre 撒き散らす

plaque この単語は、板、プレートですが、医学では、斑(はん)、斑点
sclérose en plaques 多発性硬化症
歯垢のプラークもこの単語です。

se transmettre 伝染する

contagieux, contagieuse 伝染病の

à côté de ~のそばに

rappel 再接種

soupçonner de ~の疑いをかける



はしかについて

はしかは、記事にもあったように高熱、咳、発疹が出る病気で、とても感染力が強いです。中耳炎、気管支炎、肺炎、脳炎などの合併症にかかる率が高く、赤ちゃんがはしかになると危険ですね。

日本では2006年から、はしかと風疹の混合ワクチンが定期接種(無料)で受けられるようですが、これは2回やるんですかね? 日本でははしかにかかる人ってけっこういます。

しかし、アメリカではMMRという新三種混合ワクチンを就学前に2回打たないと学校に入れないので、予防接種は日本より徹底しています。

MMRというのは
麻疹(measles)、
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)(mumps)
風疹(rubella)
の混合ワクチンです。

ですからはしかの患者はめったにいないはずなのに、今回ディズニーランドで50人以上かかったので社会問題となっています。

たとえもともとの感染源が外国人だとしても、アメリカ国民でも、1歳以下だとまだ予防接種をしていないので、感染してしまいますね。

またディズニーランドで働いている人の中には、大人になってから、アメリカに移住した人もいるでしょうから、そういう人もかかってしまいます。

とにかく感染力が強く、感染した人のそばに行くと9割まで伝染ってしまう病気ですから。

一度、はしかにかかった人は生涯かからないと思われていましたが、そうではないそうです。一度感染して免疫記憶がある状態で、再び軽く感染して免疫記憶が書き換えられれば、生涯かかりません。

私は、はしかも水疱瘡もやっています。私が子どものころは、みんなふつうにかかっていましたから、治ったあとも感染して、免疫記憶が書き換えられ、終生免疫になったのではないかと思います。

おたふくかぜにかかったかどうかは忘れてしまいましたが。

新三種混合ワクチンは、自閉症の原因になると長くイタリアで裁判になっていましたが、結局「MMRと自閉症とは無関係である」というのが現在の研究者の見方です。

予防接種は免疫系に働きかけるため、副作用があるのはあたりまえです。自然なことじゃないですから。しかし予防接種しないと、はしかやほかの怖い病気にかかって、死亡する可能性も多いにあるわけなので、どちらを選ぶか、という話になるのではないでしょうか。

ところで、あまりに小さい子どもをディズニーランドに連れていっても無意味だと思うのですが、どうなんでしょうかね?上の子が幼稚園ぐらいだったとしても、下が赤ん坊だったら、もう少しあとに連れていったほうが親も子どもも疲れず、楽しめると思います。

それでは次回の子ども新聞の記事をお楽しみに。






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