人種が違う人達の手

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共に生きるとはどういうことか?

自分とは違う人間とともに生きることについて説明している 1 jour 1 question のアニメーション動画を紹介します。

タイトルは、C’est quoi vivre ensemble ? (一緒に生きるって何?)



Vivre ensemble

1分50秒。

トランスクリプション

C’est quoi vivre ensemble ?

Vivre ensemble est une expression que tu as peut-être entendu à l’école, en colo dans un centre de loisirs.

C’est ce qui permet de rendre nos relations avec les autres meilleur.

Tout d’abord, vivre ensemble ça s’apprend. Cela suppose de respecter l’autre, même si l’autre ne pense pas comme toi ou qu’il n’a pas les mêmes goûts, les mêmes amis, la même couleur de peau ou le même sexe, les mêmes traditions.

Vivre ensemble, c’est réussir à accepter les différences et à ne plus être mal à l’aise.

Pour y arriver, on a besoin de se parler et de s’écouter.

D’échanger pour comprendre que ces différences sont une richesse.

Prenons l’exemple d’un enfant en colo, qui vient d’un autre pays avec d’autres habitudes et qui ne parle pas la même langue.

Ça peut t’intimider ou te déranger.

Tu peux avoir des préjugés sur lui.

Du coup, tu préféreras l’éviter, alors que vous pouvez peut-être bien vous entendre et qu’il partage peut-être les mêmes passions que toi.

Il joue au basket, il écoute la même musique.

Dans ce cas-là, il ne faut pas hésiter à en parler à un adulte.

Il pourra t’aider à surmonter ta gêne et à te comporter comme avec tes copains.

Ce besoin d’échanger bien qu’il existe des différences, tu peux le vivre dans d’autres situations.

Si, par exemple, tu remarques un enfant isolé, à l’écart des autres, essaie de comprendre pourquoi et n’hésite pas à en parler un adulte.

Ou si un des enfants est en situation de handicap, et que tu es mal à l’aise, parles-en à un adulte qui pourra t’aider.

Finalement, vivre ensemble, c’est être tolérant, attentif aux autres, ne pas les rejeter ou les craindre.

Pour y arriver, il faut parfois faire un petit effort et aller vers eux.

Et pour ça, rien de mieux qu’une colo ou un centre de loisirs pour s’ouvrir aux autres et se faire de super copains.

一緒に生きる・和訳

一緒に生きるってどういうこと?

ともに生きるという表現を、きっと君も学校やレジャーセンターの林間学校(サマーキャンプ)で聞いたことがあるでしょう。

それこそが、他人と私たちとの関係をよりよくするものです。

まず、共に生きることは、学ぶことができます。

それは、相手を尊重することです。たとえ、相手が君とは違うふうに考えていても、同じ趣味、同じ友人、同じ肌の色、同じ性別、同じ伝統をもっていなくても。

ともに生きるとは、違いをうまく受け入れて、気まずさを感じなくなることです。

そうするためには、私たちは、お互いに話をし、聞かなけれなりません。

その違いこそが豊かさなのだと理解するために、交流すること。

たとえば、サマーキャンプにいる子供の例を考えてみましょう。別の国からやってきた子で、異なる習慣をもち、同じ言語を話さない子です。

その状態は、君を怖がらせ、嫌な気分にさせるかもしれません。

彼に対して偏見を持つかもしれませんね。

その結果、君は彼を避けるほうがいいと思うのです。もしかしたら、彼と仲良くなれるし、彼は君と同じものが好きかもしれないのに。

彼はバスケットボールをし、同じ音楽を聞きます。

そんな時は、迷わず、大人に相談すべきです。

大人が、君が恥ずかしさを乗り越え、ほかの友人にするのと同じふるまいをするよう助けてくれるでしょう。

違いがあっても、交流すべきなのです。君は、ほかの状況を体験するかもしれません。

もし、たとえば、一人ぼっちで、他の子たちから離れている子を見つけたら、その理由を考えて、大人にそのことを話しましょう。

また、障がいをもつ子がいて、居心地悪さを感じたら、そのことを、大人に話して、助けてもらいましょう。

最後に、ともに生きるとは、他人に寛大になり、注意深くなり、拒絶したり、恐れたりしないことです。

そうするために、ときには、少し努力をする必要があるし、自分から彼らに近づかなければなりません。

この点で、他人に心を開き、すばらしい友達を作るのに、サマーキャンプやレジャーセンターほどいい場所はありません。

単語メモ

colo = colonie  林間学校、サマーキャンプ

échanger  交換する、交わし合う

super という単語は、いつも形が変わりません。



ともに生きる・関連動画

Vivre ensemble : les débats philo s’invitent à l’école primaire (ともに暮らすこと:哲学的議論が小学校で行われている)

自分と違う人に対して寛容であることを授業で教えている小学校を取材したクリップ。

3分19秒。

****

数日前に、アメリカのフロリダ州で、店で買い物していた黒人3人が銃で撃たれて死亡した事件があり、ヘイトクラムとの報道がありました。

いくら黒人が嫌いでも、数人殺したところで、犯人にとっては、特に何もいいことないだろうし、実際、この犯人は、人を撃ったあと、自殺しています。

犯人はちょっとメンタルを病んでいた人だから、と片付けることもできますが、昨今、ヘイトクライムは増えていますよね。

カナダでも、2年前、オンタリオ州で、イスラム教徒の家族が轢き殺されました。家族5人で横断歩道を渡っていたら、意図的に車が突っ込んできたのです。その理由は、彼らがイスラム教徒だったから。

生存したのは、9歳の男の子だけで、ニュースでは、重症だと伝えられていました。いきなり、お父さん、お母さん、お祖母さん、お姉さんが殺されてしまうって理不尽すぎます。

自分と違うものに対する憎しみをもたないようにするには、子供のうちから、多様なものを受け入れることを学習させるのがベストなのかと思い、今回、「ともに生きること」に関するクリップを紹介しました。

人種や文化的背景が違う人でも、1対1で話してみると、たいていは仲良くなれるので、そういう体験を積み重ねることが重要かもしれません。






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