ストリーミングで聞いている久松先生のラジオ講座の受講メモ。きょうは7月22日放送分の46課です。
テーマは直接目的語になる代名詞です。
直接目的語とは?
たとえば、
「penはパンを食べる」の「パンを」です。
フランス語だと Pen mange du pain.の du pain
日本語の「~を」という部分。(動詞によっては和訳したとき助詞が微妙に変わるものもある)
動詞の動作を直接受ける単語です。
どれが直接目的語なのかわからなくなったら「何を〇〇なの?」とか「誰を〇〇なの?」と心の中で考えると見つかります(たぶん)。〇〇は動詞です。
「代名詞って?」
代名詞は、名詞を何回も言うのが大変だから「それ」と簡単に言う言い方です。
パンを食べる ⇒ それを食べる の「それ」
日本語では、「パン」が「それ」になるだけですが、フランス語では、同じパンでも代名詞にすると・・・
なんと、文の中で場所が変わってしまうのです!
厳密に言うと動詞の前に来てしまうんです。
たぶん代名詞は短いから動詞のあとだとおさまりが悪いからだと思うのですが、私の勝手な憶測です。
だって、英語は場所が変わらないですからね。
では、早速復習しましょう。
直接目的語になる代名詞
主語になる形の代名詞の横にすべて並べてみます。
je – me 私を
tu – te きみを
il – le 彼を、それを(男性名詞用)
elle – la 彼女を、それを(女性名詞用)
nous – nous 私達を
vous – vous あなたを(丁寧/単数)、あなたたちを
ils – les 彼らを、それらを
elles – les 彼女らを、それらを
先日出てきた強勢形と同じで、nous,vousは変わりませんね。
3人称の le, la, les は定冠詞と同じスペル、とおぼえておくと混乱しません(とくに間接目的語を習ったあとに)
me, te, le, la はあとに母音ではじまる動詞がくるときはエリジオンします。
たとえば、
Je t’aime. ジュテーム
t’aime = te + aime
直接目的語の代名詞の場所
●動詞の前
Je regarde la télé. テレビを見る。
Je la regarde. それを(テレビのこと)を見る。
これだけだと、名詞を略して、定冠詞だけ前に持ってきたようにも見えますね。
Je invite mes amis. 友達を招く
Je les invite.
この場合は mes amis ⇒ les
●否定文のとき
目的語を代名詞の前に置いたそのかたまりを ne・・・pas ではさみます。
Tu aime ta femme ?
Non, je ne l’aime pas.
l’aime = la aime
今回のポイントはこれだけですね。
まず、形を覚え、場所を変える(動詞の前に持っていく)練習をします。でもそれより難しいのは、名詞を的確な代名詞にすることかもしれません。
形としては6個しかないのですが。
では、最後に講座の応用のダイヤローグをチェックしましょう。
Tu n’as pas ton imperméable ?
Non, je ne l’ai pas.
きみ、レインコート持ってないの? - ううん、持ってない。
ton imperméable ⇒ la に変わり、動詞aiとエリジオン。
否定文だから、l’ai ごと、 ne … pas ではさんでいます。
imperméable はレインコート
この単語はin(否定を表す接頭語)+perméable(液体を通す)という成り立ちです。
※inは b,m,p の前にくるとimになります←豆知識
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さて、きょうは直接目的語を復習しましたが、わざわざ直接とついているのは、間接目的語もあるからです。
直接なのか、間接なのかは、日常生活でもけっこう重要ですよね?
「あんた、それあの人から直接聞いたの?ただのうわさじゃないでしょうね?」
とか。
あすはその間接目的語の復習です。お楽しみに。
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