フランス語を勉強するpen

Pas à pas〜ころばぬ先のフランス語入門

「まいにちフランス語」6:初級編L16-18~動詞avoir

4月1日から始まった春季のラジオ講座の受講メモを書いています。

6回目のきょうは第6週の(L16-L18)感想です。

5月は基本動詞を学んでいます。今週は予想どおりavoirでした。

今週も4月にゼロから始めた方には難しかったと思います。番組には毎回、基本のダイヤローグと応用のダイヤローグがありますが、応用の会話はもちろん、最初に読まれる基本のダイヤローグもいつもひねりがきかせてありますね。

私など、たまに1回で聞き取れないことがありますから。でもダイヤローグはすごく使いでのある表現で、丸暗記しておくといいだろうなと思うものばかりです。



L.16 avoir の活用

avoir は「持つ、持っている」という意味の動詞です。この動詞はよく出てくるんですが、それは助動詞としても使われるから。だから大事なんだと思います。

この回のポイントはaoirの現在形活用。avoirはAという母音で始まっているので、活用するとき、主語とエリジオンやリエゾンすることが多いのがポイントですかね。

単数側 j’ai, tu as, ill a, elle a, on a

j’ai はエリジオン
tu as も口語で早く発音されるときは t’as 「た」という発音になります。
ill a, elle a, on a もイラ、エラ、オナ、とアンシェヌマンという音がつながって発音されます。これはふつうに発音すればそういうふうに口が動くから難しくないとも言えます。

複数側 nous avons, vous avez, ils ont, elles ont

複数側ではリエゾンが発生。リエゾンはふだんは読まない語末の子音が後ろの単語と続けて発音するときに、なぜか読むことになって、発音が少し変わってしまうことです。

たとえば、

nous だけなら ヌ なのに、nous avons だと、nousのSの音を読み、ヌザボンとなる。これは理屈で考えても解決しないので、口慣らしをするしかありません。リエゾンは私もまだ発展途上中ですが、何度も口に出しているうちに慣れていくことは断言できます。

久松先生は「耳、目、口、手」にしみこませましょう、と言われてましたが、特にはじめのうちは意識して、聞いて音を覚えて、口に出すことが大事という気がします。

というのも、意外にもスペルは覚えられちゃうんです。



L.17 avoirと否定文

この課の最初のダイヤローグは

車のエンジン音がして
女性:ムッシュ、スポーツカーをお持ちなの?
男性:いや、免許すら持ってませんよ(はははは)

というものした。

このダイヤローグの「免許すら」の「すら」は même ですが、一回目のとき、私はこれが聞き取れなかったです^^; こういう短い単語って聞き取るのが難しいですね。

この課は否定文の説明がありました。

動詞を ne と pasではさむ。これは意外とわかりやすいですね。ついでに否定文のバリエである、ne … plus もはや~ない、 ne …jamais 決して~ない の説明と練習。

avoir+無冠詞の名詞で気持ちを表す
avoir soif(のどがかわいた), avoir sommeil(眠い), avoir faim(空腹である), avoir chaud(暑い)などなど

これはようするに「そういう状態を持っている」ということだと私は理解しています。

L.18 être,avoir の活用の復習その他

いつも水曜日が一番難しい気がします。そうとはっきり言われてないけど、水曜日はその週のまとめや復習に、さらなる文法項目をちらっと導入されています。

今回でいえば、まず二つの基本動詞の活用の複数をしてから、基本の会話が

ベビーカーからはみだしそうな子どもにむかって(テキスト持ってないから絵は見てませんが)

Quel âge a votre petite fille ? お孫さんはおいくつですか。
Elle n’a encore que trois ans. まだ3つなんです?

このダイヤローグに

・疑問形容詞
・年齢の言い方 avoir + 数字 + an(s)
・ne ~que 限定表現 que以下でしかない⇒que以下だけ、queにすぎない

という三つの文法項目が盛り込まれていました。quelは疑問形容詞なので、形容している名詞によって性数が変わるのがポイント。疑問形容詞はまた後日取り上げられると思います(まだやってないですよね?)。

練習問題でも年齢を言う箇所があって、そこにもIl a dix-neuf ans.19歳という、ディズナヴォンとneufの音がにごる年齢が出題されていました。

※savoir-vivrre マナー、礼儀作法
彼は礼儀知らずだ。Il manque de savoir-vivre.

過去の記事:
●初回⇒NHKラジオ講座「まいにちフランス語」1:初級編L1-3

●第二回⇒「まいにちフランス語」初級編L4-6~冠詞

●第三回⇒「まいにちフランス語」3:初級編L7-9~形容詞

●第四回⇒数字、曜日などの記事へのリンク集~「まいにちフランス語」4:初級編L10-12

●第五回⇒「まいにちフランス語」5:初級編L13-15~動詞être

先週のêtreショックに比べて、今週はそれほどでもなかったのですが、「教えてマダム」の内容も含めて細かく見ていくと、勉強のしどころがたくさんありますね。

さすが「緑の本」を作った久松先生、という気がします。

私は音声を聞きながら、メモをしていますが、情報量が多くて、ふっと気がそれると、知らないうちに次に行っており「あれ、今の話、何だっけ」と思って巻き戻しをすることもしばしば。

ふだんいかにテキストの文字情報に助けられているかということがわかります。

でも耳だけをたよりに内容をメモしながら聞いて、ついでにこのようにブログにまとめておくと、ただ聞き流すより学んだことが浸透していくような気がします。






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