母の日の花束

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フランスの母の日の意外な起源

日本の母の日はもう終わりましたが、フランスの母の日は毎年5月の最後の日曜日です。

2013年はきょう26日です。

きょうはこども新聞でフランスの「母の日」の起源に関する短い記事を読んでみました。



母の日の起源

Vive les mamans !
ママ、万歳!

お母さんに敬意を表するお祝いは何千年も前にさかのぼります。古代、ローマ人が、すべての神の母であるレアという女神を祝福しました。

さらに、1806年にナポレオン一世が、母親をお祝いすることを思いつきました。しかし、その考えが結実し、フランス人に浸透したのはそれから100年以上あとのことです。

これは、1914年~1918年の第一次大戦のとき、フランスにやってきたアメリカ人の影響です。アメリカ人は母の日に、ボタンの穴に白いカーネションをつけたのです。

戦争が終わったあと、政府は初めて「母の日」という行事を行いました。戦争でたくさんの命が失われたので、人口を増やすためにお母さんたちを評価したのです。

その後、1941年に当時の大統領であるペタン将軍が「母の日」を作ることにしました。「母の日」をもうけることで、彼は、家族の価値、特に主婦の役割を強調したかったのです。

数年後の1950年に正式に法律で5月の最後の日曜日を「母の日」とすることが決まりました。その2年後に父の日ができました。

元記事 → Vive les mamans ! | – 1jour1actu – Les clés de l'actualité junior1jour1actu – Les clés de l'actualité junior 24 mai 2003

単語メモ

Rhéa レア:ギリシア神話でタイタン族の一人、クロノスの妻、ゼウスの母

faire son chemin 考えなどが浸透する、ひろまる

œillet カーネーション

boutonnière ボタンホール 
porter une fleur à la butonnière ボタンホールに花を飾る

repeupler 再び増やす

フランスの母の日は6月になることもある

フランスの母の日は、5月の最終日曜日ですが、Pentecôteという聖霊降臨の主日(ペンテコステ)が同じ日曜日である場合は、6月の第一日曜日に母の日が移動します。

ペンテコステは復活祭のあとの第七日曜日です。精霊が使徒に降臨したことを祝います。

フランスの祝日は、キリスト教(カソリック)に関係しているものが多いですね。

参考⇒フランスに祝日は何日ありますか? – penのフランス語日記

こちらでは、母の日を説明する動画を紹介⇒フランスの母の日は、5月の最終日曜日。こんな経緯で生まれました。



アメリカの母の日の起源

日本の母の日はアメリカの母の日が起源です。アメリカの母の日は、1907年5月12日に、アンナ・ジャービスという女性が自分のお母さんの追悼式にカーネーションを捧げたことから始まったと言われています。

アンナのお母さんのアン・ジャービスは南北戦争中に敵味方問わず、負傷兵の健康や衛生状態を改善するために、地域の女性を集めて活動していました。

1907年より前の、南北戦争直後に、アン・ジャービスの活動にインスパイアされた女性参政権運動家ジュリア・ウォード・ハウが、母の日には結びつきませんでしたが「母の日宣言」をしています。

これは夫や子どもをもうこれ以上戦争には送らない「宣言」でした。

つまり「母の日」の歴史のうらに南北戦争があったわけですね。

フランスでは、第一次世界大戦で、アメリカ人の母の日の風習を見たことがきっかけで、母の日が生まれました。

しかも、正式に「母の日」になったのは、戦争によって失われた人口回復のために母のパワーを讃えるためだったとは。

「母の日」のかげに戦争あり。

なかなか考えさせられる歴史です。

今回の記事には「母の日」を先にナポレオンが思いついたと書いてあるのもおもしろいです。

この点について詳しいことは調べていないのですが、フランスとアメリカってどっちが先か何かにつけて張り合うようなところがありませんか?

場所が離れているせいか、同じ時期に同じようなものを偶然発明しているのですよね。

ちなみに、フランスの母の日は、カーネーションとはそれほど結びつきはなく、子どもたちがちょっとした贈り物やカードをお母さんに送るようです。






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