クリスマスツリー

暦、年中行事

本物のモミの木のツリーと、プラスチックのツリーとではどちらが環境によいか?

本物のもみの木のツリーと、プラスチック製のツリーではどちらが環境にいいか説明しているLe Mondeの動画を紹介します。



生木? それともフェイクツリー?

長さは3分3秒。フランス語の字幕を表示させることができます。

スクリプト

Ça, c’est un vrai sapin en bois qui perd ses aiguilles.

Ça, c’est un sapin artificiel chinois en plastique qui ne perd rien du tout.

80% des gens qui achètent un sapin à Noël choisissent la première catégorie.

Et les 20% qui choisissent la seconde ont souvent un argument qui leur donne l’air moralement supérieur…

J’veux dire, c’est beaucoup plus écologique qu’un sapin naturel.

Pourquoi ?

Déjà parce que un, t’as pas besoin de couper des arbres et puis deuxièmement, tu peux grave le réutiliser.

Ah ouais.

Ouais donc t’es con.

Oh, ok.

Mais alors est-ce que c’est vrai ?

C’est la question que s’est posée un cabinet d’études en développement durable québécois, Ellio.

Pour y répondre, les consultants d’Ellio ont analysé le cycle de vie de deux sortes de sapins d’un point de vue environnemental.

Et leur conclusion est sans appel.

Le bilan carbone du sapin naturel, c’est-à-dire la quantité de CO2 produit par son exploitation, est en moyenne 2,6 fois moins important que pour un sapin artificiel.

Mais alors pourquoi ?

Premièrement, parce que, contrairement aux arbres en plastique, les vrais sapins eux absorbent le CO2 contenu dans l’atmosphère.

Sachant qu’un sapin absorbe en moyenne 0,69 kg de CO2 par arbre et par an, et et qu’il est coupé en moyenne lorsqu’il a entre cinq et dix ans, ça fait déjà entre 3,5 et 7 kg de CO2 absorbé.

Contre zéro pour l’arbre en plastique.

Et puis, contrairement aux sapins naturels, qui sont produits grâce à une agriculture dite “raisonnée”, c’est-à-dire qui respecte l’environnement, les sapins artificiels eux sont fabriqués dans des usines qui rejettent beaucoup de CO2.

Et puis, contrairement aux sapins en plastique, qui sont produits en Chine, les sapins naturels, eux, sont généralement produits dans le pays même qui les utilise.

Résultat : le CO2 émis dans la phase de transport est bien supérieur pour les sapins en plastique.

Enfin, il y a aussi un autre point sur lequel les sapins naturels sont plus intéressants d’une point de vue écologique : le recyclage.

Contrairement aux sapins artificiels, les sapins naturels peuvent avoir une seconde vie.

En 2009, par exemple, près de 25 000 d’entre eux ont ainsi été compostés en France.

Du compost qui a pu être utilisé pour faire ça, ça ou ça.

Et 7% des sapins naturels ont même été replantés.

Tous ces chiffres sont basés sur un scénario où les sapins artificiels sont réutilisés pendant six ans.

Ce qui est déjà le double de la moyenne des sapins en plastique en France.

Mais si vous gardez votre sapin artificiel pendant plus de vingt ans, alors votre bilan carbone sera meilleur que celui d’un partisan des sapins naturels.

Malheureusement, il se peut alors que votre vieux sapin en plastique ne ressemble plus à rien.

和訳

これは本物の木のツリーで、針葉が落ちます。

こちらは、中国で作ったプラスチック製の人工の木で、何も落ちません。

クリスマスツリーを買う人のうち80%は、前者の木を買います。

20%の人たちは、後者の木を選び、しばしば、自分たちのほうが倫理上すぐれていると言います。

「あのね、人工のツリーのほうがずっと環境にいいんだよ」

「どうして?」

「まず、木を切らなくてすむし、次に、何度も使えるだろう?」

「ああ」

「そうだよ、おまえバカだな」

「ああ、そうか」

ですが、これは本当でしょうか?

この質問を、ケベックのエリオという持続可能な開発を研究しているリサーチセンターにしてみました。

この疑問に回答するため、エリオのコンサルタントは、2種類のツリーのライフサイクルを、環境によいかどうかという視点で分析しました。

その結果は、明らかです。

生木のツリーのカーボンフットプリント、つまり、それを使うことで生じる二酸化炭素の量は、平均2.6倍、人工のツリーより少ないのです。

でもどうしてそうなるのでしょうか?

まず、プラスチック製の木とは違って、本物の木は大気中のCO2を吸収します。

モミの木は1本につき、年に平均0.69キログラムのCO2を吸収しますし、その木が5年から10年成長したところで伐採されるので、その時すでに3.5キロから7キロのCO2を吸収しています。

一方、プラスチック製の木が吸収する量はゼロです。

さらに、本物のモミは、環境によい農法で生育されているのに、人工の木は工場で製造され、そのさい、たくさんの二酸化炭素が排出されます。

また、プラスチック製の木が中国で作られるのに比べると、本物のモミは、たいていそれが使われる国で生育されます。

つまり、輸送のときに排出されるCO2の量は、プラスチック製の木のほうがずっと多いのです。

最後に、本物のモミの木には、もう1つ、エコロジーという観点から見ると、ずっと興味深いポイントがあります。リサイクルできることです。

人工の木とは違い、自然の木は第2の生命を持つことができます。

たとえば、2009年には、25000本近くのモミの木が、フランスで堆肥にされました。

コンポストにするとこんなふうに利用できます。こんなことも、そんなことも、あんなこともできます。

しかも7%のモミの木は、再び植林されてもいるのです。

すべての数字は、人工のモミの木が、6年間使われることを想定して算出されています。

この数字はすでに、フランスでのプラスチック製のモミの木が使われる年数の2倍です。

しかし、もし、人工のモミの木を20年以上使い続けたら、そのカーボンフットプリントは、本物のモミの木を支持する人より、少なくなるでしょう。

残念ながら、その頃には、あなたの古いプラスチック製のツリーは、もうツリーには見えません。



単語メモ

grave  全く (話)

cabinet d’études  リサーチセンター

développement durable   持続可能な

sans appel   決定的な;控訴を認めない

bilan carbone  カーボンフットプリント、その商品のライフサイクルを通じて排出されるCO2 (温室効果ガス)の量。

exploitation  開発;活用

important  (数量などが)大きい、多数の、多量の

raisonnée  熟慮された、考慮された。ここでは環境によいように配慮された、という意味

partisan  信奉者、支持者

■クリスマスツリー関連記事もどうぞ■

クリスマスの単語 その2「クリスマスツリー」

クリスマスツリーはいつ、どうやって処分する?

******

Le Mondeの動画の意見とは違い、フェイクツリーのほうが環境にいい、という人もいます。

ただし、6年~9年は使わないと、生木のツリーに勝てません。

日本でもいまは、イケアや花屋で本物のモミの木を買うことができますが、フェイクツリーを使うほうが圧倒的に多いと思います。

最近は、大きくて立派なフェイクツリーも売られていますから、人工のツリーを買うときは、チープなものではなく、ある程度ちゃんとした、何年も使えそうな物を選びといいかもしれません。

本物のモミの木を飾ると、家の中がいきなり木の匂いがただよい、森林浴しているような気分になるし、クリスマスらしい気分に満たされます。

本物の木が部屋にあったほうが、健康にはいいと思います。

しかし、自分で持ってきたり、返却したりする手間があるし、使用中は、木を立てておく器(スタンド?)に水を差す必要があるし、針葉がパラパラ落ちるので、適宜、掃除をしなければなりません。

特に、何日かたって乾いてくると、パラパラ落ちる度合いが増えます。

しかも、使い終わって、部屋の外に運び出すときに、大量に針葉が落ちるので、この後の掃除はけっこう大変です。

その点、フェイクツリーはそういうことは絶対ないので、扱いやすいですね。

まあ、手軽さを追求すると、たいてい環境にはよくないのです。






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