バレンタインデー

フランスの暦、年中行事

バレンタインデーとその神秘~その6(終)いつもと何ら変わらないカップル

きょうはバレンタインデーですね。

相手のいる人、いない人がそれぞれどんなふうにこの日を過ごすのか、フランスの若い女性向けWebマガジンの記事を読んでいます。

タイトルは La Saint Valentin et ses mystères
バレンタインデーとその神秘

きょうは最後の短いパラグラフ。この日がいつもと何ら変わらないカップルの会話です。



Les phénomènes de résistance 抵抗現象

Par oubli ou esprit de contestation, tous les I.C ne cèdent toutefois pas aux sirènes de la Saint Valentin.

Pour certains, le 14 février n’est qu’une date comme une autre, tout au plus un petit point noir légèrement gênant sur l’épiderme de leur quotidien :

とはいえ、相手のいる人達が全員、バレンタインデーの誘惑に屈するわけではありません。忘れていたり、異議を唱える精神を持っているのです。

ある人たちにとっては、2月14日はほかの日と同じ日であり、それはせいぜい、彼らの日常生活におけるちょっとしたやっかいな黒い小さな点に過ぎないのです。

– Dis, si on allait au resto, ce soir ?
– Euh… Ouais, bonne idée.
– Ah mais non, chuis con. Tout va être plein aujourd’hui.
– Pourquoi ?
– Ben c’est la Saint Valentin.
– Ah, fait chier… Bon ben…
– … Pizza ?
– Ouais. Ca m’en a tout l’air.
– Je te la découperai en forme de cœur. Avec les dents.
– Hu hu, ce que t’es con !

ねえ、今晩、レストランに行かない?
ああ、そうね。いい案ね。
あ、だめだ。オレって馬鹿だな。きょうはどこも満員だ。
どうして?
だって、バレンタインデーだから。
ああ、困ったわね。じゃあ…
ピザにする?
うん、それがよさそうね。
ピザをハートの形に切ってあげるよ。歯で。
ははは…馬鹿言って。

Sacré Saint Valentin !

聖なるバレンタインデーを!

元記事 → La Saint Valentin et ses mystères

初回はこちら⇒バレンタインデーとその神秘~その1



単語メモ

oubli  ← oublier 忘れること

contestation 異議

céder à  ~に負ける、屈服する

toutefois それでも、しかしながら

épiderme 皮膚、外層

géant  ← gêner  邪魔な、やっかいな

tout au plus 多くても、せいぜい

chuis con = Je suis con. 私って馬鹿。

faire chier qn ~を困らせる

découper 切り分ける

ne cèdent toutefois pas aux sirènes の sirène は セイレン、シレーンと呼ばれる半分鳥(あるいは半分魚の尾)で半分人間の海の魔物。セイレーンの歌に聞き惚れて、通りがかった船乗りたちが、海に身を投げて死んでしまうという伝説があります。

詳しくはこちらをどうぞ
セイレーンの伝説~自分の歌を歌うこと

今回の部分は短くて物足りなかったかもしれませんね。その場合は、以下のバレンタインデー関連の記事の目次からいくつか読んでみてください。

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本日、バレンタインデーを祝う人もそうでない人も、どうぞ楽しい金曜日をお過ごしください。






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