トイレ

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11月19日は世界トイレの日。

11月19日は国連が定めた『世界トイレの日』です。世界のトイレ事情を中心とした衛生状況改善のために作られました。

この日のことを説明している1jour1questionの動画を紹介します。

タイトルは、Pourquoi y a-t-il une journée mondiale des toilettes ? (なぜ、世界トイレの日があるの?)です。

『世界トイレの日』ができた理由

トランスクリプション

Le 19 novembre, l’ONU organise une journée spéciale consacrée aux toilettes.

Les toilettes, tu connais ! Tu t’y rends quand tu as envie de faire pipi ou caca.

Pour être tranquille, tu fermes la porte, et tu fais ce que tu as à faire.

Quand tu as fini, tu tires la chasse d’eau et voilà les excréments qui disparaissent. Ils rejoignent les égouts en direction de la station d’épuration.

Là, les eaux usées sont nettoyées. Une fois bien propres, elles sont rejetées dans les rivières.

Mais pourquoi avoir créé une journée pour parler des toilettes ?

Cette journée dénonce le manque de toilettes dans le monde.

Car aujourd’hui, un humain sur trois n’a pas de toilettes dans sa maison.

Pour faire ses besoins, il dispose une planche sur un trou, ou il doit chercher un endroit tranquille, dehors, dans la nature.

Et ce n’est pas agréable de se déshabiller avec la peur que quelqu’un nous voit nu.

Dans certains pays, les filles ne vont pas à l’école à cause du manque de toilettes propres et sûres.

De plus, le caca contamine l’eau contenue dans la terre.

Cette eau est dangereuse pour la santé car elle transmet des maladies comme la dysenterie ou le cholera.

Ces maladies tuent encore chaque jour. Des morts inacceptables qui pourraient être évitées grâce à l’installation de toilettes.

引用元⇒Pourquoi y a-t-il une journée mondiale des toilettes ? | Lumni

和訳

国連は11月19日を、特別にトイレのための日にしています。

トイレは知ってますね。おしっこやうんちをしたいときに行く場所です。

静かにするため、扉を閉めて、用を足します。

終わったら、水を流せば、排泄物は消えます。排泄物は処理場に流れていく下水に入ります。

処理場で、汚水はきれいにされます。いったん清潔になったら、水は川に戻されます。

でも、どうして、『世界トイレの日』が作られたのでしょうか?

世界にはトイレが足りないことを告発するために作られたのです。

現在、3人に1人は自宅にトイレがありません。

用を足すために、穴に板を渡したり、自然の中の静かな場所を探したりしなければならないのです。

誰かに裸のところを見られるかもしれないと恐れながら服を脱ぐのは気持ちのいいものではありません。

いくつかの国では、学校にきれいで安全なトイレがないため、少女たちは学校に行きません。

さらに、大便が土の中にある水を汚してしまいます。このような水は健康によくありません。というのも、赤痢やコレラのような病気を媒介するからです。

こうした病気はいまでも、人の命を奪っています。トイレを設置すれば防げる、容認しがたい死です。

単語メモ

ONU Organisation des Nations Unies  国際連合

chasse d’eau  送水、放水

excréments  排泄物

égout  下水

épuration  純化 station d’épuration  下水処理場

eaux usées  汚水

dénoncer   暴く、告発する

dysenterie  赤痢

関連動画

1分35秒。

1jour1questionの動画は2年前の今頃アップされたのですが、3人に1人は家にトイレがないというのは衝撃ですね。

日本のデパートやショッピングビルのトイレに入ると、ボタンがたくさんあって、どうやって使っていいのかよくわかりません。

あのような、過剰なまでに機能を盛り込んだトイレを使う人がいる一方で、下水につながっていない「トイレみたいなもの」を使う人もいるわけです。

考えさせられますね。






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