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アイドルを探せ:シルヴィ・バルタン(歌と訳詞)

赤いドレス

毎日フランス語を勉強したい人へ⇒2017年版、フランス語学習用日めくりカレンダーのレビュー。

フレンチ・ポップスでフランス語を学ぶシリーズ、きょうはシルヴィ・バルタンの初期の大ヒット曲であり代表曲である「アイドルを探せ」(La plus belle pour aller danser)を紹介します。

この曲、歌詞を訳しているブログやサイトは多いと思いますので、語彙や文法の注釈を細かく紹介します。


「アイドルを探せ」はこんな曲

音はよくないのですが、ミドルテンポだし、しっかり発音しているので聞き取りしやすい曲だと思います。1964年、もう50年以上も前の曲です。

初心者の方は、タイトルの la plus belle pour aller danser とか、soir(夜), espoir(希望), robe(ドレス), printemps(春)など、すでに日本語になっている単語を聞き取ってみるとよいでしょう。

それでは歌詞を和訳します。勉強のために、かなり直訳に近い訳を書いているので、脳内で、日本語らしい訳に変換願います。

La plus belle pour aller danser 一番きれいになって踊りにいく

今夜、踊りに行く子の中で私が一番きれいになるの
あなたが好きだった女の子みんなに勝つために
今夜、あなたが私に一番甘い言葉を語るの
あなたにささやいてほしいと思っている言葉をみんな

ほしかったドレスに望みをかけているわ
ひと針ひと針自分で縫ったドレス
あなたの手でしわくちゃになるわ
私が結った髪もあなたの両手がくずしてしまうの

夜がその翼を閉じると、よく夢見ていたわ
夢を
絹とレースを身にまとい、ある夜、私が一番きれいになるって
一番きれいになって踊りにいくわ

あなたは私に息吹をくれるの。私の人生にはなかったものよ
はじめての幸せの叫びで
もし、今夜、あなたが私の人生の春を摘み取りたいなら
愛は私の心の中にあるわ

初めてのキスの新しい喜びを知るために
永遠の愛の始まりの時は
一番きれいにしなければいけないの
一番きれいになって踊りに行くわ

単語メモ

mieux (動詞を修飾して)よりよく

évincer  (策をろうして)排除する、追い出す
évincer ses concurrents  競争相手を押しのける

murmurer  ささやく

fonder  作る、生み出す、基礎を置く

cousue  coudre  (縫う)の過去分詞

chiffonée  chiffonner の過去分詞  しわくちゃの

refermer  ~を閉める

souffle  息、息の長さ;呼吸、息づかい

cueillir  ~を摘む;~を集める

seuil   敷居、戸口、入り口;始まり

※chiffon (シフォン)は日本語だと薄い高級そうな絹織物をさしますが、フランス語では「雑巾やぼろ切れ、しわくちゃの服や紙くず」です。この単語は、「ボロ布で作った人形」という言葉で、「夢見るシャンソン人形」にも出てきます。

chiffons と複数になると、文脈によっては服飾品やアクセサリー、おしゃれグッズをさします。

chiffon が動詞になった chiffoner は「しわくちゃにする」です。

Quand la nuit refermait ses ailes 「夜がその翼を再び閉じるとき」は「夜がふけると」だと思いますが、あえてそのまま訳しておきました。

文法メモ

今夜の予定を歌っているので単純未来形がたくさんでてきます。

ピックアップして不定法を書いておきますね。

Ce soir je serai la plus belle   être

Quand tu me diras  dire

Sera chiffonnée être この文章の主語は robe(ドレス)です。

このほかに現在形、複合過去、半過去が出てきます。

半過去は、「夜になると、よく夢見てたのよね~」というところ。複合過去は「あなたが好きだった(女子たち)」「こういうドレスがほしかった」「自分で縫った」「自分で髪を結った」という箇所です。

最後に接続法が出てきます。

Il faut que je sois la plus belle 一番きれいでいなくちゃね。


「アイドルを探せ」について

この歌は、彼の愛を勝ち取るために、きょうは一番きれいに装って踊りにいくわよ、という決意というか妄想を歌っております。

それとアイドルと何も関係ないわけですが、たまたまシルヴィが、«Cherchez l’Idole» (邦題「アイドルを探せ」)という映画でシルヴィ自身として登場し、この歌を歌っているので、こんなタイトルになりました。

この映画の予告編です。


Michel Boisrond – Cherchez l'Idole

映画の内容についてはFC2ブログに書いています⇒アイドルを探せ

シルヴィ・バルタンのプロフィールは「あなたのとりこ」の記事に書いています。

さてこの曲の歌詞を書いたのはシャルル・アズナブール、作曲は、アズナブールとたくさん曲を作ったジョルジュ・ガルヴァランツ.プロデュースは、シルヴィのお兄さんのエディ・バルタンです。

やっぱり、こんな歌詞、いくら1960年代だからって女性が自分で書かないですよね。彼の愛を勝ち得るために、一番きれいになって踊りにいくわよ、ドレスや髪もしわくちゃにしてもらうわ、なんて。そうでもないでしょうか?

ただ、いい曲だとは思います。シルヴィが歌っているのを聞いてもそこまでいい曲と思えない人も、マリー・ミリアムのカバーを聞くと、「なかなかいいわね」と思うのではないでしょうか?

あと、カナダの歌手、エミリー・クレア・バーロウ(Emilie-Claire Barlow)が2012年にカバーしたバージョンもおしゃれなボサノバでおすすめです。

マリー・ミリアムは、少し前、「鳥と子ども」で紹介しました。

シルヴィ自身も1990年代の半ばにアコースティックバージョンを出しています。1964年、シルヴィは20歳ごろ。その30年後は50歳です。彼女はいろいろ苦労したせいか、聞いていると、「シルヴィさん、いろいろ大変だったね」としみじみしてしまいます。

あまり古い歌ばかりを紹介するのもいかがなものか、と思いましたが、シルヴィ・バルタンは根強い人気があるので、「アイドルを探せ」を紹介しました。

服装も髪の毛もいかにも60年代ですね。それでは次回の歌の記事をお楽しみに。







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コメント

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  • コメント (2)

    • johnnie kazuo sekiya
    • 2017年 3月 14日

    とてもとても懐かしい歌です。青春時代を思い出します。

      • フランス語愛好家
      • 2017年 3月 15日

      johnnie kazuo sekiyaさん

      こんにちは。penです。

      記事を読んでいただき、ありがとうございます。

      この曲を好きな方は、想像以上にたくさんいらっしゃるみたいです。

      コメントありがとうございました。
      今後ともよろしくお願いいたします。

      pen

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