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主題文とセンテンスの違い~翻訳講座第8回後半

辞書

フランス語脳プロジェクトのオプション講座である、翻訳講座の受講メモ、第8回の後半です。

第8回の内容はこちらに書いています。
条件法を読み解くコツ~翻訳講座第8回その1

後半の授業は

  • 説明の時制・物語の時制
  • 主題文とセンテンス
  • とうテーマで展開。

    フランス語の時制、特に過去時制は難しいので、翻訳講座に限らず、別の機会でまた記事にすることがあると思います。

    ちなみに、ここでいう「説明」と「物語」は何かということだけ簡単に書いておきますね。

    説明の時制(現在形、未来形、複合過去形)は、話し手が聞き手のリアクションをみつつ、「相手にこんなことをしてほしい、こんなふうに思ってほしい」ということを意識しながら使う時制です。

    つまり、聞き手の反応を考えて語っているので、翻訳するさい、臨場感や、本当に伝えたいことなどを盛り込むなど、ちょっと頭を使う必要あり。

    物語の時制(半過去形、単純過去、大過去)はおもに過去に起きたことを物語として客観的に淡々と語る時制でなので、翻訳の工夫の余地がそれほどありません。

    それでは、本日の本題に入ります。

    主題文とセンテンス

    フランス語など欧米言語の文はセンテンス
    日本語の文は主題文

    センテンスは主語+動詞
    主題文は主語+助詞(は、が、も)+述語

    これはどういうことかというと、日本語で一つの文で表現されることが、フランス語では、前置詞句、分詞構文など文(主語+動詞)ではない形で表すことができるということです。

    そのようにしたほうが、よりフランス語らしい文章になります。

    具体例:

    (中国の)学生たちは自由に外国語放送を聞けるようになった。もうスパイ扱いされることはない。

    これを仏訳すると、たとえば、

    Les étudiants sont maintenant livres d’entendre des émissions en langues étrangères, sans pour autant être traités d’espions.

    日本語の2つ目の文を sansではじまる前置詞句で表しています。

    逆に言うと、このような句を使ってある長いフランス語の文を翻訳するとき、そのままワンセンテンスの日本語として訳すといかにも翻訳調のおかしな日本語になります。

    そこは日本語らしく、文を分けて訳すことが大事です。

    前置詞句以外を使っているセンテンスの例

    1.同格構文

    同格は文法用語で一つの文の中において、語あるいは文節がほかの語あるいは文節と、文の構成上の機能が同じであることです。

    Aujourd’hui les salaires de début sont pratiquement les mêmes, quelle que soit la taille de l’entreprise, phénomène nouveau et qui peut avoir des répercussions considérables par la suite.

    こんにち、企業の大小を問わず初任給はほとんど同じである。これは新しい現象で、後々大きな反響を巻き起こすであろう。

    phénomène は、その前の文章の内容のことで同格です。同格として出てくる名詞には冠詞をつけません。

    仏文はワンセンテンスですが、日本語では3つの主題があります。
    つまり
    1.初任給は同じ
    2.1は新しい現象
    3.1(=2)はあとで反響があるだろう。

    2.現在分詞+ainsi

    ainsi そうすることにより、それに伴い、そうすれば
    現在分詞の直後において、〈ce qui+直接法〉と同じように、結果を表すことが多い。

    La mode change chaque année, offrant ainsi d’importants marchés aux industries textiles. = ce qui offre

    流行は毎年変わり、その変化は繊維業界に重要な市場を提供している。

    主題文は二つ
    1.流行は毎年変わる。
    2.その変化が繊維業界に市場を提供している。

    3.関係代名詞

    J’ai téléphoné mon père, qui est aussitôt venu me voir.

    私が父に電話をしたら(父は)すぐに会いに来た。

    主題文は二つ
    1.父に電話した。
    2.父が会いに来た。

    このようにフランス語は日本語と文章の書き方が違うので、これをふまえて翻訳します。

    逆に、和文を仏作文するときは、日本語がいくつかの文に別れているのをそのまま作文してしまうとフランス語らしくありません。

    会話ならまだいいでしょうけどね。

    清水先生のアドバイス

    DELFのB2やDALFの仏作文をするときは、主語+動詞以外で、たとえばこの記事で見てきた表現方法を使って書けないか検討するクセをつけると、よりフランス語らしく、単調でない文が書けるようになるそうです。

    また、これらの試験準備はフランス語の参考書はあまり参考にならないとか。というのもろくに説明がないため、日本語ネイティブのような、フランス語とかけはなれた母国語を持つ人には勉強しづらい作りだとのこと。

    DALF C2の作文で満点をとった清水先生の作文の学習用おススメ本は以下の二冊。

    翻訳仏文法〈上〉 (ちくま学芸文庫)
    読みものとしてもおもしろいです⇒翻訳仏文法〈上〉 (ちくま学芸文庫)

    この本の下巻は入手しにくく、まだ買っていません。
    古本屋で見つけたらぜひ。

    現代仏作文のテクニック
    アマゾンでチェック⇒現代仏作文のテクニック

    清水先生のアドバイスはこちらにも
    フランス語の勉強の仕方~清水先生に聞きました~前篇
    学習におすすめのサイト~清水先生に聞きました~後篇

    いかがでしたか?

    「日本語とフランス語は違う」と頭ではわかってはいても、作文するときには、ついつい日本語の発想で書いてしまいがち。

    主題文とセンテンスの違いに気をつけると、
    多少なりともフランス語はフランス語らしく、日本語は日本語らしく書ける、はず。



      • 花南
      • 2015年 3月 08日

      ペンさんへ、独学もいいのですが、いろんな人とかかわったり、先生にきけたりする環境はいいですね。フランスダイレクトはとても刺激てきです。ぺんさんのところで、興味をもって入れてとてもよかったとおもっています。

        • フランス語愛好家
        • 2015年 3月 08日

        花南さん

        こんにちは。
        確かに1人でやってると、挫折する可能性は高まりますね。
        フランスダイレクトスクールはよくも悪くもユニークな学校だと思います。

        花南さんが、入ってよかったと思ってくれていると聞いて
        私もうれしいです。

        これからもよろしくお願いします。

      • 花南
      • 2015年 3月 08日

      あと、一番上のバナーが、たいけん期になってますよ。

        • フランス語愛好家
        • 2015年 3月 08日

        ああ、スマホからごらんになっているのですね。
        気づいていませんでした。

        今、直しました。
        ご指摘ありがとうございます(・∀・)

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