フランス語の数字を少しずつチェックしています。
きょうは14です。
数字 «14»
14は quatorze カトーズ、またはキャトーズ
発音はこちらで確認してください。
qua は「カ」と発音します。
少し細かいことを書くとquは複子音字といって、
この二つセットでカ行の発音になります。
たとえば
question(質問) は ケスティオン
quand(いつ) は カン
qualité(質) は カリテ
quatre (4)は カトル
語源と派生語
語源はラテン語のquattuordecim ← quattuor (4)+decem(10)
派生語
quatorzième 14番めの、14分の1
歌 «La Lune Et Le Miel »
quatorzeが歌詞に入っている、曲をご紹介します。
リンダ・ルメイの«La Lune Et Le Miel »(月とはちみつ)です。
一番最初に、「あなたは14歳だった」と出てきます。
14歳のときに出会って恋をした、やはり14歳の少年に、20年後に再会したことを歌ったもの。
14歳(quatorze ans)と34歳(trente-quatre ans)が歌詞に出てきます。
曲の冒頭は
T’avais peut-être quatorze ans
T’avais encore la tête velue
T’avais des clôtures plein les dents
La première fois que je t’ai vu
あなたはたぶん14歳だった
まだ髪がふさふさで
歯もいっぱいあった
私があなたに初めて会ったとき
34歳のところは
T’avais peut-être 34 ans
Et encore une bonne dose de charme
T’avais la garde de tes enfants
Mais t’avais pas gardé ta femme
あなたはたぶん34歳だった
まだじゅんぶん魅力的だったわ
子どもを連れていたけど
奥さんはいなかった
※clôtures は囲いや塀という意味ですが、そのあとにdents(歯)が出てくるので、開けたり閉めたりする物⇒唇⇒口と解釈しました。
タイトルの La Lune Et Le Miel は歌詞の中にある
Quand on s’est promis mer et monde
Et puis la lune et puis le miel
私たちが、海と世界、そして月とはちみつを約束しあったとき
から取られています。lune de miel は「蜜月期(新婚の時期)、ハネムーン」のことですから、将来結婚するなど、2人の将来を約束しあった、という意味だと思います。
なぜ新婚がハチミツなのか、こちらの記事の最後に詳しく書いています⇒バレンタインのデート「虎と小鳥のフランス日記」第38話
歌詞はこちらにあります⇒Paroles La Lune Et Le Miel – Lynda Lemay
quatorze を使った表現、文章
le Quatorze Juillet 7月14日の革命記念日
la guerre de Quatorze 1914年の戦争⇒第一次世界大戦
Il est quatorze heures.
14時[午後2時]です。
Il a dormi quatorze heures.
彼は14時間眠った。
この続きはこちらから⇒フランス語の数字【第17回】~15(カーンズ)
★このシリーズを最初から読む方はこちらからどうぞ⇒フランス語の数字【第1回】~0(ゼロ)
リンダ・ルメイはケベック出身、ケベックとフランスでたいへん人気のあるシンガーソングライターです。
日本ではさほど知られていないかもしれませんね。物語性のある曲を書く人です。
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