毎年買っているフランス語の勉強になるかもしれないカレンダー(日めくり)の紹介です。
去年、買うのが遅れたので、今年は比較的早めに購入しました。
日めくり:基本情報
このカレンダーの正式な名前は、Living Language: French 2022 Daily Phrase & Culture Calendar
Living Language はアメリカのランダムハウス傘下の、語学教材専門の出版社です。
創立は1946年。昔は本やCDを出していましたが、最近はオンラインコースを提供しています。しかし、今、サイトを見たら、「オンラインコースはもう購入できない」となっていました。今年の分の販売は終わった、ということなんでしょうか?
語学教材の出版は続いていると思います。
そういう教材の中から、毎年テーマを決めて、カレンダーにしたものがこの日めくりです。対象はフランス語を上達させたい人です。
それぞれの日めくりに、短いフランス語の文章とその英訳がのっています。カレンダーなのでもちろん日付もあります。土日は、1枚で2日分をカバーしています。
私の知る限り、類似の商品はありません。もちろん、フランスの出版社は、フランス人向けにいろいろな日めくりを出しているからフランスのアマゾンに行けば、さまざまな卓上カレンダーや日めくりを購入できます。
毎年テーマがあります(歴史、スポーツ、ファッション、美術など)。
2022年版の特徴
例文は平易
全部の文章を見たわけではありませんが、1月の文章を全部見たところ、全般に平易で、文章も短いです。
初心者でも大丈夫です。
名言・ことわざがない
毎回、名言やことわざが混じっていますが、2022年の日めくりにはありません。まあ、100%見たわけではないので、もしかしたら、1つや2つはあるかもしれませんが、あったとしても、例年のカレンダーに比べるとずっと少ないです。
今年のテーマは場所
月に1回ぐらい、例文ではなく、文化的な事象を英語で説明しているページがあります。
今年のテーマは場所です。
これはモン・サン・ミッシェルの説明。
ほかにパリやリヨン、ベ・ド・ソンム(Baie de Somme)などが取り上げられています。ジュネーブもあります。ジュネーブはスイスですが、フランス語圏なので、仲間に入っているのでしょう。
文化の説明は、文字が小さくて、読む気になれないので、私は全く読んでいません。
若い人はふつうに読めるのでしょうか?
なお、日めくりに出てくる例文も、その年のテーマに意識していることが多いのですが、今年は、それほどでもありません。
出てくるフランス語の短文の例
ランダムに写真を撮ったので紹介します。
5月10日:私はいろいろなスポーツをしています。特に屋外でするスポーツです(Je pratique de nombreux sports, surtout en plein air.)
8月30日:セキュリティには長い列ができている。(Il y a une longue file d’atttente à la sécurité.)
9月1日:日常のちょっとした行動がより健康な生活に貢献します。(Ces petits gestes quotidiens contribuent à une vie plus saine.)
12月1日:彼女はとてもあたたかい人なんだ。きみに紹介するよ。(C’est une personne très chaleureuse, je vais te la présenter.)
この日めくりは、たまに、日常使えそうなイディオム表現がのっているので、毎年買っていますが、過去には、難しい文学的な文章が多いときもありました。
2022年版は難しい文はいっさいない感じです。
本当に短い文章ばかりで、1行か2行におさまっています。3行の文章もありますが、きわめてまれです。
補足情報
私はパソコンのハードディスクの上に乗せています。
トイレに置いているという人もいました。
小さいのでどこにで置けるでしょう。
買っていきなりバラす人もいます(日めくりとして使わず、例文集として使っている?)
日めくりは正方形で、11.4ミリ四方です。
大きさがわかるように、ラジオ講座のテキスト(A5)と並べて写真を撮ってみました。
日めくりの裏は白紙だから、その日が終わったら、メモ紙として使えます。
私はそうしています。
メモ帳も買うと高いですからね。日本は100均やホームセンターで、いくらでも安価なメモ帳やノートを購入できるでしょうが、カナダは文房具全般、とても高いです(pen基準)。
なお、このカレンダーを印刷している会社は環境に配慮していて、FSC認証の紙にソイインクで印刷しているそうです。
FSC(Forest Stewardship Council 森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に普及させることを目的に設立された国際的な非営利団体。
FSC認証の紙は、リサイクル紙ではなく、バージンペーパーですが、持続可能な開発を意識して、森林資源を使った紙です。生産、加工、流通すべての段階で認証を受ける必要があります。
持続可能な開発とは? ⇒ 持続可能な開発とは何か?(子どもむけの簡単な説明)
この日めくり、日本ではアマゾンで注文できます。
販売、出荷はブックデポジトリー(Book Depository)です。
ということは、ブックデポジトリーでも買えます⇒Book Depository: Free delivery worldwide on over 20 million books
ただ、今見たら、23カナダドルだったので、アマゾンで買ったほうが安いかもしれません。
私はカナダのアマゾンで、20.99カナダドルで購入しました。
2000円は高いと思うかもしれませんが、1年中使えますからね。1日あたりにすると6円しません。
去年のカレンダーの紹介はこちらです⇒2021年版、フランス語学習用カレンダーのレビュー。テーマはファッション。
毎年レビューを書いています。
同じ体裁の日めくりが、イタリア語、ドイツ語、スペイン語でもあります。
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来年の日めくりの紹介をしました。
私は、ここ数年、フランス語の本や問題集はほとんど買っておらず、この日めくりの購入だけを続けています。
そういえば、春にラジオ講座のテキスト(電子版)を買いましたが、全然見ていません^^;
まあ、リアルタイムで勉強する必要もないですし、数年後に、のんびり勉強する予定です。
私のもう1つの趣味は塗り絵ですが、去年、皆が、ロックダウンでいろいろなところに旅行に行けなかったせいか、去年から今年にかけて、名所や旅をテーマにした塗り絵本がいろいろと出版され、人気を集めています。
Living Language の日めくりのテーマが、「場所」なのも同じ理由からかもしれません。
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