金曜日は「虎と小鳥のフランス日記」のバックナンバーを1つずつ見ています。
きょうは第23話。この回は、コメディ・フランセーズでラシーヌの「ベレニス」を見たカミーユが、この劇場のロビーや、周辺を案内する趣向。
収録は2012年の秋だと思うんですけど、パリの秋ってきれいですね。
秋のパリを散歩「虎と小鳥のフランス日記」第131話の映像もとてもきれいで好きな回です。黄色い葉っぱをつけてる木々に、柔らかい陽射しが差し込んできらきらしてます。
しかもこの回はですね。最後に外でバッハを演奏してる様子やその音が入ってるんですよ。
バッハの「二つのバイオリンのための協奏曲」の演奏がすごく効果的にビデオに使われていまして、何度も見ちゃいますね。
そういうフランス語の入ってないところばかり何度も見てもしょうがないのですけど。
きょうのメニュー
それでは復習行ってみよう!
3つのキーフレーズ~すべて短い口語表現
どうだった
劇場から出てきたカミーユにアントワーヌ(カメラの後ろにいる)が聞きます。
C’était comment ?
カミーユの感想は
C’était bien, un p’tit peu long mais euh… Bon ça dure deux heures, hein, quand même. Sans entracte.
良かったけど、ちょっと長かった。だって2時間もよ。休憩なしで。
という、内容には全くふれていない感想でした。
来て見て
カミーユがロビーを案内します。
ここに来て見て。
Viens voir.
どう?
「コーヒーでも飲みに行かない?」と誘います。
J’irais bien me boire un café, moi. Ça te dit ?
この場合、ça は コーヒーを飲みに行くこと。
それにたしいて、あなたはどう言うか⇒どう思う?という問いかけです。
かなりカジュアル表現
vousの相手に言う時は Ça vous dites ?
コメディ・フランセーズ La Comédie Française
コメディ・フランセーズはパリのパレ・ロワイヤルにあるフランス第1の国立劇場。そして、そこの劇団の名前でもあります。
この comédie は「劇場、劇団」という意味。今は「喜劇、あるいは劇一般」です。
1680年に、ルイ14世が作らせた劇団。ブルゴーニュ劇団とゲネゴー劇団(モリエールの劇団)をあわせて作られました。王さまが命令して作られたので王立劇団です。
1680年にはすでにモリエール(1622-1673)は亡くなっていました。
今の劇場は1900年に火事にあったあと修復されたもの。
出し物はモリエールを中心とする古典劇が多いのですが、新作もあります。
パレ・ロワイヤルについては以前書きましたので、きょうは昔、王立劇団だったころのコメディ・フランセーズの様子を現存するさまさまな絵や、彫刻などで見せる展覧会の動画をご紹介します。
2年ぐらい前に行われた展覧会です。
肖像画、リアルですね~。
いかがでしたか?
最後に「コーヒーを飲みに行く」と行って行った先がビストロ・ヴィヴィエンヌで、次回はギャラリー・ヴィヴィエンヌ界隈が舞台です。
ビストロ・ヴィヴィエンヌは先日、『虎と小鳥』2014年パリ新年会が行われたところですね。
それでは次回の「虎と小鳥のフランス日記」の記事をお楽しみに。
この記事へのコメントはありません。