今年もまた、LIVING LANGUAGE(リビング・ランゲージ社)のフランス語の学習用日めくりカレンダーを買いました。
2018年版はどんなふうなのか、写真を交えて紹介します。
このカレンダーの正式な名前は LIVING LANGUAGE FRENCH 2018 Daily Phrase & Culture Calendar です。
デイリーフレーズ&カルチャーカレンダーとは?
この製品は、11.2センチ四方の日めくりに、日付とその日のフランス語の例文がのっている卓上カレンダーです。仏文の下に小さい文字で英訳が書いてあります。
つまり、英語ネイティブ向けの仏語学習用カレンダーです。
外見はここ数年、毎年同じです。
日めくりの左上にはその日のターゲットの単語とその意味が英語でのっています。発音はIPA(International Phonetic Alphabet 国際音声記号)ではなく、英語の参考書によくあるキュー(英語をベースにしたヒント)が書かれています。ここ、IPAにしてもらいたいですよね。
IPAだと読めない人が多いから、という配慮なのでしょうか?
日めくりなので、月日と曜日も書かれています。曜日と月は仏語と英語両方の表記です。
Daily Phraseとあるように、わりと自然なフランス語がのっています。毎年買っていますが、教科書にはのっていないイディオムやカジュアル表現が多い印象です。
毎日新しい単語を覚えたり、以前覚えたけど忘れていた単語を思い出したり、新しい表現を覚えたりするのによいカレンダーです。まあ、ゆるい勉強用という感じではあります。
2018年版の特徴
次に2018年版の特徴を書きます
仏文の難易度は2017年なみ
仏文の難易度は2017年と同じぐらいで、そんなに難しくありません。難しくありませんが、フランス語を全く知らない人や超初心者は「何のこっちゃ?」となるでしょう。
いくつか例文を拾ってみます。
Le soutien financier lui a permis de se consacrer entièrement à l’écriture.
経済的援助があったので、彼女は執筆に集中できた。
On s’est vraiment éclaté sur le trampoline des voisins hier soir.
夕べは隣の人のトランポリンで遊んですごく楽しかった。
J’ai pris du poids à cause de toutes ces sucreries !
このお菓子を食べすぎて太ったわ。
Couvrez la nourriture, il y a des mouches partout ici.
食べ物にカバーをして。ここ、そこら中にハエがいるから。
Tu vas t’embêter tout seul avec ça. Laisse-moi t’aider.
たった一人でこんなのをやるの? 手伝うわ。
時々名言が入ってる
2017年版はことわざや名言は入ってなかったと思うのですが、2018年版にはところどころに名言が入っています。
画像で紹介しますね。
全部確認したわけではありませんが、シモーヌ・ド・ボーボワール、シャネル、エディット・ピアフ、アナイス・ニン、コレットなど女性の名言ばかり集めてあるようです。
例外はド・ゴールですが、彼の言葉も女性にまつわるものです。フランスでは1944年に女性参政権が認められましたが、そのさい、ドゴールが語った「女性も男性と同じように投票できる」という意味の言葉がのっています。
2018年の文化紹介もフェミニズム
この日めくりには、例文ではなく、英語で文化を紹介する日がたまにあります(頻度はそんなに高くありません)。
文化紹介は毎年テーマが違いますが、2018年版は、フランスの著名な女性を紹介しています。それも、フェミニズム運動に貢献のあった女性を集めているようです。
トップは1月15日の Olympe de Gouges(オランプ・ド・グージュ)です。この人は18世紀の劇作家、女優でフェミニズムの先駆者としてして知られている人です。
シモーヌ・ド・ボーボワール、ジョルジュ・サンドも登場します。
名言も女性のものばかりですし、2018年版のテーマは「フェミニズム」と言えるかもしれません。
裏はメモ用紙に最適
わりといい紙を使っているので、私は裏はよくメモ紙として使用しています。
ふだんはパソコンのハードディスクの上にのせています。今年の分と並べてみました。
その他、使い方の工夫は過去記事に書いていますので、よろしかったらごらんください。大きさや仕様も詳しくレポートしています。
このカレンダー、アマゾンで購入できます。
今見たら、イギリスやアメリカから買うようになっていました。もしかしたら、日本のアマゾンが仕入れた分はもう売り切れてしまったのでしょうか? いや、フランス語のカレンダーにそんなに需要があるとも思えないので、仕入れなかったのかもしれませんね。
フランス語だけでなくドイツ語、イタリア語、スペイン語版もありますが、日本のアマゾンから直接買えるのはドイツ語版だけみたいです。
2016年と2017年は似たような日めくりで、Marriam-Websterのカレンダーもありましたが、2018年版は製造されなかったようです。
こちらの日めくりは買ったことがないのですが、アマゾンの見本から受ける印象では、ガッツリ勉強系な雰囲気です。
おまけ:Peanutsの日めくりも買ってみた
私、最近、英語のブラッシュアップもしているので、子供の頃から好きなPeanutsの日めくりも買ってみました。こちらはカラーです。
毎日、スヌーピーの漫画を見てなごもうと思っていたのですが、吹き出しの文字が小さいため老眼の私には裸眼では読めません。カレンダーを見る前に老眼鏡(近所のドラッグストアで購入したもの)をかけなければならないなんて、年はとりたくありませんね。
とりたくなくてもとりますが。
こちらは裏に、おまけ(THE DAILY EXTRA)がついていて、なぞなぞ、数独、塗り絵、「きょうは何の日」的な文章などいろいろとのっています。
カナダのアマゾンのレビューで、「毎日その日の日めくりを息子のランチボックスに入れるつもり」と書いていたお母さんがいて、ほほえましく思いました。
ライナスのお母さんも、よくお手紙を彼のランチ(茶色い紙袋)に入れてました。
今回は毎年買っている日めくりを紹介しました。
この手の日めくり、ほかにもいろいろありますね。好みのものを1つ買っておくと、1年間、楽しく使えるのではないでしょうか。
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