クレーム・ブリュレ

虎と小鳥のフランス日記

『アメリ』と歩くモンマルトル その2「虎と小鳥のフランス日記」第37話

毎週届く、フランス語の教材「虎と小鳥のフランス日記」。バックナンバーも週に1本のペースで見ています。

きょうは37話を見ました。

2012年のはじめ頃の寒い日に撮影されたものです。

『アメリ』の撮影舞台、モンマルトルを散策

この回は「『アメリ』と歩くモンマルトル その2」というタイトルがついています。

『アメリ』と歩くモンマルトル「虎と小鳥のフランス日記」第36話の続きです。

前回はモンマルトルの坂をのぼって行きましたが、今回は下りです。それにしてもこのあたりの坂は本当に急ですね。石畳だし、みんな転ばないのでしょうか?

見どころは、はカミーユがちゃめっけたっぷりでアントワーヌに出すクイズ(なぞなぞ)です。

まず、教材の一部を抜粋したサンプルビデオをごらんください。
フランス語字幕 1分30秒
1分半ほどの抜粋を聞くことができます。
おしまいのほうに、カミーユのなぞなぞが出てきます。

★2015/01/24追記
「虎と小鳥のフランス日記」の配信が終了したため、サンプル動画も削除されました。あしからずご了承ください。

勉強になる表現がいっぱいなので、和訳を書いておきますね。

さて、ここはかなり有名な広場です。
ピカソなどとてもたくさんの当時の画家が絵を描きに来ていた場所です。

・・・バトー・ラヴォワール・・・

そして、トロワ・フレール通りに着きます。
映画に出てきたうわさの食料品店がある場所で、ここに彼女(アメリ)が、野菜や果物を買いに来ています。

・・・オ・マルシェ・ドゥ・ラ・ビュット・・・

さて、黄色くて、おいしくて、スプーンで話って食べるものはな~んだ?
クレーム・ブリュレ!
そのとおり。
今から、カフェ・デ・ドゥ・ムーランへクレーム・ブリュレを食べに行きましょう。行く?
行こう!

3つのキーフレーズ

3つともクレーム・ブリュレを食べにカフェへ行く道すがらの会話です。

シーン1

カミーユはとある店のテラスである女優を偶然見つけました。

私がすごく尊敬してる女優があそこにいるわ。

虎と小鳥のフランス日記 37話

Y’a une actrice que j’admire vachement, là.

シーン2

虎と小鳥のフランス日記 37話

何て名前の人?

Elle s’appelle comment ?

シーン3

あのね、名前はど忘れしてしまったの。

虎と小鳥のフランス日記 37話

Et ben écoute, j’arrive pas à me rappeler de son nom.

覚えておくと使えそうな単語と表現

■vachement ものすごく、めちゃくちゃ、も~本当に。

先生はvacheは牛だから、「も~本当に」というニュアンス、と言われたんですが、冗談でしょうか?

ほかの例

Elle est vachement bien, ta cousine.
すごい美人だね、きみのいとこって。

■Elle s’appelle comment ?
彼女は何て名前ですか?

s’appeler 名は~である。

前回も出てきた、代名動詞と呼ばれる動詞です。

代名詞(se)+動詞(souvnir)でできているから代名動詞です。

このタイプの動詞の特徴は動詞はもちろん活用しますが、代名詞も、主語によって変わります。

Je m’appelle pen. 私(の名前)はpenです。

■écoute ちょっと待って。
時間稼ぎの間投詞として使えます。

■j’arrive pas à me rappeler de son nom.

arriver à 「~ができる」という表現の否定である
ne arriver pas à …は「努力したけどできない、できなかった」というニュアンスがあります。

Je n’arrive pas à trouver mon stylo.
どうしても万年筆が見つからない。

洗濯船とクリーム・ブリュレ(豆知識)

動画に出てきた風俗をチェックする豆知識のコーナーです。

洗濯船

ル・バトー・ラヴォアール「 洗濯船」(le Bateau-Lavoir)

バトー・ラヴォアール
画像はBateau-Lavoir – Wikipédiaより。

20世紀はじめ、パリのモンマルトル地区、ラビニャン街13番地にあったアパート。このアパートの形がセーヌ川の洗濯船に似ていたのでこう呼ばれました。細長い長屋風のアパートで歩くとギシギシ音がしたそうです。

ピカソら、芸術家が集ったこのアトリエについてはこちらで記事にしています。

ピカソって誰? その1

アポリネールの「ミラボー橋」を読んでみた

クレーム・ブリュレ

クレーム・ブリュレはカスタード・プディングと同じようなものです。最後に表面をバーナーでぼわっと焦がすのがポイントでしょうか。

アメリがクリーム・ブリュレを割ってるシーン
1分28秒

クレーム・ブリュレを作っている動画をひとつ紹介します。

1分51秒

表面のこげめをスプーンで割って食べます。

私はカスタード・プディングはよく作るのですが、こんなバーナーを持っていないので、クレーム・ブリュレを作ったことはありません。

もしかしたら、バーベキュースタンドに火をつける大きなライターで代用できそうな気もしますが、火が一箇所に集中して当たって、悲惨なことになるかもしれません。

☆クレームブリュレの歴史と作り方をこちらで紹介しています⇒フランスを代表するデザート、クレームブリュレはどこで生まれた?~フランスのお菓子

☆映画『アメリ』の予告編を紹介しています⇒映画『アメリ』の予告編のフランス語

カミーユが偶然テラス席に座っているのを目撃した女優さんについては、また別の記事にするつもりです。






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日本語はフランス語に比べて否定表現が多い。次のページアリ

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コメント

    • petit à petit
    • 2013年 5月 17日 6:43pm

    私は”アメリ”が大好きです!
    あのフランス映画らしい、まったり流れる時間と
    はっきりしないストーリー、、、、うまく言い表せませんが
    何か好きです(^_^;)
    それで実際に3年ほど前にcafe les Deux Moulins にいきました(^_-)
    もちろん creme brulee 食べましたよ~~~

      • フランス語愛好家
      • 2013年 5月 18日 9:48am

      petit à petitさん、こんにちは。
      『アメリ』が大好きなんですね。そういう方多いです。
      というわけで、今週の映画の予告編は『アメリ』にしてみました。
      中身は何度もごらんになっているかもしれませんが、
      よろしかったら読んでください。

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