かごに入ったリンゴ

タイトルのフランス語

そのタイトル、フランス語では何という?『白雪姫』第1回

「そのタイトル、フランス語だと?」という連載を始めることにしました。

本や映画のタイトルのフランス語を調べて書く、それだけの記事です。

なぜそんな記事を書こうと思ったのか?



タイトルのフランス語を調べようと思ったわけ

もちろんフランス語の勉強のためですが、特にタイトルを選んだのは以下の四つの理由からです。

1.タイトルは短い。
2.タイトルは重要。
3.フランス語で発信されているものの理解のため。
4.フランス語で話すときのネタになる。

以下に順番に説明していきますね。

1.タイトルは短い

まず、タイトルは短いので、フランス語も短く、フランス語をご存知ない方や、勉強を始めたばかりの方にもとっつきやすいと思ったからです。

たまに『二丁目の未亡人は、やせダンプといわれる凄い子連れママ』みたいに、やたらと長いタイトルもありますけど、基本は短いです。

2.タイトルは重要

名は体を表すと言われます。タイトルはその作品のエッセンスで、そのよしあしが作品の評価を決めてしまう部分があります。

うまいタイトルのつけ方を味わうのは外国語を学ぶ人には有益ではないでしょうか。

ま、それほど大げさなものでもありませんが、タイトルだけで、読みたくなったり、その逆になったりするのはよくあることです。

3.フランス語で発信されているものの理解のため。

とても有名な作品で、自分もよく知っているのに、題名が自分の想像の範囲以外のところにあると、それを言われてもピンと来ません。

よく知られている物語や映画のタイトルは、ことわざなどと同様に雑誌や新聞のヘッドラインに引用されていたり、ニュースや別の作品の中で、ふれられていることも多く、これを知っていれば、内容の理解度があがります。

4.フランス語で話すときのネタになる。

自分が好きな作品の名前をフランス語で知っていれば、ネイティブと話すときのトピックとして使えます。

会話している者どうしが、何か同じものを知っていると、きゅうに話がはずむことはよくありますね。

固有名詞のパワーでしょうか。

このような理由で、ちょっと書いてみることにしました。

フランス語が難しくなりすぎないように、なるべくやさしいタイトルを選んでいこうと思っています。

白雪姫のタイトル

きょうは「白雪姫」です。

私が、ごく小さいとき絵本で読んだお姫さまが出てくるお話です。

グリム童話の一つで1812年にグリム兄弟が書きました。もとをたどるとドイツの民話です。オリジナルのドイツ語では、Schneewittchen シュネーウィットヘン で、このお姫様の名前がタイトルですね。

仏語は Blanche-Neige

発音の確認はこちらで(▶マークをクリックすると音が聞こえます)⇒

blanche (ブロンシュ)白い 形容詞で男性形は blan
neige (ネージュ)雪 eiというつづりは「エ」と読みます。

仏語の形容詞はふつう名詞のあとに来るのですが、これは固有名詞で、前に来ています。

日本語と同じで、雪のように色白のお姫様という意味です。

ちなみに、1937年のディズニーの映画のタイトルは

«Blanche-Neige et sept nains» 白雪姫と七人の小人

英語は Snow-White

●ついでに覚えられるこの物語のキーワードでごく基本的な単語三つ

・un miroir 鏡
・une pomme りんご
・une princesse お姫様 プランセス inを「アン」と発音することに注意。



白雪姫の思い出

この物語で印象にのこっているのは、義理のお母さんの王女さまが鏡にむかって、世界で一番の美女を聞いているところ。王女さまの爪がすごく長くて怖かったです。

それから、王女さまが変装して、りんごを売りにくるところも恐ろしかったですね。

そして一番びっくりしたのは、白雪姫が毒リンゴを食べて、バタンとたおれてしまうところ。

王子様の出現はあまり覚えていません。最後に助けてもらうことは重要なできごとですが、王女さまのキャラが強すぎて、王子さままで気を配る余裕がなかったようです。

私の絵本はディズニーの映画がベースのものでしたが、いろんな映像やお芝居、本に脚色されています。

きょうは2012年の«Mirror, Mirror»『白雪姫と鏡の女王』というアメリカ映画の予告編(仏語吹き替え版)をご紹介します。

ジュリア・ロバーツが王女さまを演じている実写版です。

41秒で、お姫様が名前をきかれ«Blanche-Neige»と答えているので、全くフランス語を知らなくても聞き取れると思います。

この白雪姫はみょうに勇敢でパワフルですね。

「白雪姫」のお話をフランス語で読んでみたい方はIl étatit une histoireというネイティブの子どもむけのお話を集めたサイトにあるのでそちらでどうぞ⇒Lire l'histoire : Blanche-Neige – Contes-legendes – Il était une histoire

右側のÉcoute l’histoireを選ぶと、朗読音声を聞くことができます。

※Il étati une histore の使い方はこちらでご紹介しています⇒フランス語の子どもむけのお話が読めるサイト(音声つき)

★関連記事もどうぞ
ビュット・ショーモン公園とアリスの靴(虎と小鳥#3の補足)「不思議の国のアリス」

ティム・バートンの世界

大事なのは自分の足にあう靴をはくこと「シンデレラ」

フランス語の数字【第8回】~7(セット)「白雪姫と7人の小人たち」

第2回はこちらから⇒第2回『赤ずきんちゃん』

フランス語が難しくなり過ぎないように、また、記事がやたらと長くなりすぎないように、さらっと書いていこうと思っています。この作品のフランス語名を知りたい、などリクエストがありましたら、コメントなどでお知らせくださいね。






ピックアップ記事

  1. ぜんぶ無料:あなたのフランス語学習に役立つサイト16選
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集
  3. 2019年版、フランス語と英語が勉強できるカレンダーの紹介。

関連記事

  1. 白鳥の子とアヒルの子

    タイトルのフランス語

    『みにくいアヒルの子』第10回

    『みにくいアヒルの子』のフランス語のタイトルをご紹介します。『…

  2. おやゆび姫

    タイトルのフランス語

    『おやゆび姫』のフランス語のタイトルは? (#3)

    今回は「おやゆび姫」のフランス語のタイトルを紹介します。「おや…

  3. タイトルのフランス語

    眠れる森の美女・タイトルのフランス語第5回

    「そのタイトル、フランス語だと?」、きょうは『眠れる森の美女』です。…

  4. 読書するpen

    タイトルのフランス語

    『タイトルのフランス語』の記事の目次

    本日は「タイトルのフランス語」の記事の目次を作りました。このシ…

  5. マッチ売りのpen

    タイトルのフランス語

    マッチ売りの少女のフランス語のタイトルは?(6)

    「そのタイトル、フランス語だと?」、きょうは『マッチ売りの少女』です。…

  6. 青い鳥

    タイトルのフランス語

    青い鳥・タイトルのフランス語第8回

    「そのタイトル、フランス語だと?」、きょうは『青い鳥』です。『…

コメント

    • アン
    • 2013年 5月 17日

    有名なお話ほど、いざというとき、英語やフランス語のタイトルがわからん・・・と、なりがちですよね。
    日本人の男子学生が、フランスの女の子に、シンデレラシンデレラと何度も言ってわかってもらえないのを、目撃したことあります。(心の中で笑っちゃった。)
    私も、発音悪いためにサルトルがわかってもらえず、作品を言おうとしたけど、「嘔吐」って、何???と、困ったことあります。
    白雪姫はブランシュが前に来るのね。知らなかったです。フツーに逆だと思ってた。覚えておきます~。

      • フランス語愛好家
      • 2013年 5月 18日

      アンさん、こんにちは。そうですね。知っているようで知らないタイトルが多いのではないでしょうか?
      サルトルの嘔吐ね、じゃ、次回はそれにしましょうか・・・冗談です。
      サルトルなんてふるとあとが大変そうなので、しばらくは誰でもしっている童話をとりあげようと思っています。
      嘔吐は La Nausée ですね。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね♪

CTL+D でお気に入りに登録。

Feedlyで確実に更新をチェックしよう。

follow us in feedly

更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

新しく書いた記事です。

  1. プラスチックの海を掃除する船、オーシャンクリーンアップ
  2. レオナルド・ダ・ヴィンチ、天才のひらめき
  3. 8月13日は左利きの日。なぜ左利きの人がいるのか?
  4. ベーキング・お菓子作りに関係のある言葉:かわいいフランス語教…
  5. ムッシュ・アンリと私の秘密:予告編のフランス語
  6. アルフォンス・ミュシャ、ベル・エポックのイコン。
  7. ガレット・ブルトンヌ(厚焼きクッキー)の作り方:フランスのお…
  8. Pupille(後見人のいる孤児):予告編のフランス語
  9. そこへ行くために(Pour en arriver là):ダ…
  10. なぜプラスチックのストローの使用が禁止されるのか?

おすすめ記事いろいろ

  1. ジェーン・バーキンの『無造作紳士』(アクアボニスト)歌と訳詞…
  2. トランプ大統領の入国禁止令に各地で抗議のデモ
  3. クリスマスの単語 その5 ビュッシュ・ド・ノエル
  4. 犬の名前、特に短い名前(2音節)特集:かわいいフランス語教え…
  5. 名詞構文と名詞化のコツ~仏作文力養成講座第5回 後半
  6. シャネルを物語る5つの色(前編)
  7. 序数(2)~フランス語の数字【第43回】
  8. トリュフォー監督の処女作は『ある訪問』~入門日記第8回
  9. アメリカ合衆国の就任式で行われること。トランプ大統領の就任に…
  10. パリ・オペラ座バレエ学校の『小さなネズミたち』

おすすめのまとめ記事

  1. ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その2(1課…
  2. 『百合のFranceウォッチング』~目次 その3(L51~L…
  3. 『タイトルのフランス語』の記事の目次
  4. 『百合のFranceウォッチング』~目次 その1(L1~25…
  5. masausaさんのカレンダー収録曲の記事の目次
  6. 動画教材『不思議の国のFrance』関連記事の 目次
  7. ファッション、モード、おしゃれに関する記事の目次(2)
  8. フレンチポップスの訳詞をしている記事のまとめ:その5
  9. ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その1(概要…
  10. バレンタインデーとチョコレート関連記事の目次

フランス語の勉強法とか

  1. 星の王子さまの本
  2. フランス語の日めくり
  3. 黒板

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

PAGE TOP