おやゆび姫

タイトルのフランス語

『おやゆび姫』のフランス語のタイトルは? (#3)

今回は「おやゆび姫」のフランス語のタイトルを紹介します。



「おやゆび姫」のあらすじ

おやゆび姫は、親指ぐらいの大きさのお姫様です。

日本には一寸法師とか鬼太郎の父とかアリエッティとかいますが、そういう極小の妖精の仲間です。

しかし「小さい」ということは有名でも、おやゆび姫の話の筋を覚えている人は少ないのではないでしょうか?

白雪姫やシンデレラのように、毒リンゴをかじってぱたっと倒れたとか、階段を焦ってかけ降りるときに片方の靴が脱げた、といった印象に残るエピソードが話の中にありません。

おやゆび姫は、彼女の森の中での冒険譚なので、記憶のひっかかりがないのですね。

とはいえ、最初にひきがえるに誘拐されたときは、私はドキッとしましたが・・。

話の内容を簡単に書くと、あるところに、子どもができなくて悩んでいる女性がいます。どうしても子どもが欲しいので、魔女に頼みます。

どんなに小さな子でもいいから、と頼んだら、魔女が、大麦の粒(un grain d’orge)をくれます。

それを植えたら、チューリップのような花が咲き、中から女の子が生まれます。

それがおやゆび姫、しかし生まれてほどなく、彼女を気に入ったひきがえるに誘拐されます。その日から彼女の森の中での冒険と苦難の日々が始まります。

このお話はアンデルセンの童話の一つです。デンマークで、最初のアンデルセン童話が出版されたとき、彼の童話集は不評だったそうです。

というのも、話に教訓がないから。

アンデルセンは伝承童話をまとめたというより、創作した童話が多いので、説教くさくないのですね。

そういう意味では、より夢があり今日的ではないでしょうか。
そのせいか、映画やアニメにたくさんなっていますね。

「おやゆび姫」のフランス語のタイトル

おやゆび姫

La Petite Poucette

petite 小さい(女性形)

pouce 親指

-ette は女性の名前の語尾。小さいことを表す接尾辞でもあります。

英語は Thumbelina (サムベリーナ)です。

★いっしょに覚えられる基本的な単語
fleur 花 ・・・から生まれる
crapaud ヒキガエル・・・に連れ去られる
souris ねずみ・・・に冬場泊めもらう

絵本の朗読の動画をご紹介します。
一番最初にタイトルが読まれます。9分ほど。

★次回はこちら
第4回『人魚姫』

penの「おやゆび姫」の思い出

私はこの童話は絵本で読みました。花の中にお姫さまがいた絵をよく覚えています。花びらの重なってる感じがとてもきれいでした。

おやゆび姫は、最初はきれいな花から生まれ、その後は舞台を森に移し、いろんな虫、動物に出会い、季節の移り変わりにもさらされます。

自然がたくさん出てくるので、絵本にしがいのある童話だと思いますし、私も大好きな話でした。

お城や舞踏会などが出てこないので、それもあんまり話を覚えてもらえない理由かもしれません。

一応最後に、自分と同じ花の妖精の王子様と結ばれますが、そこは野原。でも花がいっぱいでとても美しい場所です。

アンデルセンは「おやゆび姫」をほぼ創作しましたが、古いイギリスの伝承話、Tom Thumb(トム・サム)や、ガリバー旅行記の小人の話などにインスピレーションを受けているそうです。トム・サムは小さい男の子の話です。

トム・サムをヒントにしたテレビアニメで『001/7親指トム』というのがあるのですが、私はこれが大好きでした。

タイトルは「ゼロゼロ7分の1」と読みます。もちろん、007のパロディです。ちびっ子光線をあびた親指トムが大活躍する話です。

テーマソングの動画を貼っておきます。
1分22秒 親指トムは40秒あたりから。

このアニメ、夕方放送していて、弟と毎日楽しく見ていたのを覚えています。日米合作のアニメで(当時はそんなことは知りませんでしたが)おしゃれですね。英語のタイトルはTOM of T.H.U.M.B.です。



「おやゆび姫」関連リンク

以下は参考リンクです。
La petit poucette フランス語版テキストがこちらから読めます。
⇒⇒Hans Christian Andersen – Wikisource

La petit poucette 朗読です。
ANDERSEN, Hans Christian – 18 contes | Litterature audio.com

おやゆび姫(青空文庫)
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 大久保ゆう訳 おやゆび姫 Little Tiny or Thumbelina

トップの画像はお友達のmasausaさんに描いていただきました。おやゆび姫penでございます。とてもかわいいのでお気に入りです。






ピックアップ記事

  1. ぜんぶ無料:あなたのフランス語学習に役立つサイト16選
  2. 2019年版、フランス語と英語が勉強できるカレンダーの紹介。
  3. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集

関連記事

  1. カラスとキツネ

    フランス語を読む練習

    カラスとキツネ(タイトルのフランス語:第7回)

    『カラスとキツネ』というお話のフランス語のタイトルを紹介します。…

  2. 白鳥の子とアヒルの子

    タイトルのフランス語

    『みにくいアヒルの子』第10回

    『みにくいアヒルの子』のフランス語のタイトルをご紹介します。『…

  3. 猫の顔

    タイトルのフランス語

    第12回『長靴をはいた猫』

    『長靴をはいた猫』のフランス語のタイトルをご紹介します。この話は伝承童…

  4. マッチ売りのpen

    タイトルのフランス語

    マッチ売りの少女のフランス語のタイトルは?(6)

    「そのタイトル、フランス語だと?」、きょうは『マッチ売りの少女』です。…

  5. 人魚の像

    タイトルのフランス語

    『人魚姫』はフランス語で何と言う? 第4回

    「そのタイトル、フランス語だと?」、きょうは『人魚姫』です。人…

  6. 青い鳥

    タイトルのフランス語

    青い鳥・タイトルのフランス語第8回

    「そのタイトル、フランス語だと?」、きょうは『青い鳥』です。『…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

お気に入りに登録してね♪

CTL+D でお気に入りに登録。

Feedlyで確実に更新をチェックしよう。

follow us in feedly

更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

新しく書いた記事です。

  1. 黒い森のさくらんぼケーキの簡単レシピ:フランスのお菓子34
  2. 深い愛(Un amour profond):アクセル・レッド…
  3. なぜノルマンディー上陸作戦は伝説となったのか?(1)
  4. サーカスに関する単語:かわいいフランス語教えます(135)
  5. ゼロ・ウエイスト(Zéro déchet)とは?
  6. 2019年、欧州議会議員選挙の結果はいかに?
  7. 小さな舟で(Dans un petit bateau):ロベ…
  8. 第72回カンヌ国際映画祭が始まったニュース。
  9. 水に関する単語:かわいいフランス語教えます(134)
  10. どうして第二次世界大戦が起きたのか?(子供むけの簡単な説明)…

おすすめ記事いろいろ

  1. それってやばくない?~ベルラン(逆さ言葉)について
  2. ドビュッシーの生涯~前編
  3. どうしてフランス語はほかの言葉より難しいの?
  4. 2013年、春夏流行のヘアスタイル~後編~ソバージュとワンシ…
  5. フランスで成功したいアーティストへの3つのアドバイスとは?
  6. ついにプチ・ロワイヤル仏和辞書を買う~入門日記第19回
  7. サンタクロースがやってきた:ペッパピッグで学ぶフランス語(3…
  8. シルヴィ・バルタン、あなたのとりこ・歌と訳詞
  9. L11 フランスのパン屋さんが特別な理由
  10. ココ・シャネル~かけがえのない人間になる方法とは?(名言その…

おすすめのまとめ記事

  1. フランス語のことわざ~目次 その3
  2. 動画教材『不思議の国のFrance』関連記事の 目次
  3. ラジオ講座「まいにちフランス語」関連記事の目次~その1(概要…
  4. フレンチポップスの訳詞をしている記事のまとめ:その5
  5. 歌の訳詞を書いている記事の目次~その2
  6. かわいいフランス語、教えます~目次 その1
  7. ファッション、モード、おしゃれに関する記事の目次(4)
  8. 『不思議の国のFrance』関連記事の 目次その3
  9. 『百合のFranceウォッチング』~目次 その2(L26~L…
  10. 『ベルサイユのバラ』新作その2が週刊マーガレット第22号(1…

フランス語の勉強法とか

  1. フランス語の日めくり
  2. 星の王子さまの本
  3. 黒板

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

PAGE TOP