フランスのシンガーソングライター、ジョイス・ジョナサンの、Les filles d’aujourd’hui という曲を紹介します。
ヴィアネというシンガーとデュエットしています。
わりと最近の曲なので、ご存知の方も多いかもしれません。
タイトルの直訳は、「今日の少女たち」です。「今どきの女の子たちって、こうよね」と歌っています。
Les filles d’aujourd’hui、動画
オフィシャル・ヴィデオ(3分22秒)
ジョイス・ジョナサン、メイクが濃いですね。
これはYouTubeチャンネル(オフィシャル)にある動画ですが、なぜか、カナダからアクセスすると、The uploader has not made this video available in your country.と出ます。
見られない方はこちらをどうぞ。やはり彼女の公式チャンネルにあるアルバムの音源です。こちらはちょっと長くて4分22秒です。(こちらは日本からは見られないかもしれません)
それでは、訳詞に挑戦!
Les filles d’aujourd’hui、歌詞
Elles sont énervantes les filles d’aujourd’hui
Et malheureusement j’en fais partie
Elles sont trop hésitantes les filles d’aujourd’hui
Elles savent pas ce qu’elles veulent
Elles savent pas dire, oui
Les gens de mon temps s’en lassent
Et de ce temps les gens se lassent
Soudainement tout s’efface
Au moment de la préface
On s’rend débiles d’amour un temps*
On se défile pourtant
Avant d’écrire le jour suivant
Mais volants de villes en villes
Vivons-nous vraiment
Mais volants de villes en villes
Vivons-nous vraiment
Elles sont déroutantes les filles aujourd’hui
Un petit tour d’amour et puis s’enfuient
Si elles suivent le vent les filles d’aujourd’hui
Sais-tu que les garçons le font aussi, oui
Les gens de mon temps s’embrassent
Avant qu’ils ne se remplacent
Tout se détend se détache
Au moment de la préface
On s’rend débiles d’amour un temps
On se défile pourtant
Avant d’écrire le jour suivant
Mais volants de villes en villes
Vivons-nous vraiment
Mais volants de villes en villes
Vivons-nous vraiment
(ヴィデオクリップはここまで)
Les gens de mon temps s’agacent
Quand d’autres gens les remplacent
Et si on posait nos traces
Au-delà de la préface
On s’rend débiles d’amour un temps
On se défile pourtant
Avant d’écrire le jour suivant
Mais volants de villes en villes
Vivons-nous vraiment
Mais volants de villes en villes
Vivons-nous vraiment
訳詞:今どきの女の子たち
今どきの女の子たちにはイライラしちゃうわね
残念ながら、私もそういう女の子の1人だけど
今どきの女の子たちは、はっきりしないのよ
自分の求めているものがわかっていない
「イエス」と言うことができないのね
僕の時代の人たちはうんざりしている
みな、この時代にうんざりしている、
突然、すべてが消えてしまう
始まったその瞬間に
☆私たちは愛に夢中になるけど
それでも、逃げるの
次の日のことを書き記す前に
でも、街から街へ飛んでいる
私たちは本当に生きているの?
でも、街から街へ飛んでいる
私たちは本当に生きているの☆
今どきの女の子たちはとまどっている
ひととおり恋愛をしたら、逃げていく
もし今どきの女の子たちが風を追ったら
男の子たちもそうするとわかってる? ええ
私の時代の人たちはお互いにキスをする
お互いを入れ替える前に
すべてはゆるく、どうでもいい
始まるその瞬間から
☆~☆ 繰り返し
私の時代の人たちはイライラする
ほかの人が自分の代わりになるときに
自分の跡を残しておけばいいのにね
始まりのその先に
☆~☆繰り返し
単語メモと補足
énervant いらだたせる、いらいらさせる
hésitant ためらう、はっきりしない、自信がない
se lasser de ~に飽きる
préface 序文
débile 弱々しい;ばかな、ばかばかしい(話)
se défiler (いざというときに責任、義務などから)逃れる、逃げ去る
déroutant めんくらわせる、困惑させる
s’enfuir 逃げる、逃亡する
détaché 切り離された、解き放たれた;超然とした、執着のない
s’agacer いらだつ、いらいらする
au-delà de ~の向こうに、~の先に、~を越えて
*On s’rend débiles d’amour intense と書いてあるサイトが多いのですが、最後のSは発音していないので、ここは、次に紹介する歌詞の動画にあるように、un temps なのだと思います。
volants de villes en villes 街から街へ飛びながら、これは比喩で、1つの恋愛から次の恋愛へ移ろっていく様子だと思います。
要するに、今どきの女子は傷つきたくないから、あまり恋愛にのめり込まないのだ、本当は誰かを深く愛したいのにね、愛せばいいじゃない、と歌っていると思われます。
関連動画
歌詞つきの動画。
この曲、歌詞はそんなに難しくないのですが、鼻母音の発音がむずかしいと思います。
鼻母音の発音の練習をしたい人には、よい素材となるでしょう。
この曲は、2016年に発売された Une place pour moi というアルバムに収録されています。
彼女の3枚めのアルバムです。
ジョイス・ジョナサンのほかの曲も訳しています。
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私、ジョイス・ジョナサンはわりと好きですが、日本ではあまり知られてないみたいですね。
日本ではアルバムが出ていないのでしょうか?
しっかりプロモーションしたら、日本でも人気が出るシンガーだと思います。
ゆっくりとした歌なので、歌詞をみながら歌って、発音の練習にもいいですね。
わたなべさん
こんにちは。penです。
そうですね。聞き取りの練習にもいいと思います。
記事がお役にたてばうれしいです。
それでは、今後ともよろしくお願いいたします。