エトワール凱旋門

フランスにまつわるあれこれ

凱旋門(がいせんもん)から見たパリ

エトワール凱旋門についてルポしている動画を紹介します。

タイトルは、Paris, depuis l’Arc de Triomphe(凱旋門から見たパリ)

凱旋門だけでなく、まわりを取り囲んでいる邸宅の内装の説明が多いです。

L’Arc de Triomphe

4分。フランス語の字幕を出せます。

トランスクリプション

La vue est imprenable sur les Champs-Élysées.

De loin, la butte Montmartre domine Paris.

– On est au cœur, on a une vue à 360 degrés, pas trop haute, c’est vraiment l’idéal quoi.

Pour l’instant c’est désert, ce n’est pas encore ouvert donc l’Arc nous appartient.

Les monuments de Paris semblent à portée de main.

L’arche et les tours de la Défense.

La Tour Eiffel comme un repère sur la carte.

C’est Napoléon qui commande l’Arc de Triomphe pour célébrer ses victoires.

L’étoile est aujourd’hui le plus grand carrefour de la capitale, aménagé au 19e siècle par le baron Haussmann.

L’architecte Hittorf réalise les 12 hôtels particuliers aux façades identiques qui entourent l’Arc de Triomphe.

Florent Richard est un architecte qui connaît bien la place.

– La définition de la ville moderne pour le baron Haussmann se constitue autour de focales – ici l’Arc de Triomphe – et de grandes places urbaines qui reprennent des codes, des codes anciens des places royales.

Mais ici on est sur une place carrefour.

C’est-à-dire que 12 avenues débouchent sur la place de l’Étoile et ces hôtels donnent une majesté et une homogénéité à l’ensemble.

Pour ne pas rivaliser avec l’Arc, les hôtels ont été limités à 21 mètres de hauteur.

Celui de Günzburg est le plus grand.

Comme tous les hôtels de la place, l’entrée se fait sur l’arrière, là où les propriétaires ont pu choisir les décors.

Florent Richard a travaillé à la restauration du site, qui accueille aujourd’hui différentes sociétés.

– Là on est dans un décor, un vrai décor.

Et donc on va donner l’impression de cette majesté dans un espace qui est très contraint, de moins de 5 mètres de profondeur alors que l’hôtel est absolument majestueux mais vraiment pour créer un lieu théâtral, un pur décor.

L’ornement est en stuc peint.

Marbre, bois : tout est faux.

Mais les trompe-l’oeil sont impressionnants.

On est dans une grande tradition de décor français, qui là est marqué du style Second Empire, mais dont le bruit montre bien qu’on est sur quelque chose qui est creux finalement.

Comme dans les grands hôtels particuliers, les salons d’apparat se déploient en enfilade.

Mais ici aussi, les architectes ont eu recours à des subterfuges pour agrandir les pièces.

Ce niveau de salon est assez contraint en hauteur même si les hauteurs sont majestueuses.

Mais les décorateurs vont travailler avec des plafonds qui donnent des ciels avec des échappées qui par le biais de fausses coupoles donnent aussi une impression de volume, par le biais des miroirs donnent une impression d’espace et permettent, finalement là encore, d’être dans un décor de théâtre où on est systématiquement projeté vers l’Arc de Triomphe, la focale permanente de tous ces hôtels.

Car le luxe suprême, c’est la vue.

Et voilà l’Arc de triomphe !

トランスクリプションの引用元⇒Ilini | The Arc de Triomphe as you've never seen it

凱旋門・和訳

すばらしいシャンゼリゼの景色です。

遠くにはモンマルトルの丘がパリを見下ろしているのが見えます。

街の真ん中です。360度見渡せます。高すぎないし、理想的です。

しばらくは、人けがありません。まだ開いていないので、凱旋門は私たちのものです。

パリの建造物に手が届くかのようです。デフェンス地区の尖頭やタワーが見えます。

エッフェル塔は、地図の上にある目印のようです。

凱旋門の建設を依頼したのはナポレオンで、自分の勝利を祝うためでした。

エトワールは、今日、パリで一番大きな交差点で、この道は、19世紀、オスマン男爵によって整備されました。

建築家のイトルフが作った、12の個人用の邸宅の、同じ正面(ファサード)が、凱旋門を取り囲んでいます。

フロラン・リシャールは、この広場をよく知る建築家です。

- オスマン男爵の定義する近代都市は、焦点と、ここではそれは凱旋門ですが、大きな都会的な広場のまわりに建設されたものです。

広場は、昔の王様の広場の規範を踏襲しています。

でも、ここでは、十字路の広場です。

つまり、エトワール広場につながる12の通りと、これらの邸宅が、威厳とまとまりを全体に与えています。

門の景観とけんかしないように、邸宅は高さ21メートルまでに制限されています。

グンズブールが一番大きいです。

ほかの邸宅と同じように、入り口は、建物の後ろにあり、所有者が好きな装飾を選べます。

フロラン・リシャールは、この場所の修復をしていて、その仕事は、いま、複数の会社が請け負っています。

- ここは、装飾されています。

この荘厳な感じは、ごく限られた場所にのみあって、(飾りは)5メートル未満の深さです。邸宅はとても荘厳ですが。舞台のような雰囲気を出した装飾です。

飾り物は、スタッコを使われています。大理石、木、すべてがフェイクです。

でも、だまし絵はとても見事です。

フランスの装飾の伝統にそっています。第2帝政様式を示していますが、(叩いて)音を出してみると、中は空洞だとわかります。

ほかの私用の邸宅と同様に、豪華な広間が続いています。

ですが、ここでも、建築家は、部屋を広く見せるテクニックを使っています。

この階の広間は、高さが限られています。高くて荘厳な建物でも。

装飾家が、天上を、すき間から展望が見える空にして、勾配のせいで、丸天井のように見せて、ボリュームを出しています。

鏡が広がりを感じさせ、ここでもまた劇場ふうの装飾にして、意図的にこれらの邸宅の永遠の中心である、凱旋門にむかって意識が向くように装飾されています。

最高の贅沢は、景観だからです。

ほら、凱旋門です。

単語メモ

vue imprenable  さえぎられることのない眺望

désert  人けのない、人通りの少ない

Défense  デファンス地区、パリ西郊の近代的オフィス街、都市計画のモデル地区

un carrefour  交差点

Haussmann  オスマン(1809-1891)、第2帝政下、セーヌ県のちじとしてパリの都市計画を遂行した。

Hittorff  イトルフ(1792-1867)フランスの建築家

une focale  焦点

une majesté  威厳、荘厳、壮麗

une homogénéité  統一、まとまり

un stuc  スタッコ、大理石を模倣した仕上げとするための塗壁材料

un trompe-l’œil  トロンプ・ルイユ、だまし絵。☆単複同形

d’apparat  式典用の、豪華な

se déployer  広がる、広げられる

une enfilade  一連、ひと続き

avoir recours à  ~に助けを求める、たよる、訴える

un subterfuge  策略、手くだ

une échappée  見通しのきくすき間、すき間越しの展望

une couple  丸天井

エトワール凱旋門について

凱旋門の凱旋は、戦争に勝って帰ることで、この勝利を記念し、帰ってきた軍隊を歓迎するために作られた門が凱旋門です。

古代ヨーロッパで、たくさん作られて、いろいろな凱旋門がありますが、きょう紹介したエトワール凱旋門がとくに有名で、凱旋門というと、この門を指すことが多いです。

エトワール凱旋門は、ド・ゴール広場(昔のエトワール広場)の中央に建っています。

この凱旋門は、1806年、アウステルリッツの戦いに勝ったナポレオン1世(1769-1821)が、戦勝を記念して、ジャン・シャルグラン(Jean Chalgrin)という人に設計させたものです。

モデルは古代ローマの凱旋門です。

落成されたのが、1836年7月29日なので、1821年になくなっているナポレオンは、この門を見ていません。

その代わり、世界中のたくさんの人が、この門を見ています。

先に門ができて、その後、ここを中心に道路を整備しました。

この門の下には、第一次世界大戦の無名戦士の墓や、その他、いろいろなことを祈念してプレートが埋め込まれています。

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久しぶりに建物に関する動画を紹介しました。

真ん中に門があって、そこが広場になっていて、そこから道路が12本出ていて、ダメ押しに、同じファサードをもつ邸宅が取り囲んでいる、美しくなるよう考えて作った街並みということですね。

昔はパリは、もっと路地裏が入り組んでいて、下水道もちゃんとしてなくて不潔な街だったと思いますが、オスマン知事がバリバリとパリを改造したので、いまのような観光都市になったのでしょう。






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