ピンクのバラの畑

フランスにまつわるあれこれ

香水の都、グラース(Grasse)ってどんなところ?

南フランスにあるグラース(Grasse)という街は、香水産業で有名です。

ロクシタンが作った、グラースの歴史を語っている短い動画を紹介します。



グラース:世界の香水の中心地 

Grasse, capitale mondiale du parfum

動画は1分43秒。フランス語の字幕がついています。

トランスクリプト

Grasse, ville de la Côte d’Azur est la capitale mondiale du parfum.

La ville a acquis au fil des siècles un savoir-faire unique conservé au Musée International de la parfumerie de Grasse.

L’activité de la parfumerie est née à Grasse ou XVIIème siècle, dans le cadre de la production de gants.

Le parfum sert à l’époque à masquer l’odeur du cuir pour satisfaire à la mode des gants parfumés.

À partir du XVIIIème siècle, l’activité de ganterie est peu à peu abandonnée au profit de la seule parfumerie.

Grasse bénéficie d’un microclimat doux et ensoleillé favorable à culture des fleurs.

Les champs de roses centifolia, de jasmin ou encore de tubéreuse se développent d’abord autour de la ville puis dans les villages voisins.

Au XIXème siècle, les grandes maisons de parfumerie créent des comptoirs partout dans le monde et importent des matières premières telles que le safran, le santal ou la vanille qui sont raffinés à Grasse.

Les parfumeur grassois développent de nouveaux procédés comme la distillation par injection de vapeur directe.

Cet esprit d’innovation se poursuit aujourd’hui au travers d’une importante activité de recherche et développement.

Mais c’est surtout une sensibilité unique acquise au fil des siècles qui fait l’excellence de la parfumerie grassoise.

香水の街・和訳

コートダジュール地方にある街、グラースは、世界の香水の中心地です。

この街は何世紀にも渡って、独自のノウハウをたくわえ、それらはグラース国際香水博物館に保存されています。

グラースで香水製造が始まったのは17世紀で、手袋製造の一環でした。

当時、香水は、革の臭いを消す役割を果たし、香水で香りをつけた手袋が流行しました。

18世紀から、除々に手袋の製造は縮小し、香水製造だけになっていきました。

グラースは、花の栽培に向いている温暖な微気候と日当たりのよさに恵まれています。

ローズセンティフォリア、ジャスミン、ゲッカコウの畑は、まずこの街の周囲にでき、その後、隣の街々に広がっていきました。

19世紀、香水の大会社が、世界のあちこちに支店を作り、グラースで精製された、サフラン、ビャクダン、バニラなどの原材料を輸入しました。

グラースの調香師は、直接蒸気を注入して蒸留するといった新しい製法を開発しました。

このイノベーションの精神は、研究開発を通して、現在も受け継がれています。

とりわけ、何世紀にも渡って獲得されてきたユニークな感性が、グラースの香水製造をすばらしいものにしています。

単語メモ

au fil de   ~につれて

parfumerie   香水製造

dans le cadre de   ~の枠内で、~の一環として

ganterie   手袋製造

au profit de   ~に役立つように,~のほうが有利になるように

microclimat   微気候(洞窟やオアシスなど狭い地域の地形、またはビルなどの建造物によって作られる、周囲の「大気候」とは異なる地域←Wikipediaの説明)

roses centifolia   センティフォリアローズ。バラの一種。

cent は100、folia は葉状のもの⇒花びらで、花びらがたくさんある様子から、つけられた名前

tubéreuse  ゲッカコウ(月下香)、チューべロース

comptoir  海外支店、出張所

matières premières  原料

santal  白檀(白檀)

raffiner  精製する

parfumeur  調香師

distillation  蒸留

se poursuivre  続けられる

au travers de  ~を通して、介して

recherche et développement  研究開発、R&D

sensibilité   感覚、感性



バラを手摘みしている動画など

グラースでは最初、革手袋を作っていたけれど、その手袋の臭いを消すために、そばにあった花で香水を作ってみたら、いつのまにか、そちらが主産業になった、ということですね。

昔は、春夏に、花畑に咲いているバラやミモザ、ジャスミンの花を、朝、人が手で摘んであつめ、精油を作っていました。

今はもっと工業化が進んでいます。

こちらは、昔ながらの製法でバラの香水を作っている家族経営の会社です。センティフォリアローズのバラの花を摘んでいます。

6分

景色がいいし、きっとバラのいい香りがしているし、1つや2つ摘むのは楽しいかもしれませんが、たくさん摘むのはしんどそうです。

1970年代以降、海外の資本のある会社が、昔ながらの家族経営の香水会社をたくさん買収し、結果的にグラースにさらなる発展をもたらしたと言えましょう。

グラースでは、合成香料もたくさん作っています。

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*****

春になってきたので、春らしい動画を紹介しました。

世の中が騒然としているなか、憩いのひとときを持っていただければ幸いです。






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