ラジオ講座、『百合のFranceウォッチング』第65課の受講メモです。
この回は、ピエールとジャンヌが久しぶりに登場。バカンス先のチュニジアでは天気に恵まれ、休暇を満喫したようです。
チュニジアの話から、きょうのポーズカフェのトピックはフランス語圏でした。
きょうのメニュー
それでは復習行ってみよう。
「時」を表す前置詞(句)
Nous avons eu la chance d’avoir beau temps pendant tout notre voyage.
幸いなことに、私たちは旅行中ずっと好天に恵まれました。
pendant ~の間 といった、時を表す前置詞のまとめでした。
3つだけ書いておきますね。
à partir de ~から
À partir de quelle heure ?
何時からですか?
C’est à partir d’aujourd’hui qu’augmentent les tarife du métro.
今日から地下鉄が値上がりする。
avant ~より前に
Il faut partir avant midi.
正午までに出発しなくちゃ。
*日本語の「~まで」に引っ張られて、うっかり jusqu’à (~まで) を使ってしまうミスが多いので注意。時間を表す jusqu’à は「~までずっとそうなんだ」、という意味です。
Il travaille jusqu’au matin.
彼は朝まで働く。
dès ~してからすぐに、早くも~に
Le boulanger est ouvert dàs six heures.
パン屋は6時にはもう開いている。
ポーズカフェ~フランス語圏
書き取り
チュニジアはフランス語が通じるので、フランス語圏の国と言っていいですよね?
Oui, le mot francophonie dans son premier sens signifie «ensemble constitué par les populations francophones.» La Tunisie est donc, bel et bien, un pays francophone.
Même si le français n’y est pas langue officielle, la connaissance du français y est très répondue et les enfants Tunisiens l’apprennent dès la troisième année de l’école primaire.
一口にフランス語圏と言っても、フランス語がどういう言語的地位にあるかさまざまですね。
Par exemple, le français est langue maternelle et langue officielle en France, à Monaco au Québec. Mais dans la République du Congo, il est langue officielle mais il n’est pas langue maternelle.
フランス語が公用語の国は?
La français est la langue officielle de 32 états réparti aux quatre coins du monde, dont la Suisse, le Luxemburg, des états d’Afrique de l’ouest comme le Cameroun ou la Côte-d’Ivoire, ou bien encore Madagascar, Haïti, et la Guyane etc.
要約
「フランス語(使用)圏」の意味は、「フランス語話者によって構成される集団」なので、チュニジアは間違いなくフランス語圏の国だ。
チュニジアではフランス語は公用語ではないが、広く知られ、子どもたちは小学校3年から学校でフランス語を学ぶ。
フランス、モナコ、ケベック州(カナダ)ではフランス語が母語、かつ公用語であるが、コンゴ共和国では、公用語だが、母語ではない。
フランス語が公用語の国は32あるとされ、スイス、ルクセンブルグ、カメルーンやコートジボワールなどの西アフリカ諸国、マダガスカル、ハイチ、ギアナなど世界中に広がっている。
単語メモ
francophonie フランス語圏
francophone フランス語を話す(人)
pays francophone フランス語を日常語とする国
bel et bien 本当に、全く
Il est bel et bien mort.
彼は本当に死んでしまった。
répartir 分配する、分散させる、行き渡らせる
関連動画~世界中に散らばるフランス語圏
世界のフランス語圏を紹介したビデオです。
フランス語圏が、フランスのすぐそば(スイスやベルギー)でない場合、それは、たいていフランスの旧植民地です。つまり負の遺産ですね。
以前、子ども新聞記事の和訳で、フランス語圏について書きましたので、参考にしてください⇒なぜフランス以外でフランス語が話されているのか?
チュニジアについては、きのうの記事を参照してください⇒L64 チュニジアとはどんな国?
★第50課以降の記事の目次はこちらです。
⇒『百合のFranceウォッチング』~目次 その3(L50~72)
フランス語=フランス(もっと言うと=パリ)と思いがちですが、世界のいろんなところにフランス語圏がありますね。
それでは次回のラジオ講座の記事をお楽しみに。
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