毎週届く、フランス語の教材「虎と小鳥のフランス日記」。バックナンバーも週に1本のペースで見ています。
きょうは29話を見ました。
この回は「クリスマスのプレゼント探し」
バックナンバーですので、季節がちょっとずれています。
エスパス・ジャポンのイベント
この回のエピソードが撮影されたのは2011年の12月で、場所はエスパス・ジャポンというパリにある日仏文化センターです。
ここでフランスで活躍している日本の14人のクリエイターが集まって、クリスマスのギフト向けの展示会を毎年行なっているのですが、そこにアントワーヌがインタビューに出向きました。
登場人物はアントワーヌとインタビューに答える日本人アーチスト(イラストレーター)のミチヨさんです。
私の思うこの回の見どころ
1.展示されているいろんな品々
2.基本的なインタビューのしかた
3.いかにインタビューに堂々と答えるか⇒笑顔がポイント
3つのキーフレーズ
今回のキーフレーズはすべてアントワーヌの質問からとられています。きょうは日本語字幕のビデオからキャプチャーしました。
シーン1
ミチヨ、今夜ここ「エスパス・ジャポン」では何が行われているのかおしえてくれませんか?(←何が起きているのですか?)
シーン2
なるほど。それで、あなたは何をしましたか? あなたは何を・・?
シーン3
何と言いましたか?
1. Dis-moi Michiyo, qu’est-ce qui se passe ce soir ici, à l’Espace Japon ?
2. D’accord. Et toi qu’est-ce que tu as fait ? Qu’est-ce que tu… ?
3. Comment ?
覚えておくと使えそうな単語と表現
キーフレーズの中からさらに厳選
今回出てきた表現はすべて、決まり文句で使いでがあるものばかりですが、特に短いものを選んでみました。
dis-moi ねえ、ちょっと → 相手の注意をうながす言い方。
発音はディ、モア
d’accord なるほど ダコー
d’accord は本当によく出てきます。単に「了解しました、わかりました」だけでなく、日本語の「あ、そう」「なるほど」「ふんふん、それで?」に近い感じで使えます。
comment コモ 何ですか?
言われたことが聞き取れなかったり、意味がわからなかったときに聞き返す表現。
ほかに
Quoi ? クワッ
Pardon ? パルドン
という言い方があります。
pardon → comment → quoi の順にぞんざいになります。特にQuoi ?はかなり雑な言い方だそうですので、TPOの判断に迷うときや、慣れないうちは、やたら使わない方がいいかもしれません。一番言いやすいですけど。
この回はそんなに会話は多くなかったのですが、日本人女性がインタビューに答えている点で大きな学びがありました。
ミチヨさんはフランス語のネイティブでないので、受け答えでごく細かいミスをしています。
しかしフランス語として問題なく通じています。
この点で先生のアドバイスが解説の冒頭にありました。それは「ミスを恐れず行動しろ」ということでした。
自分のフランス語の精度をあげる努力をするのは大事ですが、一方で間違いを恐れるあまり行動しないというのは問題です。
というのも、マスターしたいことを実際にやることなしに、それができるようになることはありえないからです。
考えてみればあたりまえのことですね。
たとえば料理でもスポーツでも楽器でも、できるようになるために何回も練習します。練習しているとき、当然のことながら何度も間違えます。
ところが語学の場合、なぜか人は完璧を求めがちです。
いわく、文法が完璧になったらやろう、とか、仏検2級に受かってからやろう、とか。
ゼロの知識でいきなりしゃべろうとか翻訳しようというのはもちろん無理ですが、ある程度基礎の勉強をやったなら、あとは使いながら自分のフランス語を磨いていきましょう。
以前も書いたと思うのですが、ミスをしたときがチャンス。
きょうの結論 ⇒ 転んでもただで起きない人になろう。
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