ネコのぬり絵

フランス語を読む練習

緑色の猫、その正体は?

最近また、過去記事も読めるようになった、子ども新聞、1jour1actuの12月20日の記事をご紹介します。

今月始めにネット上で話題になっていたブルガリアの緑色の猫の記事です。

ある日、普通の猫に混じって緑色の猫が現れたので、近所の人が驚きました。

こんな猫です。

いきなりこんなのが出てきたらそりゃあびっくりしますね。

この猫が緑色の理由はなんなのか?



Le mystère du chat vert 緑色の猫の謎

自分の目が信じられないでしょう?でも、この猫は確かに緑色の毛をしているのです。1jour1actuが説明します。

Dans les rues de Varna, en Bulgarie, des passants ont été bien étonnés de croiser un chat vert !

ブルガリアのヴァルナの街頭で、通行人は緑色の猫を見かけて驚愕しました。

最初は、これはたちの悪い冗談で、誰かがふざけて染めたのだと、この猫を哀れんでいました。

その後、この猫がよく緑色の塗料の缶の置いてあるガレージで寝ていることがわかりました。

そこで、この色はその塗料から来たものであり、猫がからだをなめているうちに、すっかり緑色になってしまったと人々は結論づけました。

謎は解明されたのです。

しかし、猫が自分でこんなに完璧に染めることはできないという人もいます。初めは誰かが無理やり染めたのではないかと言うのです。

緑色の猫、高速道路に現れた虎、最近、動物にまつわる奇妙な話がいくつかインターネットで出回っています。

いずれも風変わりな説明がついています。
聞いた話を鵜呑みにしないように気をつけて。

元記事 → Le mystère du chat vert – 1jour1actu.com – L’actualité à hauteur d’enfants !

高速道路に現れた虎の話⇒パリ郊外で目撃された虎は実は巨大な猫でした

もっと猫の記事を読む方はこちらからどうぞ⇒猫に関連する記事の目次~猫好きさんに捧ぐ

単語メモ

plaindre 哀れむ

plaisantin ふまじめな人、悪ふざけする人

se lécher 自分の体をなめる
faire sa toilette en se léchant
(猫などが)体をなめて毛づくろいする

se recouvrir 覆われる

percer (暗号を)解読する

teindre 染める

pelage 毛並み
牛馬の毛並みはrobe, 羊はtoison

à l’origine 当初は、そもそもは
À l’origine, c’était moi qui devais faire ce travail.
初めは私がその仕事をするはずだった。

donner lieu à qc 引き起こす

farfelu 風変わりな



緑色の猫、補足情報

近所の人の話によると、緑色は日に日に濃くなっていったそうです。
動画を見ると、もとは一緒にいる猫と同じような色だった雰囲気。

やはり猫が自分で染めてしまったのでしょうか?それにしては、染めムラもなく、全身きれいに染めていますね。

猫ってこんなに全身くまなく舐めるんですかね?よほどからだが柔らかいのでしょうね。それになめても大丈夫なんですかね、この塗料?

野良猫らしいので、外で活動しているのに、落ちないということはこの塗料、水溶性ではないということ?
お風呂に入れてあげればもとに戻る?

この猫たち、野良猫にしては栄養状態がよさそうだけど?

記事では「謎は解明された」とありますが、個人的には、さまざまな疑問がわいてきます。

インターネットでは犬より猫が人気。「なぜネットでは猫がこんなに愛されるのか」というトピックでしばしば記事を書かれています。

かわいいから、と書いてあるのですが、動物好きな人にとっては犬も同じようにかわいいですよね?

猫を飼っている人は内気な人、家の中で何かすることが好きな人が多いから、という理由も見たことがあります。

geek(ギーク:プログラミングやIT系のことが好きな人)はみんな猫を飼っているから、という説も。

私は、猫は、常に人の身近にいて、写真やビデオ撮影をしやすいからじゃないかと思います。それと、犬よりポーズが多彩で表情が豊かなところもポイント。

犬って四足でふつうに立っているか、舌をはあはあ出しながら走っているか、吠えているか、餌を食べているか、寝ているかぐらいしかポーズを思いつきません。

ところが猫は、飛んだりはねたり、転がったり、びよーんと伸びたり、毛づくろいしたり、いろいろな体勢を取りますよね。

これも体が柔らかいからできるのでしょう。来年も猫の人気は続きそうです。






masausaさんのカレンダーフランス語のことわざ65~日々は続くとも等しからず前のページ

フランス語の数字【第25回】31 – 40次のページ数字31-40

ピックアップ記事

  1. 2023年版、フランス語学習用カレンダーの紹介:テーマは「食」
  2. 『星の王子さま』~お役立ちリンク集

関連記事

  1. イケア

    フランス語を読む練習

    イケアの成功の秘密はフロアプランにある(前編)

    世界最大の家具の量販店、Ikeaのビジネスが成功している理由を説明して…

  2. 女性ドライバー

    フランス語を読む練習

    Uber(ウーバー)のドライバーの横顔。

    スイスのUberのドライバーが、自分の生活について語っている1分20秒…

  3. 老女

    フランス語を読む練習

    アルツハイマー病とは何か?~子供向けのやさしい説明

    アルツハイマー病について、子供向けにやさしいフランス語で、簡単に説明し…

  4. コーヒーを飲む女性

    フランス語を読む練習

    なぜコーヒーは体によくないのか?

    コーヒーは健康によくないことを端的に教えてくれる2分の動画を紹介します…

  5. パンドラの箱

    フランス語を読む練習

    パンドラの箱の意味とこの表現の由来。

    『パンドラの箱』は、ギリシャ神話が元になっている表現です。『パ…

  6. スマーフの学校

    フランス語を読む練習

    フランスで新学年開始~スケジュールの大きな変更

    楽しかった夏休みも終わり、新学期が始まりました。フランスは9月…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

スポンサーリンク



更新情報をメールで配信中

メールアドレスを記入して購読すれば、更新をメールで受信できます。

お問い合わせはこちらから

お問い合わせはこちらからどうぞ

封筒
⇒お問い合わせフォームへ


お気軽に^^

☆和文仏訳、仏文和訳の無償サービスは行っておりませんので、ご了承願います。

アーカイブ

PAGE TOP