ピンク・マルティーニ(Pink Martini)の『サンパティーク(Sympatique)』という曲をご紹介します。この曲は、ピンク・マルティーニのデビュー・アルバムのタイトルソングです。
大ヒットしたアルバムなので、ご存知の方も多いでしょう。サンパティークとは、サンパ(sympa) のもとの言葉で、「感じが良い、気持ちがいい」という意味の形容詞です。
この曲のPVはなぜかフランス語が学習できるように、歌詞に出てくる言葉や、ほかの単語の日本語の意味が英語と、スペイン語といっしょに出てきます。歌詞も全体的にやさしく、ゆっくり歌っているので、初心者の学習にも最適です。
ピンク・マルティーニはアメリカのグループです。
Sympathique 感じがいい の訳詞
Ma chambre a la forme d’une cage
Le soleil passe son bras par la fenêtre
Les chasseurs à ma porte
Comme les p’tits soldats
Qui veulent me prendre
私のお部屋は鳥かごの形
太陽の光が窓からさしこむ
ファンがドアのところにいるの
私をつかまえたがっている
小さな兵隊さんたちのように
☆Je ne veux pas travailler
Je ne veux pas déjeuner
Je veux seulement l’oublier
Et puis je fume
働きたくないわ
お昼もいらない
ただ彼を忘れたいだけ
そしてタバコを吸うの☆
ずっと前、愛の香りを知ったわ
バラが百万あってもこんなに甘い香りはしない
今は、周囲にあるたったひとつの花の匂いで
気分が悪くなるわ
☆~☆繰り返し
★こんなこと自慢にならないわ
私を殺したがっている暮らしなんて
感じがいいってすばらしいこと
でも、これまで決して気づいてなかった★
☆~☆ くりかえし
★~★ くりかえし
☆~☆ くりかえし
※歌詞はこちら⇒PINK MARTINI LYRICS – Sympathique
単語メモ
chasseur 狩人、漁師 ;追い求める人、収集家
embaumer 香気で満たす、かぐわしくする
L’odeur des lilas embaumait ma chambre. リラの香りが私の部屋に満ちていた。
entourage 取り囲むもの、囲い、縁飾り
歌の内容は、今ひとつ意味不明です。
Sympathique 歌詞付きの動画
いっしょに歌い方はこちらをどうぞ。
ピンク・マルティーニ Pink Martini
ピンク・マルティーニは1994年にアメリカのオレゴン州で、ジャズ・ピアニストのトマス・ローダーデールが作ったジャズグループ。クラシック、ラテン、ジャズ、ポップと幅広い音楽を演奏しています。
1997年にデビュー・アルバムのSympathiqueを自主レーベルで発表。このアルバムが世界的に売れて、一躍有名になりました。
いろいろな国の歌をその国の言語でカバーしています。
デビュー・アルバムでは美輪明宏の『黒蜥蜴の歌』を日本語で歌っています。
静止画です。
彼らは、日本の由紀さおりの「1969」というアルバムでコラボレーションしています。ボサノバなどもやっていますが、彼女の代表曲の『夜明けのスキャット』をどうぞ。
ピンク・マルティーニが日本語で歌っているズンドコ節をこちらの記事で紹介しています⇒理由も言わずに恋人をふってしまった妹
ディスコグラフィーなどはホームページでどうぞ⇒Pink Martini
Spotifyの会員だと、曲もすべて聞けます。
アルバム、Sympathique
由紀さおり『1969』いい曲が多いです^^
由紀さおりの『1969』は世界的にヒットしましたね。2011年の秋のオリコンアルバムチャートでベスト10に入りました。このとき、由紀さおりは63歳だったので、女性最年長記録だそうです。
いつも思うのですが、フランスやアメリカの歌手は息が長いのに、日本の歌手って、年をとると、一線を退く人が多いですね。そんな中での由紀さおりの活躍は、とてもうれしいものがあります。
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