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『屋根裏部屋のマリアたち』(3):映画の予告編

映画の予告編を使ってフランス語を学習しています。今回は『屋根裏部屋のマリアたち』の3回め、最終回です。

原題は Les femmes du 6ème étage



屋根裏部屋のマリアたち

きょうは1分10秒のあたりから

Les femmes du 6e étage 6階の女性たち 予告編スクリプトと和訳

Enfin, d’ordinaire, tu ne te soucies ni des uns ni des autres. Et puis là, tout à coup, tu te passionnes pour des… des bonnes espagnoles !

Bonjour, monsieur Joubert !
Ah. Bonjour.

Pour Jean-Louis, je ne suis jamais sortie de ma province. Lui, ce qu’il aime, c’est… C’est ce qui brille, c’est… C’est les Parisiennes, les élégantes.

Je me suis trompée . Vous n’êtes pas un patron comme les autres.

Mais je te dis que j’ai été dîner chez les Espagnoles du sixième étage !
Mais arrête de dire n’importe quoi ! Mais tu crois pas que je vois qu’il y a quelque chose qui se passe ?

Bonjour, Mesdames.

Comment ça, au sixième étage

Avec les bonnes espagnoles ?

Le patron doit rester chez les patrons.
C’est la première fois que j’ai une chambre à moi. Si vous saviez ce que je me sens libre.

あなた、ふつうは誰のことも気にかけないわ。それが突然、スペイン人のメイドのことにすごく一生懸命なのね。

こんにちは。ジュベールさん。
ああ、こんにちは。

ジャン=ルイにとってみれば、私はまだ田舎娘なのよ。彼が好きなのは、きらきらした…優雅なパリジェンヌなのよ。

私、間違ってました。あなたは、他の人みたいな、単なる雇い主とは違いますね。

6階で、スペイン人のメイドさんたちと食事をしたと言っただろ。
バカなこと言うのはやめてよ。何が起きているのか、私が知らないとでも思ってるの。

こんにちは、皆さん。

どうして、6階に?

スペイン人のメイドと?

雇い主は雇い主の部屋にいるべきですよ。

自分自身の部屋を持ったのは初めてだ。自由な気分なんだよ。

映画の概要については初回の記事をごらんください⇒予告編のフランス語:『屋根裏部屋のマリアたち』(1)

単語メモ

d’ordinaire 普通、いつもは、たいていは

se soucier de  ~を気にかける、心配する
Il se soucie peu d’être en retard. 彼は遅れることを少しも気にかけていない。

se passionner pour ~に夢中になる、熱をあげる

je ne suis jamais sortie de ma province 私は決して私の田舎を出ていなかった⇒いまだに田舎娘である

briller 輝く、きらきら光る
Tout ce qui brille n’est pas or.
光るもの必ずしも金ならず。

se tromper 間違える

Mais tu crois pas que je vois qu’il y a quelque chose qui se passe ?
直訳:あなたは、私が何かが起きていることを見ていると思わないのですか?⇒何が起きているのか、私が知らないとでも思ってるの?

Si vous saviez ce que je me sens libre. 
直訳:もしあなたたちが、私が自由な気分でいることをしってくれたなら⇒わかってくれるかな、今とっても自由な気分なんだ、という感じ。

このvous はスペイン人のメイドさんたちに向けて言っていると思います。

奥さんはパリジェンヌとの浮気を疑ったが、実は・・・

きょう訳したシーンは多少、説明がいるかもしれません。実は奥さん(シュザンヌ)は田舎の出なのです。だから、ちょっと田舎者のコンプレックスがあるようです。

そして、家政婦達とだんだん親しくなり、楽しそうなご主人を見て、浮気を疑います。この段階で、奥さんは、彼の顧客の1人の、派手な女性が相手だと思い込んでいます。

そこで夫を家から追い出します。行き場のなくなった彼は、6階にあがり、1人、自由を満喫、というシーンが予告編に出てきています。

ファブリス・ルキーニ Fabrice Luchini

主演のファブリス・ルキーニをご紹介します。1951年パリ生まれ、舞台や映画で活躍しています。名前からわかるように、イタリア移民の家に生まれました。

映画デビューは1969年。1970年代にロメール監督の作品によく出ています。その後、コンスタントに舞台や映画の仕事をしている人気俳優です。

カトリーヌ・ドヌーブの「幸せの雨傘」(Potiche)では、ドヌーブのご主人役をやっていました。ワンマンな雨傘工場の経営者ですが心臓発作で倒れます。

彼は、ふだんはメガネをかけているみたいです。シリアスからコメディまで演じる芸達者な人です。メガネをかけて主演している、Dans la maisonでは、シリアスな役です。

映画 «Dans la maison» 予告編のフランス語 その1 邦題『危険なプロット』



『屋根裏部屋のマリアたち』予告編、日本語字幕版

最後に日本語字幕付きの、予告編をご紹介します。
フランス語版より、長く、話の流れがよくわかります。

「納屋」ってふつう屋外にあるから、物置部屋のほうがいいような気がします。気のせいか、日本語の字幕だと、どんな映画も人情モノになっていってしまうような?

それでは次回の映画の記事をお楽しみに。






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