ジルベール・ベコーの「故郷の9月」の歌詞を訳しています。
ベコーが故郷、南仏の海辺の街の9月を歌っている曲です。
C´est en septembreの訳詞
きょうは2分から最後のところまで訳します。
歌詞がおもしろいのは前回訳したところで、きょうのところはまとめに入ってる感じです。
C´est en septembre
九月に起きること
Pays de mes jeunes années
Là où mon père est enterré
Mon école était chauffée
Au grand soleil
Au mois de mai, moi je m´en vais
Et je te laisse aux étrangers
Pour aller faire l´étranger moi-même
Sous d´autres ciels
僕が若いころすごした街
そこでは、父が眠っている
僕の学校は熱くなっていたものさ
太陽のせいで
5月に、僕はそこを立ち去る
そして、ふるさとをよそ者にまかせるのさ
僕自身もよそ者になる
どこか別の空の下で
でも、9月に、
生まれた場所に舞い戻れば
海辺は僕を覚えていてくれる
恋人のように腕を広げて出迎えてくれる
それは9月に起きること
僕が新年のお祝いをするのは
それは9月に起きること
僕がオリーブの樹の下で眠り込むのは
※歌詞はこちらを参考にしました。
⇒C'est En Septembre – Gilbert Bécaud – Lyrics of the song
その1はこちら
⇒歌と訳詞:故郷の九月~ジルベール・ベコー その1
単語メモ
enterrer ~を埋める;埋葬する
m’endors < s’endormir 眠り込む
行楽客が訪れ始める5月には生まれ故郷を去り、静かになった9月にまた戻るのですね。
夏のあいだは、自分のふるさとをツーリストに明け渡しているような感じになるのでしょうか。
セプテンバー・モーン~ニール・ダイアモンド
さて、この曲はベコーがニール・ダイアモンドと作ったものです。ニール・ダイアモンドも英語で歌っていますが、こちらはラブソングです。
1980年に発売されています。
アダルトオリエンテッドロックという感じ?
実は私はあんまりこの路線は好きではないのですが、好きな方は大好きでしょう。秋の夜長にグラス傾けてしんみり聴くのによさげです。
ついでに、歌詞をざっと訳してみました。
“September Morn”
9月の夜明け
もう少しここにいて
ここにいて、僕に君の姿を見つめさせて
ずいぶん久しぶりだね。見違えたよ
ドアのところにそうやって立っている姿は
もう少しここにいて
ただ話をしたいだけなんだ
僕たち、この世界を半周したね
お互いをまた見つけるのに
☆9月の夜明け
僕たちは夜まで踊り続けた
まっさらな日を迎えた
ロマンチックな劇を演じる
2人の恋人のように
9月の朝
僕はまだそう感じている☆
君のしたことを見てごらん
ああ、もうすっかり大人の女性だ
きみの泣いている声がまだ聞こえるんだ
部屋のかたすみで
2人はずいぶん離れてしまったね
前の場所からはずいんぶん遠くに
でも、昔はどうだったか
忘れるほどは遠くはないな
9月の夜明け
覚えているかい
どんなふうに夜どおし踊っていたか
ロマンチックな劇を演じる
2人の恋人のように
9月の朝
僕はいまだにそう感じるよ
☆~☆くりかえしX2
※歌詞はこちらを参照しました。
⇒NEIL DIAMOND LYRICS – September Morn
「はいはい、ずっと踊っていてください」と言いたくなります。
ところで、ニール・ダイアモンド(Neil Diamond)って本名なんですよね。苗字が宝石ってどんなふうに感じるのでしょうか?たとえば「猫目石ぺん」みたいな感じ?
想像つきません。
フランスもそうですが、アメリカやイギリスも9月に新学年が始まります。夏の終わりでもありますし、ほかにも「9月」がテーマの曲がたくさんありますね。
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