ガトーバスク

フランスのお菓子

ガトーバスクの作り方:フランスのお菓子36

バスク地方の郷土のお菓子、ガトーバスクの(gâteau basque)のレシピを紹介します。ガトーバスクは、「バスクのケーキ」という意味です。



バスク地方ってどこ?

バスク地方はフランスの南西部で、スペインに隣接しています。もっと厳密に言うと、ピレネー山脈の西から、カンタブリカ山脈の東部に及ぶ地方がバスク地方で、スペインとフランスにまたがっています。スペイン語ではバスコ(Vasco)と呼ばれます。

フランスのバスク地方は、北バスク地方と言ったりします。

ビスケー湾に面していて、風光明媚なところです。

バスク地方には独特の言語(バスク語)と文化があります。

こちらはバスク地方の構成を説明している1分半の動画です(英語)

フランスのバスク地方は面積としては小さいですね。同じバスク地方でも、この3つは微妙に文化が違うそうです。

ガトーバスクの作り方

練り込みパイでクリーム(マロンクリームやカスタードクリーム)をはさんだ、素朴なお菓子です。

材料

300g de farine 小麦粉
1 œuf entier 全卵
3 jaunes d’œufs 黄身
200g de beurre バター、室温に戻す
180g de sucre en poudre 砂糖
1 c à c de levure ベーキングパウダー 小さじ1 
1 zeste de citron レモンゼスト
Crème pâtissière カスタードクリーム 350グラム
Sel 塩
上に塗る溶き卵

☆カスタードクリームは先に作っておきます。

こちらでカスタードクリームの作り方を書いています⇒サン・トロペ名物、タルト・トロペジエンヌのレシピと作り方

☆適当なところで、オーブンのスイッチを入れ、170度Cに予熱します。

作り方

1.ボールに、小麦粉、砂糖、塩ひとつまみ、ベーキングパウダーを入れ、へらで混ぜる。

2.そこへ全卵、黄身3個を入れ、バターも入れて、へらでざっっくり全体を混ぜてから、指で、生地がまとまるまですり合わせる。

3.生地を2つに分けて、ベーキングペーパーの上にそれぞれをのせ、円盤状に形を整えてから、上にベーキングペーパーをかぶせて、その上から綿棒で6~8ミリの厚さに伸ばす。

4.伸ばした生地を1時間冷蔵庫に入れて冷やす。

5.生地の片方を型に敷き詰める(動画では、耐熱ガラスの型を使っていて、最初にバターを塗ってあります)。

6.その上にカスタードクリームを入れ、平にならし、その上で、レモンの皮を削って散らす。

7.はしっこのはみだしている生地は中に折り曲げ、溶き卵を塗る(のりの役割)。その上から、もう一方の生地をかぶせる。

8.その上に溶き卵をぬる(照りを出すため)。最後にフォークで模様をつける。ナイフで穴を何箇所かあけ、170度Cで45分ほど焼いたらできあがり。

☆郷土のお菓子なので、ラフに作ったほうが雰囲気が出ます。

さくらんぼのガトーバスクの作り方

フィリングにさくらんぼを使ったガトーバスクです。バスク地方は、ブラックチェリーの産地なので、もともとは、さくらんぼのジャムを詰めていたそうです。

材料

300g de farine 小麦粉
1 œuf entier 全卵
3 jaunes d’œufs 黄身
200g de beurre バター
180g de sucre en poudre 砂糖
1 c à c de levure ベーキングパウダー 小さじ1
250g de griottes さくらんぼ(グリオット)
Sel 塩
上に塗る溶き卵

作り方

生地の作り方や焼き時間や温度は最初に紹介したガトーバスクと同じです。

このレシピでは、セルクルを使って生地を敷いています。グリオットは種をとって、そのまま投入しているようです。

自分で作る時は、缶詰や瓶詰めのグリオットを使うとよいでしょう。

こちらは値段も手頃です。といっても600円しますが。

チョコレートや冷蔵庫にあるジャムを使ってもよいです。



伝統的なガトーバスクの作り方

最後に、ガトーバスクが古くから作られていると言われるCambo-Les-Bain(カンボ・レ・バン)という村でパティシエが作っているガトーバスクを紹介します。

5分44秒

新鮮なミルクを使ってカスタードクリームを作っているからきっとおいしいでしょう。

バスク地方や山も海もあるので、豊かな食文化を誇っています。

バスク地方はスペインと陸続きなので、かつては、ここが、スペインから入ってきたチョコレートの玄関口でした。

特にバイヨンヌという街は、古くからチョコレート産業がさかんです。

昔、バイヨンヌのチョコレートについて記事に書いたことがあります⇒第33話 夕方のモントルグイユ通り「虎と小鳥のフランス日記」

また、作曲家のラベルはバスク地方出身です⇒モーリス・ラヴェルの生涯

景色がよく、海の幸も山の幸もあり、チョコレートやお菓子もおいしいのがバスク地方と言えましょう。






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