フランス語脳プロジェクト」の翻訳講座で食玩に近い世界の本を読んでいます。
先日第一回目の授業を視聴しました。
それを聞いたあとでお菓子の雲の作り方で腑に落ちないところがありました。
お菓子で雲を再現するには?
課題の文に
Nous avons aussi réalisé ensemble les nugaes en bonbons. Les supports sur lesquels nous avons travaillé ont été faits sur mesure par la société Bonbons Gourmands.
Il vous suffit d’indiquer la forme, les dimensions ainsi que les bonbons souhaités pour décorer et c’est à vous de jouer en utilisant des pics en bois.
という箇所がありました。
私たちはまたお菓子(bonbons)で雲のかたまりをつくりました。私たちが雲を作った土台はボンボングルマン社に特注しました。
形と寸法と、飾りにつかうお菓子を言うだけで、あとは自分たちでお菓子をつまようじでさせばいいのです。
だいたいこんな意味です。
で、このお菓子の雲の土台が気になりました。説明聞いてもじっさいどうやって作るのかピンとこなかったんです。
写真を見ると、左側の雲はマシュマロをくっつけてるようにみえるし、右側のは飴(本文によるとこれはマカロン))を6つ集めて、上から青いシロップをかけたのを棒にさしてるように見えます。
そこで、このボンボングルマン社のサイトで土台(support)をチェックしてみました。
こちら⇒Support pour gâteau de bonbons
はじめからピックがくっついているプラスチックの土台です。どうやらこのようなピックにお菓子をぶすぶすさして、雲を作ったと思われます。
同様の土台を使ってキャンディーのケーキを作っているビデオをYouTubeで見つけました。
2分6秒
実は以前雑誌か何かで、こういったお菓子で細工したケーキを見て、みんなひとつひとつ、アイシング(粉砂糖と白身をまぜて作ったひきのあるクリーム)でくっつけているのだろうか、なんとめんどうな、と思っていたのです。
でもこうやってさすだけなら簡単だし、安定しますね。
Les Sweet Tablesの写真の左側の白い雲のなかに青い雲があるのは、こういった土台にさしていったのでしょうね。
お菓子はやはりやわらかいマシュマロではないでしょうか?
右の雲のかたまりはマカロンだと書いてあったのですが、マカロンに直接棒をぶすっとやると割れると思うんですが・・・
ボンボンの歴史もちらりとチェック
さて、ボンボン・グルマン社のサイトで、ボンボンの歴史というページを見たら、
La France est la reine des bonbons. Elle en compte environ six cents variétés
フランスはボンボン王国。およそ600種類のボンボンがあります。
とありました。
最初のボンボンは12世紀に生まれたそうです。19世紀に工場で生産するようになってますます数が増えたとのこと。
ボンボンといっても日本語でいう、キャンディーや飴だけでなく、マシュマロ、堅いゼリー、キャラメルなど、砂糖から作るいろんなお菓子さしています。
それにしてもこの会社のサイトにあるキャンディで作った車、人形、ケーキなどどれもまったくおいしそうに見えません。
色がどぎついし、形も今ひとつ可愛くないです。
やっぱり見慣れてないからでしょうか?
ここ数年、フランスで日本のお弁当がはやっており、キャラ弁のようなものを作る方もいます。
しかし、その色使いがなんとも不思議です。
ご飯を青く染めていたりとか・・・
※Bento (弁当)はプチ・ロベールというフランス語の辞書にのっているにのせたお弁当の写真を参照してください。
でもこういう伝統があるのなら、青いご飯でキャラ弁を作るのもわかる気がします。
お菓子の色やデザインも文化によって大きく違いますね。
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