今週の「虎と小鳥のフランス日記」はパリ郊外のソー公園が舞台でした。
この公園はお花見のメッカです。
最初の収録では、桜はまだ咲いておらず、アントワーヌは«hanami sans les hana»(花のないお花見)と言っておりました。
ビデオの後半ではその2週間後に咲いた桜の花の様子がおさめられていました。
3つのキーフレーズ
では、まずいつものように3つのキーフレーズをご紹介します。
すべて、アントワーヌが虎と小鳥のフランス日記のスタッフの健とティファニーにインタビューしている言葉です。
健とティファニーはフランス語脳プロジェクトという教材の制作スタッフです。
健は「虎と小鳥のフランス日記」の字幕や、スクリプトの翻訳をアントワーヌと一緒に作っています。
そしてティファニーはスカイプを使った会話講座の講師です。
シーン1
それで、お花見をしにここに来るのは初めてじゃないんですね?
Et euh…donc c’est pas la première fois que vous venez ici pour faire ehu, hanami?
シーン2
それで、ケン、君にとってフランスでのお花見とは何ですか?
Et pour toi Ken, qu’est-ce que ça représente faire un hanami ici en France ?
シーン3
フランスに来る前は、フランス人もお花見をするって知ってた?
Mais avant de venir en France tu savais que les Français faisaient des hanami ?
覚えておくと使えそうな表現
きょうは一番最初の疑問文をとりあげます。
C’est pas la première fois que vous venez ici ?
ここに来るのは初めてではないんですよね?
この文はいわゆる否定疑問文です。
日本語なら、こうした疑問文に答えるとき、
はい、初めてじゃないです。
いいえ、初めてです。
というふうに答えますが、フランス語の場合、英語と同じで、
答える時の文が否定文だったら、最初にNonとつけます。
つまり、
Non, c’est pas la première fois.
はい、はじめてじゃないです。
あるいは
Si, c’est la première fois.
いいえ、はじめてです。
となります。
とっさに言おうするとけっこう間違えやすいところです。
きょうの豆知識:お花見をフランス語で何と言う?
鯉のぼりのディスプレイフランス風
お花見をする : faire un hanami
ビデオで話している3人は1人は日本人、後の2人は日本通のフランス人なので花見=hanamiという単語を使っていました。
でも、一般のフランス人に話すときは
admirer les fleurs de cerisiers
ぐらいがいいと思います。
以前Les petits citoyensというこども新聞に、「花見」の説明をしている文がありました。以下に引用します。
Tous les ans, au début du printemps, au Japon on fête le « hanami » qui veut dire « regarder les fleurs » !
Pour cette fête, très importante pour eux, les japonais vont pique-niquer dans les parcs des villes sous les cerisiers en fleurs.
À Washington, les Américains célèbrent aussi la fête des cerisiers en fleurs car pour ces deux pays, la fleur de cerisier est la plus belle sur terre !
ざっと和訳してみると
毎年、春の始め、日本では「花見」をします。これは「花を見る」という意味です。
この行事は、日本人にとってとても大事で、街の公園の花の咲いた桜の木の下で、ピクニックをします。
ワシントンでは、アメリカン人も花見をします。というのも、アメリカや日本にとって、桜の花は地上で最も美しいからです。
最後のほうの見解は、そうなんだろうか、と思ってしまいますが、日本人がお花見が好きなのは確かな事実ですね。
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